ようやくたどり着いた出口。
しかし、俺かイリアンのどちらかが犠牲にならなければ、道は開けない。
その時、イリアンが――――
「いいよ……生贄になる」
言うが早いか、ギロチン台の受け口に首を乗せてしまった!
たちまち枷が下りてきて、イリアンの首をがっちり捕えてしまいます。
止める暇もありません。
「指輪、外さないでいてくれてありがとう」
指輪……?
ああ、トロールから奪ってうっかりつけてしまった、指輪をつけた者同士が相思相愛になってしまう指輪のことか……
「あんたが生贄になるくらいなら、あたしがなるよ。
今度はあたしみたいなお転婆じゃなくて、もっとかわいい彼女探せよ。
……悔しいな。せっかく仲直りできたのに」
イリアン……ええ娘や……
でも、これはいけません。
俺を脱出させるために自分が犠牲になるなど絶対に駄目だ。
先に行く者の願いは純粋だ。
しかし、残された者がどんな思いを抱えて生きてゆくことになるのか。
彼女の言葉を聞けば、そのことも考えた末の苦渋の決断なのでしょう。
だから、俺の心的負担を軽くするためにわざと、「もっとかわいい彼女探せ」なんて言っている。
でもね、そんな風に言われても、残される者の心には、余計に深く突き刺さるだけなんだよ。
彼女の決断を尊いと感じる気持ちはあります。
それでもどうしても私は、残される者の気持ちの方に深く思い入れてしまいます。
自分と重ね合わせてしまうから。
いつの間にか、ギロチンハンズが部屋の入口に立っていました。
不可解そうにイリアンを見ています。
自らの意思でギロチン台にかかる者など見たことがなかったのでしょう。
このまま流れに身を任せれば、イリアンは首を刎ねられ、そしてそのギロチン台が鍵となり出口への扉が開きます。
俺は、俺だけが地上に戻ることができます。そして心に大きな穴を開けたまま、余生を送ることになるのです。
今しかない。
今こそ、ギロチンハンズの名を呼ぶ時だ。
「やめるんだ、エロワード!!」
ぶっ。
素で打ち間違えたwww
じゃない、もとい!もとい!仕切り直し!!
「やめろエドワード!!」
ギロチンの怪物は動きを止めます。
それは、100年間呼ばれることのなかった彼の名前。
その名を聞き、瞳に困惑と懐古の色をたたえるエドワード。
しかし彼は、再びイリアンに向き直ります。
もう一度名を呼んで制止をかけますが、エドワードは悲しげに首を振る。
名を呼んだことで、彼は既に正気を取り戻しているように見える。
しかし、自分を取り戻しても、この迷宮の番人としての役割を果たそうというのでしょう。
ここで選択肢が。
最後に誰の名を呼ぶか。
・エドワード
・ローラ
・ヴィンセント
・イリアン
・ロア・スペイダー
ロア・スペイダー!!!wwwww
このギャグを差し挟む余地もないシリアスなシーンでこれだよ!!
まあ俺もさっきエロワードとかしでかしちゃったけどさ!
ちなみにロア・スペイダーという方はFT書房の作家陣のひとり。
私はまだ未プレイですが、「大魔導城のワナ」「百竜の森」などの作品を手掛けている方です。
ここ、多分すごく大事なシーンです。
クライマックスの最後の選択かもしれません。
そこに何の脈絡もなくロア・スペイダー!!
絶対に間違っているのはわかりきっている。
でも、でもでも、こんなことされたら……
え……
選びたくなっちゃうでしょうがーーー!!!wwwww(爆)
次回、アタック10-3
「迷宮の中心でロア・スペイダーと叫んだバカモノ」。
俺はロア・スペイダーと叫んでしまうのか?!
ゲームブックプレイ日記まとめ04
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アタック10-3へ
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