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2013年05月09日13:06

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ジャン・ジオノの短編・木を植えた男は、フィクションだったが。

30年間黙々と“木を植えた男”、今では広大な森林に多くの動物の姿。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=2421647


 当初、ノンフィクションとして差し出されたジャン・ジオノの短編・木を植えた男。作品は素晴らしかったが、ほんとうはフィクションだった。
 しかしながら、「実話」として喧伝され、いまでも「実話」だと信じている人々が少なくない。で、騙されたのは、この手の美談がすきなエコロジスト達(爆笑

以下に紹介するアニメの秀作・木を植えた男の作者・フレデリック・バックも騙された一人。
しかしながら、仕上がった作品は、文句なしに素晴らしいものです。どうぞ、鑑賞あれ。










 で、この手の話は、丸呑みに信じるのは難しい。はたして、どこまで真実なのかしりたいところだ。



-----リンク元記事:ナリナリドットコム - 2013年05月09日
◯30年間黙々と“木を植えた男”、今では広大な森林に多くの動物の姿。

1979年、インド北部を流れる大河ブラマプトラ川の氾濫で、北東部に位置するアッサム州では大きな被害が出た。当時16歳だったある男性は、水が退いた後に暑さで死んだ生物が至るところで見つかる状況に気が付き、深く悲しんだという。そして木を植える必要性を感じた男性は、周辺住民の要望で伐採が進んでいた場所に、再び植林しようと決意。30年以上の活動を続け、今では約550ヘクタールもの広さを持つ森林が彼の手によって生み出され、多くの動物が棲息するようになったそうだ。

英紙メトロやインド紙タイムズ・オブ・インディアなどによると、植林活動を続けてきたのは、アッサム州ジョルハートに住むジャダヴ・パイェンさん。当時の洪水の後、干からびたヘビなど暑さで多くの生物が命を落としている状況を目の当たりにした彼は、人間の森林伐採がもたらした“虐殺”だと、泣いて悲しんだという。辺りには、動物たちが陽の光を遮るための木が全くない環境だったそうで、植林をしようと考えた16歳の彼は、すぐに行動を起こした。

そのために学校を辞めて家も出たパイェンさんは、ジョルハートから北へ川を渡った砂地に移住。そして周辺に木を植えようと許可を得るため、州の森林管理局に相談した。当初は「そんな場所では何も育たない」と興味なさげに対応したという職員も、彼の熱意に「竹を植えてみたらどうか」とアドバイス。そこでパイェンさんは、手始めに竹を植え始め、懸命に世話を始めた。

時には土の性質を変えるべく、噛まれながら大量の赤アリを運んだりもしたというパイェンさん。その甲斐あって、数年後に砂地は竹やぶへと光景を一変させた。その後も「誰も興味を持ってくれなくて、助けてくれる人もいなかった」ために、1人で黙々と植林作業を継続。かつて砂地で目立った生物もいなかった場所は森となり、いつしかハゲワシや渡り鳥も訪れ、さらにはシカや牛、サイやベンガルトラまで現れるようになった。

そして彼が作った森は、現在1,360エーカー(約550ヘクタール、東京ドーム約118個分の広さ)までに拡大したが、かつてアドバイスを送ったはずの森林管理局は、2008年になって初めて彼の努力の結果を知ったそう。政府の援助を受けながら、200ヘクタールの植林事業を行うための研究を2011年からやっと始めた州当局は、ずっと以前より、30年も1人で続けてきた彼の功績に「驚いた」と言い、「他の国だったら、彼はヒーローになっていただろう」と絶賛。地元でも森林や野生生物保護の動きが活発になってきたそうで、ようやく時代が彼に追い付いたようだ。
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---木を植えた男:ジャン・ジオノ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E3%82%92%E6%A4%8D%E3%81%88%E3%81%9F%E7%94%B7

『木を植えた男』(きをうえたおとこ、フランス語:L'Homme qui plantait des arbres)は、フランスの作家ジャン・ジオノの短編小説である。1953年発表。
主人公である「私」が、人知れず荒野で植樹を続ける男エルゼアール・ブフィエ(Elzéard Bouffier)と出会い、男の活動により森が再生していく様子を回想として記すという形式をとる。しばしばノンフィクションであると誤解されるが、完全なフィクションである。

〜〜〜
しばしばこの作品は、読者に事実を元にしたものだと思い込ませるが、前述のとおりフィクションであり、ブフィエのモデルとなった実在の人物といったものも存在しない[※ 2]。ブフィエが亡くなったとされるバノン(フランス語版)にはブフィエの死亡記録はない。作中終盤で森が再生したとされているヴェルゴンという村には森はなく、そもそもヴェルゴン自体は実在するものの作品の舞台となる高地からは数十キロメートルも離れたところにある小村であり、作中に登場する同名の村は名前を借りただけだと推測されている[1]。
1957年には、ブフィエの話に感動したあるイギリス人女性から詳しい背景を知りたいと問い合わせを受けたオート=プロヴァンスの営林署の職員から、ブフィエについて問われた[※ 3]ジオノは、『木を植えた男』は「幻滅させてしまい申し訳ないが」フィクションであると手紙で返答している。この手紙では、物語の狙いは「読者に“木を植えること”を好きになってもらうこと」であったと語り、ブフィエによってこの狙いは成功したとしている。また「この物語は自分に1サンチーム[※ 4]の利益をもたらしていないが、そのおかげで目的を達成できた」とも記している[2][8]。
その後もジオノのもとには、ブフィエの写真を送ってほしいという出版社や、ブフィエの森に最寄りの駅はどこかと尋ねる読者からの手紙などが何度も届いた[8]。
『木を植える男』のアニメーションを監督したフレデリック・バックも、ブフィエが実在しないことを、アニメ制作途中まで知らなかった(後述)。また日本のアニメーション監督で、『木を植える男を読む』の著者でもある高畑勲も実在しないことを知らなかったひとりで、1988年にバックと対談したときは『木を植える人』をまだ事実だと思い込んでいたため、そのことについて話題に出すこともなかった。後に虚構と知って、呆然となったという[9]。
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