宇久井半島

今日は天気がはっきりしないので、買い物に行くことにした。迷ったが、五郎も連れて行くことにした。
だが、ずっと車に乗せておくのでは退屈だろう。近くを散歩させようということになった。それで、大きなスーパーの近くの宇久井半島に行くことにした。

宇久井半島は勝浦から新宮に行く途中にある小さな半島だが、植生が豊かだ。
ビジターセンターに車を止めて歩き出す。
初めは舗装された道を歩くが、途中から遊歩道に入る。
照葉樹林が広がる南紀らしい森が広がる。
リードを離された五郎は嬉々として走り出す。

地玉(じごく)の浜へは急な石段を下る。
五郎は磯の上を歩いて海を見たが、波しぶきにちょっと驚いたようだった。
そして窪みに溜まっていた海水を飲んでみた。
塩味が気に入ったようだ。
そして、ちょっと砂を掘ったりもするが、すぐに飽きて戻りたがった。
どうやら五郎は海よりも森のほうが好きなようだ。

松尾展望広場は断崖絶壁の上にある。
五郎は怖がりもせず端の方に行くので、ヒヤヒヤしてしまう。
ここから落ちたら助からないだろう。

１時間半ほどの散策を終えて、疲れた五郎を車に残して買い物をする。
そして、おとなしく待っていた五郎にごほうびのパンをあげた途端・・・

車の中にはしょっぱい五郎のおしっこの臭いが漂うことになってしまった