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2013年01月23日19:20

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大蛇峰

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1月23日

八ヶ岳に一人で登っている夢を見た。
途中で会った女性が、歩くのが速いですねと言った。
稜線に出たところで時計を見ると、午後の3時47分だった。
朝家を出ても電車とバスでここまで来られるんだ。
うちから一泊で八ヶ岳に登れるんだ!!!

「おい、もう朝だよ。」
えっ!?
時計を見ると5時過ぎだ。
そうか、今日は大蛇峰に行くんだっけ・・・
う〜〜〜ん、できたらこのまま八ヶ岳を縦走したかった・・・涙

今年は巳年。
熊野市には大蛇峰という山がある。
標高は687mと低いが、とても展望がいいらしい。
烏帽子岳に縦走して周遊するコースは4時間くらいだ。
五郎を連れての登山にちょうど良さそうだ。

国道42号線の船岩というバス停のところの広い駐車場に車を止めて歩き出す。
国道を3分ほど下ると登山口があった。

初めは植林帯だが、次第に自然林も出てくる。
けっこう急な登りだ。
五郎は相変わらず元気がいい。

1時間半で大蛇峰に着いた。
思わず声を上げたくなるような展望が広がっていた。
左手には熊野灘が広がる。
七里御浜の海岸線がきれいだ。
その右には那智の烏帽子山を中心とした南紀の低い山並みが幾重にも見える。
さらにその右には大峰南部の山が釈迦ヶ岳まで続いている。

今年は巳年ということで人気があるようで、新しい山名板がいくつも掛けられていた。
そして、展望が良くなるように、伐採もされていた。

のんびりするのにいいところだが、ちょっと雲が広がってきた。
少し戻ってから烏帽子岳への縦走路を歩く。
気持ちのいい道だ。
と思ったら・・・

前を歩いていた五郎の姿が見えなくなり、右下の方で「キャンキャン!!」と声がした。
「五郎!!五郎!!」と何度も呼ぶが声はしない。
しばらく様子を見たが、戻ってこない。
「まさか崖から落ちたんじゃないだろうか。」
相方が少し降りてみるが、姿は見えない。

少ししてまた「ワンワン!!」という声がした。
近くにいるようだが姿が見えない。

「あっ、ちょっと見えた!!」
「五郎!!五郎!!」
「五郎ちゃ〜〜〜ん!!!」
何度呼んでも戻ってこない。
「きっと何か面白いものを見つけて夢中になっているんだよ。」

そうはいっても心配だ。
このまま戻ってこなかったら、ずっと待っていたほうがいいかしら。
ツェルトがあるからビバークすることになるだろうか。
国道をぼろぼろになって歩く五郎の姿が頭をよぎる。
よろよろ歩いていてトラックにひかれちゃったらどうしよう・・・げっそり

五郎がいなくなってから20分近くたった。
私はちょっとお花摘みをしに、少し下に降りた。
で、用が済んで道に戻ろうとしたら・・・
「五郎!!!」
五郎が下から登ってきた。
・・・下まで臭ったのかしら・・・・・・あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
まあ、何はともあれ無事に五郎が戻ってきたので一安心だ。

烏帽子岳に着く。
山頂は大きな岩の上で、梯子を使って登る。
梯子の下でばてていた五郎は餌をもらうと俄然元気になって梯子を登りたがるが、ちょっと無理だ。
下につないでおいて、我々だけで岩の上に登った。

新鹿湾と七里御浜が間近に見えた。
特に弧を描いた七里御浜は大蛇峰から見るよりもきれいだった。

梯子の下で待っていた五郎と一休みする。
普段食べられないお菓子やおにぎりをもらってご機嫌だ。
五郎にとって山歩きは美味しいご馳走にありつけることが一番の楽しみなのかもしれない。
でも、あんまり心配かけないでね。

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