知り合った人と共通点があるのは
嬉しいもんです。
同い年であったり
出身地が一緒だったり
そんな些細なことでも
親近感が湧いてしまう。
好きな食べ物
好きな映画
趣味も一緒
なんてなると
この人は運命の人か
もしくは出会うべくして出会った
なんて
強引に
良い方向に結びつけて
すごい偶然だなんて
言いくるめる。
最近の出来事
4階のアパートの1階に住んでる僕ですが
4階の人が急に訪ねてきました。
なんかフロア、ガス臭くないですか?
とのこと。
部屋は臭くないし
漏れてる様子もない。
フロアに出てみると
確かに臭い。
その彼が言うには
この1階のフロアだけが臭いという。
とりあえず
1階の住人全員に声をかけた。
僕の隣の人だけが出てきてくれた。
配管のとこ開けても
特に匂いに変化はないし
原因が分からないし
ガス会社を呼ぶことにした。
んで
またガス会社が来たら
フロアで。
ということで
それぞれ部屋に戻った。
すでに21時を過ぎてる。
もうすぐ住んで1年になるが
こんなのは初めて。
アパートの住人とも
たま〜に玄関ですれ違う程度で
全く面識がないと云っても
嘘ではない。
部屋に戻って
ガス漏れについて
調べてたら
インターホンが鳴る。
早いなぁと思ったら
隣の人だった。
「ガス会社の人来るまで
よかったら、こっちで一緒にお酒とか飲みません?」
別に嫌な気はしなかったし
隣の人と仲良くなるというのは
いいことだと思った。
「じゃあせっかくなんでお邪魔します。」
隣だけど
間取りが若干違ってるのが目に付いて
キョロキョロしてしまう。
広いなと感じてしまうのは
僕の部屋が物で敷き詰められてるせいだろう。
お酒があまり飲めないことを告げると
ビールがチューハイになった。
つまみをほおばりながら
自己紹介をする。
初めて名前を知って
お互い騒音は大丈夫か確認し合って
年齢、仕事
自分はどんな人間か語り合う。
歳は
僕が5つ上だった。
途中
ガス会社の人が来る。
その人が言うには
とりあえずガスの匂いではないらしい。
んで探知機でも異常はなく
配管、外回りも大丈夫みたいだった。
結局原因はちゃんとはわからないが
心配はないみたいなんで
帰って頂いた。
僕らも解散。
僕はまた隣の人のとこに
お邪魔して
話の続きをする。
僕はどちらかと言えば
聞き役に徹していた。
彼がどんどん語ってくれるから
こういう人なんだ〜と
無意識な分析を始めながら
聞いていたと思う。
少し新鮮さがあって
楽しかった。
人は共通点があればあるだけ
親近感を得る。
まず
性別が一緒
アパートが一緒
年齢は違う
出身地は近い
自転車通勤
ギターをやったことがある
そんな感じで
話は広がったり
広がらないこともあったり
でもまさか
隣の人が
ヒッチハイクで旅してたなんて
誰が想像できるだろう。
僕は初めて会った人には
(振られない限り)旅の話なんてしない。
彼が急に
ヒッチハイクで北海道のいろんなとこを
行き来したことがあると口にしたので
えっ!?
と一瞬体が止まる。
そして
それはすごくいい経験だったし
面白い体験だったと
誇らしげに言ってくれた。
多分今までも何人かに話したんだろうなと思った。
その中で
僕は一番リアクションが小さかったかもしれない。
時計を見る。
0時を過ぎたあたりだった。
明日の朝は
大丈夫か確認して
その気持ちは誰よりも分かっていることを
彼に告げた。
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