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2012年10月30日18:14

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バイきんぐ 〜ベストネタ収録ライブ〜 『King』 後半

※バイきんぐ 〜ベストネタ収録ライブ〜 『King』の後半です。前半は一つ前に戻れば読めますが、ネタバレの部分がありますので、十分お気を付け下さいませ。尚、後半もネタバレを含みますので、その点、ご注意下さいませ。

・コンビニ強盗
コンビニ。店員(小峠)がいる。そこに「金を出せ!」と強盗が押し入る。店員は全くビビらない。何故なら、店員「今日、2度目だからね!」 強盗は「金を出せ」と要求するも、店員「金なんてねえって言ってるだろ!2度目なんだよ。さっき入った強盗に全部持って行かれたの!何でうちばっか強盗入るんだよ!前もコンビニ。あっち入れよ。今日は厄日か!」 それでも脅し続ける強盗。「そんなもの怖くねえよ。さっき来た強盗なんて、刃渡り30センチの出刃包丁だぞ?良く、そんな果物ナイフで来られたな。」 店員は、奥に引っ込もうとする。「何処に行くんだ。」 「品出しだよ。」 「嘘だ!警察を呼ぶんだろう?」 「・・・警察なんて呼べるか!さっき呼んだんだぞ?1回目は良いは。続けて2回入られたら、こっちの防犯対策どうなってんだって、警察から怒られるは!近所の人も、同情してくれるのは1回目だけだ。2回目からは、この店呪われてるのか?ってなるは。」 強盗「何だ?このシュークリーム。凄く積んであるケド・・・」 店員「発注ミス!俺、今、オマエより、そっちのシュークリーム200個の方が怖いからね。2位は、お弁当買った客が5人並んだ時だ。もれなく、温め地獄が待ってるからね。」 強盗「・・・コレ、貰ってくぞ!」(シュークリームを取る) 店員「(鼻で笑い)甘党かよ?そんなナイフ持って。ちゃんちゃらオカシイね。」 強盗「刺すぞ」と脅すと、店員前に出て、やおら自分の腹を出し「もう、刺されてるは!何故なら?」 強盗「・・・2度目だから・・・」 店員「そう!・・・俺、今日バイト初日だぞ?何なんだよ・・・。」 強盗は仕方なく出て行くことに。店員は強盗が少し可哀想になったらしい。店員「ほら。クオカード、やるよ。」 強盗、戻ってきて、雑誌を置きクオカードを出し「コレで買う!」 

以前は小峠氏がボケだったらしいので、元の形は、こんな形だったのかな?と。でも、バイきんぐも、ボケ、ツッコミは、役によって変化するコンビと思う。私、バイきんぐの台詞で副詞や助詞の使い方が好きなんだな・・と思った。「もれなく」とか、そういう、通常は入れなくても良い、引っかかる副詞や、助詞や、そんな言葉が入っている。コレが私の耳には引っかかって面白いらしい。
しかし。バイト初日に、強盗が立て続けに入ったら、こういう気分にもなるよね・・・(^_^;)。

・MC
西村氏はガサツだと。部屋が汚いらしいのだが、遊びに行った時、靴を脱いで上がろうとしたら、「何、靴脱いでんだよ!?危ないだろ。そのまま上がれ。」と言われたそうな。何が落ちているか分からないから、土足で上がらないと危険らしい(^_^;)。
西村氏が調布に住んでいた頃。河川敷に住んでいた。その時、ザコシ氏が「大仏落ち」(ジャンプして、大仏の恰好で座ると言うギャグ)をやっていたのだが、西村氏が住んでいたところに、ため池があった。ライブで映像が必要だったらしく、2階からそのため池まで、大仏落ちでジャンプしたら面白いんじゃないか?となった。「浅くないの?大丈夫?」と訊くも、西村氏は「ため池なので、浅くないから大丈夫です。」と言うので、やってみたら、ザコシ氏「これくらい(5センチくらい)しか水がないの!水たまり。だから、バイ〜ンじゃなくて、衝撃がそのまま来て凄かった。こう、姿勢よく落ちたから、脳天に衝撃が抜けて大丈夫だったケド、あれ、ちょっと曲がってたら、首いわしとったからね!」(それより。腰を打ったと思うのだが、大丈夫だったんだろうか?)

前述のコントで出て来たナイフ。あれは、急遽今日、買って来たもの。バイきんぐは、大きな小道具以外は、全部自分で用意するのだが、ただ銀紙を丸めたモノを出して来て、スタッフに「それ何?」と訊かれ、小峠氏「ナイフです。」 偉い人にちょっと「それはないだろう」と怒られたそうです。

・ミュージシャン
アパートの部屋。フル装備のストリートミュージシャンの男(西村)「♪夢を諦めるな〜、まだまだ夢の途中〜」と、ハモニカを吹き、ギターを弾き唄っていると、隣人(小峠)がやってくる。隣人「煩いんだよ!」 男「すみません。」 隣人「子供の頃、口笛を吹くと、蛇が来るって言われただろ?夜中にアパートでハモニカを吹くと、隣人が来るんだよ!」 隣人は怒っているが「全く、何て、良い歌唄いやがって。」 男「は?」 隣人「酒飲みながら、オマエの歌聴いてると、何だか泣けて来てしょうがねえんだよ。何だよ、その歌。ストレートな歌詞を、キャッチーなメロディーに乗せやがって!・・・ん?汚ねえ部屋だな?カップラーメンの容器ばっかじゃねえか。」 男「金なくて、カップラーメンしか食べられなくて。」 隣人は、1000円を出し「ほら、取っておけよ。」 男「え?良いんですか?」 隣人「俺は、オマエの歌を毎日アリーナ席で聞かせて貰ってるからな・・。」 男「お隣さん・・・」 隣人「いや、俺は隣人じゃない・・・。ファンです!オマエのファンです!」 隣人はにこやかに「で、いつデビューするんだ?」 男「あはは。デビューはしないですよ。」 隣人「しないってコトはねえだろう?」 男「だって、これ、趣味っすもん。ギターただの趣味っすもん。」 隣人「え?・・・ミュージシャンになりたくてやって・・・」 男「違いますよぉ〜(笑)。」 隣人「じゃあ、オマエ、普段何やってんだ?」 男「パチンコと競馬とあと、仕送りです。」 隣人「ニートじゃねえか!クズニートだよ。・・・ファンて言っちゃったよ。何だよ、ニートのファンって・・・。オマエ、さっきの歌、もう1回唄ってみろ!」 「♪夢を諦めるな〜、まだまだ夢の途中〜」 隣人「不思議だな。オマエの人間性を聞いたからか、あれだけ良い歌が、もう全然心に入って来ねえは。」 隣人は呆れて帰ろうとするも、男「あ、待って下さい。この金、明日、競馬につぎ込んで良いですかね?」 

・MC
この西村氏が唄う♪夢を諦めるな〜は、本当に良い歌だと言う長谷川氏。この隣人コント。似たようなコトが実際あったそうです。ザコシ氏とバイきんぐ(かな?)で、ユーストリームの番組の生放送をやっていたそうなのだが、喋っていたら、隣人が来て、30分くらいずっと、扉を叩き続けたと。ザコシ氏「だから、ユーストの番組で、後半30分間ほぼ無言って言う。ほぼこう(直立不動)。あり得ない状態(笑)。」

・交通量調査
交通量調査のバイトをする青年(西村)。そこに男(小峠)が通りかかる。男「オマエ・・・法事があるんじゃなかったのか?」 青年「あ・・・」 男「妙な法事もあったもんだな。ここで、こうやって、交通量調査のバイトしてる。」 青年「・・・スミマセン・・・。」 男「昨日は、おばあちゃんが死んだんで、葬式です。その前は伯父が死んで、その前は、従姉妹が死んで・・・。親戚がやたら死ぬから、祟られてんじゃねえのか?って思ってたんだよ。」 男「・・・・スミマセン・・・。でも・・・ほら、引っ越し屋のバイトって、正直キツイじゃないですか?この交通量調査のバイトは、座って車の数を数えてれば良いだけなんで・・・。」 男「あぁ、吃驚したよ。トラック乗ってたら、オマエがカウント取るから。良く、俺の顔見てカウント出来たな!」 青年「ほら・・・仕事しないと・・迷惑かかっちゃうから・・・。」 男「バイト休まれた時点で、こっちに迷惑かかってるんだケドね。」 青年「スミマセン・・・と、(車を見て)アレは軽ですかね?」  男「軽じゃないだろ!」 青年「あ・・・パトカーあれは、軽ですかね?」 男「違うよ!オマエ、軽好きだな!」 青年「僕、車の種類とか、あんまり分からなくて。分からないやつは、全部バイクでカウントしてるんですケド。」 男「あ〜、あ〜、あ〜、バイクの数、物凄いコトになってるじゃねえか。タイか!ここは。」(私、爆笑) 男は、青年に車の種類を指示。青年「随分、詳しいんですね。」 男「あぁ、まぁな、俺も昔やってたから。カウントの取り方が、まるでピアノを弾いているようだと言われて、“ショパン”って言うあだ名が付いたよ。」 男は青年に見本を見せるとばかりに、バイトを変わる。見事な指裁きでカウントを取って行く男。「うわぁ〜、暴走族が・・・バイクが123456・・・」 カタカタカタとカウントを取る男。BGMにショパンの“別れの曲”が流れる(私、爆笑)。2人はスローモーションで動く。青年「流石です!」 男「バイクとバイクの間に挟まれた一般自動車もカウント取ってやったぜ!」 青年(尊敬のまなざしで)「素晴らしい!」 男「ショパンの復活だ!」

私のお気に入りコント。もう、別れの曲が、お笑いなしで聴けません(^_^;)。スローモーションで別れの曲が流れる。この青年。バイト中にバイト雑誌(タウンワーク)を見ており、小峠氏に「オマエ、バイト休んでバイトしながらバイト探すって、フリーターの鏡だな!」と言われるのも面白い。このコント。形態として、前半は西村氏ボケで、後半小峠氏ボケみたいになるのね。面白いですね。

・MC
西村氏の部屋が汚いエピソードをもう一つ。以前、バイきんぐの単独ライヴ(かな?)をやる際、映像で、西村氏の部屋で花火をやる・・と言う企画VTRを撮影した。長谷川氏「本当は、そんなコトやっちゃダメなんですよ。ダメなんですケド、やったんです。」 凄く面白かったそうな。で、前述の倫理観に厳しいマネージャーさんは、コレを見て、ケラケラ笑っていたと。「やっぱり、マネージャーの倫理観の有り方が分からない(苦笑)。」

・帰還
息子らしき男(西村)が帰って来る。男は、どうやら家出をして、久しぶりに帰って来たらしい。父「・・・おう。」 息子「久しぶり。」 父「・・・久しぶりどころの話じゃないな。15年ぶりか・・・。でも、驚くところは、そこじゃない・・・。オマエ、性別変わってんじゃねえか!恵子!」 息子「今は、学って言うの、お父さん!」 父「ケイコとマナブか。そりゃあ、良い。ってオイ!・・・冬になると、お鍋の季節が来た〜お鍋の季節が来た〜って言って、はしゃいでたオマエが、おナベそのものになって帰ってきた〜。・・・だいたいオマエ、普通、そういう場合、もっとシュッとした奴になるんじゃねえのか?何、ゴリゴリのガテン系になってるんだよ?」 息子・・てか恵子「しょうがないじゃない。こういうのが好きなんだもん。」 父「オマエは、おナベじゃねえ。土鍋だ。」 恵子「何それ?酷い!」 父「で・・・何、オマエ、今更帰って来たんだ。」 恵子「うん。私、バーをやってたんだケド上手くいかなくて。借金が4000万あるんだよね・・・・。」 父「ふ〜ん。」 恵子「あれ?あんまり驚かないね。」 父「うん。色々驚きすぎて、あとから来るパターンだな。」 恵子「・・で、実は、私、結婚してるんだ。相手は、戸籍上は男性だけど、身体は女って言う、所謂、ニューハーフってやつ。」 父「・・・もう、驚くところが多すぎてね・・・」 恵子「子供もいるんだよね。」 父「まだ乗せる気か?」 写真を見せる。父「・・・可愛いケド・・・何か外人みてえだな・・・。」 恵子「だって、相手、パナマ人だもん。」 父「パナマ?パナマって、何処だ?」 恵子「コスタリカの横・・・」 父「それも何処だ?てか、4000万って何だ!!」 恵子は父との会話にじれて、「お父さんじゃ話にならない。お母さんは?」 父「出てったよ。駆け落ちした。今朝な。娘は息子になって帰って来る。嫁は出て行く!何て日だ!」(この「何て日だ!」で拍手が起こっていた・笑 「待ってました」の拍手だね。) どうしても、娘を認められない父。恵子は怒り「分かったわよ!もう、いいわ。でも、最後にコレだけ言わせて。(目を指し)レーシックにしたの。」 父「この状況で、良く、最後にそれ持って来たな。」

やっぱり、このネタ面白いです。あと、恵子ちゃんが途中で、ちょっと可愛く見える・・と言う西村マジック(笑)。
コレで、バイきんぐは、キングオブコントのチャンピオンになったんだなぁ。
  
・EDトーク
最後2人で挨拶。小峠氏「MCの皆、僕らの悪口を言い過ぎだろう!」と抗議。MC3人も出て来る。ここで、前述のスポットCMを撮るのだが、カンペが読めず、西村氏「スミマセン・・・カンペが見えなくて・・・」 小峠氏「オマエ、本当にレーシックにしろよ!」 2パターンある。西村氏「バイきんぐのDVD好評発売!」 お客「キング!」 で、最後、小峠氏が何か一言言って落とすのだが。この一言を変える。
最初「26日から27日まで発売。1日だけ、短っ!」と言うのを言ったら、OKが出るも、小峠氏「本当に、今のでOKなんですか?売れてなかったら『ふざけるな!』って言われてぶん殴られてるよころですよ?」と。
2本目は、小峠氏が噛んでしまい「スミマセン、もう1度やらせて下さい。」と自己申告。もう1度やってコレはOKが出るも「スミマセン、もう1パターン下さい。」とディレクター指示。小峠氏「・・・あの、それは、OKじゃなかった・・ってコトですよね?」 西村氏「気を遣って下さってるんだよ・・・」 小峠氏「じゃあ、卑怯なのやります。卑怯なの!」で、やった一言は「売れなかったら、何て日だ!」だったのだが。客が思いのほか無反応だった為、焦ってしまったそうな。小峠氏「だって・・・思ったほどウケない・・・って思ったから・・・。俺、今、尋常じゃない汗かいてる・・・。」

ずっとがなっているので、小峠氏は喉が危なかったそうです。
帰りにDVDを予約すると、サインが付きますで。「スミマセンね・・・サインて・・・」 で、5枚買ったら、小峠氏の住所を教えるから「家に来て下さい。その5枚のDVDが見たいは。」と(^_^;)。因みに。小峠氏の家は欠陥住宅らしく、床が斜めで、1度ガムテープを転がしたら、勢いつきすぎてバウンドしたらしい(^_^;)。小峠氏「賞金入ったたら、あんな家、引っ越してやりますよ!」 まだ賞金は入ってないそうです。皆に「本当は入ってるんでしょ?」と訊かれ、「ここで嘘ついたら、凄くしょうもない奴じゃないですか。入ってないんですよ。」 皆「奢って」と言うので、小峠氏「勿論、入ったら、皆に還元しますよ。」(きっと、例の20人集会で、500万なんて、あっと言う間になくなっちゃうんでしょうね(^_^;))

最後。ずっと、小峠氏が一言締めをしていたので、西村氏にやらせるも、「今日は何て日だ!」と言ったら、客席が微妙〜な空気になり、小峠氏「何で、自分の単独でアウェイになってるの?」と。最後、普通に「有難うございました。」で終わっていた。
欲を言うと『探偵』のネタを入れて欲しかった!あの『スワッピング探偵』(アルピ・平子氏命名)のネタが大好きなのです。

DVDは12月26日に発売だそうです。しかし・・・何で、予約問い合わせ先が、町田の楽器屋さんなんだろう??ちょっとツボでした。
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