中国の動き（核攻撃排除せず、核心的利益・他

　２３日産経。中国の国防白書で、従来はあった「核先制不使用」の記述が、今回は削除されている。

→　２日くらい前に、中国外務省の軍縮局長が「日本には核を決して使わない」と言ったことが報じられたけど。軍部は別、と。中国では外務省より軍の方が格上だし、こちらの方が本音でしょう。




　２４日産経。複数の日中関係筋によると、1/30の中国軍艦による射撃レーダー照射は、中国共産党の指示によるものだったことが分かった。「砲身を向けての威嚇」も中央軍事委が指示し、党中央は許可していた。

→　戦争に繋がりかねない極めて危険な行為。記事が本当なら、中国共産党中央は軍を制御出来ていないのか、それとも軍事常識に欠けるのか。あるいは、ヤクザが一般人を脅したり同業同士で威嚇する際、キレてアブナイ輩を"演じる"ことがあるけれど、それと同じなのか？




　２５日産経。新華社の伝えるところによると、中国海軍副参謀長が新たな空母建造を表明。




　２６日朝日夕刊。５月３日にインドで開催予定だった日中韓財務相・中央銀行総裁会議が見送りになった。議長国の中国が日本側に伝えた。

　菅官房長官は、靖国は「外交問題になっているとは思っていない」と会見で述べた。

→　安倍内閣は、中韓の怒りのアッピールを徹底的にスルーするつもりらしい。

　これ、10年前までならそれでも良かった。でも今は、中韓を分断しなくてはならない時期だし、北朝鮮問題で中国に対応して貰わなくてはならない時期だし。今、この戦術でやるのは間違いだと思う。逆に言えば、なぜ昔のウチにやっておかなかったのか。




　２６日夜のニュース。中国外務省の副報道局長は会見で、尖閣諸島について、中国として初めて「中国の核心的利益だ」と明言した。

→　これも露骨に靖国の影響。これで互いに引けなくなった。中国が以前から言いたくて仕方なかったところ、日本が口実を与えてしまった。安倍外交の失敗。


　２８日日経web。中国外務省副報道局長が尖閣を「核心的利益」と言ったが。同省はウェブ上の記者会見録に実際とは異なる発言を掲載し、前日の発言を事実上修正した。

→　中国の指導部にブレが見えるのか、それとも対日けんせいか。中国国民がどう受け取ったか？どう国内で報じられたか？がポイント。