mixiユーザー(id:2129235)

2013年04月09日07:00

1 view

サッチャー元首相が死去

 8日夜のニュース。アルツハイマーを患っておられると伝えられていたサッチャー元首相が死去。享年87。

→ 「強権的だ」「格差社会を招いた」と、彼女を嫌う人も多いんだけど。それだけで嫌ったら、ちょっと彼女が可哀想(非クリスチャンなど少数者云々の論点が別にあるけど)。

 だって、英国が激しい格差社会になったのは、製造業分野で後発国に追いつかれ追い抜かれたから。あのまま経済二流国になるか?それとも、格差は広がっても経済一流国のままであり続けるか?の選択を迫られていた当時の英国、サッチャーは後者を選んだ、というだけ。座して死を待つより、何かしよう、と。経済二流国になっても、早晩格差は広がるしね。

 経済二流国になれば、みんな仲良く貧しくなり、結果、英国が世界に誇っていた(最近、財源不足などで綻びが見えるけど)医療制度なども崩壊してしまうし。どういう選択が良かったか?は、難しいところ。当時は、衰退しつつある大国が見習うべき経済・社会モデルも無かったし。

 実際、日本も今、当時の英国と同じような難題に直面している(後発国に、製造業分野で追いつかれ追い抜かれつつある)ワケで。このまま経済二流国になり福祉も崩壊するにまかせ、防衛費削減で自衛力も崩壊し領土も中国などに切り取られる道を選ぶか、それとも格差は広がっても経済一流国であり続ける道を選ぶか、はたまた第三の道を切り開くか。

 当時のサッチャーの苦悩は、現在の日本の苦悩でもある。合掌。
0 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する