雪が降りました。

社会保険労務士、行政書士のぴろろです。

あれだけ大騒ぎしていたのに、
さほど雪は降りませんでしたし、積もりませんでした。

昨日から、
都内へ向かう電車の運休や、間引き運転が報道されていましたが、
なんか、騒ぎが大きかっただけ見たいです。

ところで、わたし、「間引き運転」という表現が嫌いです
なぜ？
「間引き」＝「子殺し」を連想してしまうからです。

江戸時代まで、
子殺しというのは珍しいことではなかったそうです。
貧困のせいや、生活水準の維持のため、また、中絶より母体への負担が少ないため、
等、いろいろ理由があったそうです。

ちなみに、
刑法を学んだ人にとっては有名な話、刑法２００条の話ですが、
旧刑法では、子が親を殺すと、尊属殺人罪が適用され、通常よりも重い無期懲役から、死刑が課せられたそうです。
逆に、親が子供を死なせてしまった場合、ほとんどの場合に殺人罪ではなく、傷害致死罪が適用されたそうです。


この、尊属殺人の条文はつい最近まで存在していました。
１９９４年、日本政府が「子どもの権利条約」を批准し、翌年の１９９５年の刑法改正で、尊属殺人の条文は削除されたそうです。
私が、大学に入り刑法を学んだのが１９９６年なので、
当時の教授は尊属殺人の条文が削除されたことを言っていました。

ということで、
まとまりは無くなりましたが、「間引き運転」ではなく、「本数を減らした運転」とか、「間隔をあけた運転」と言ってもらいたいです。