31日東京。週刊朝日が連載している「原子力ムラ『機密ファイル』」が、ムラの裏工作を明らかにしており、面白い。取材は、中止された橋下についての連載で佐野氏の取材スタッフだった今西氏ら。
→ 名誉挽回のため?頑張ってはるよねぇ。週刊誌らしい良い連載。
2日産経・毎日・読売。東電、社内カンパニー制度を開始。燃料・火力部門、送配電部門、小売り部門の3カンパニーを新設。
→ 将来の発送電分離に上手くつながりますように。
2日各紙夕刊。閣議で、電力システム改革方針が決定された。
2015年を メドに地域間の電力融通機関を設置。
16年を メドに電力小売り参入を自由化。
18〜20年をメドに発送電分離と料金自由化実現「を目指す」。
というスケジュール。なお発送電分離法案は、2015年通常国会に提出する「ことを目指す」。なお、「」内が自民党内電力族の圧力で入れられた文言。
→ 圧力で入れられた文言を見る限り、参院選後、骨抜きにされそうな強い予感、というか悪寒がするよね。
3日東京。規制庁ナンバー3の審議官だった当時、電力会社に資料を漏らして更迭された名雪氏、山形大に教授で出向。同大の学長は、同じ原子力ムラで科学技術庁出身かつ元文科次官の結城氏。
→ ムラ社会の、"麗しき"同胞愛?
3日毎日夕刊・読売夕刊。原子力規制委は原発40年ルールの例外、最長20年延長を認める要件を公表した。圧力容器などの重要機器の点検範囲を従来より拡大した「特別点検」をクリアし、かつ延長期間中、新安全基準を満たし続けられると判断される場合、とする。
3日東京夕刊。ドイツの2012年電力輸出超過が、前年の4倍となった。発電比率は再生可能エネルギーが22%、原発が16%。
4日朝日。福島第一原発周辺の除染現場で働いていた作業員、国からの除染手当不払いについて雇用主が口止めしてきたのを、拒否したため解雇されたとして、労基署に申告。
→ 色々論点はあるけれど、不払いは手当の趣旨を没却する行為。作業員の申告が認められますように。
6日福島第一原発3号機、配電盤のネズミ対策工事でミスがあったためか?停電し3時間冷却が停止。
→ 綱渡り。
6日朝日。安倍首相、福島第二原発について問われ「再稼働は容易でない」「最終的な判断は東電が行う」とし、廃炉について明言は避けた。
→ 数年経ったら再稼働していそうな...
6日各紙夕刊。東電は、福島第一原発地下貯水槽から汚染水が最大で約120トン(含まれる放射性物質で約7100億Bq)が漏れたと発表した。セシウムは除去済みだが他の各種(ストロンチウムなど)が残っている。3重にしてあった防水用シートが破れるなどしていると観られる。東電は、海に流出する可能性は低いとしている。
7日毎日・産経・読売。福島第一原発地下貯水槽からの漏れ、別の貯水槽に移すのに3日かかるため、今後も21〜最大47トン漏れると予想される。
さらに同日各紙webによると。別の地下貯水槽からも若干の漏れが発見された。
→ 綱渡りがさらに続く。タンク不足、深刻。
ただ、海に流出する可能性が低い、なんて楽観的な見通しはまったくアテにならない。だからぁ、バウンダリ・プレスを作れとあれほど...
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