階段を下りて……ああそうだ。せっかくだからぐるっと回って天井スライムの部屋に立ち寄って、スライムのしずくだけもらっときます。クサ。
そして、ついに、魔術師の部屋を目指す。
番犬のウルフドッグはスライムのしずくのスライム臭で鼻麻痺させて弱体化。
恐ろしいほどに順調に進んでる。
なにか……やばい。
やられ癖がついてしまっているので、どうしても順調すぎると怖くなってきてしまう。
魔術師と目される老人に会う。
そして、老人の言葉も静止も耳に入れず、その部屋の向こうにある「迷宮」に足を踏み入れます。
そこはまごうことなき大迷宮!
30回も角を曲がるともう道さっぱりワカリマセーン。
何時間も彷徨った挙句、疲れ果てたところで背後から忍び寄っていた魔術師の老人にぐっさりとやられてぐっすりな結末。
そしてゲームオーバー……
いや待て待て待て!
ここだここだよ、このポイントこそ魔術師の幻術による大迷宮に違いない。
今こそ!
吸血鬼直伝、幻術破りっ!!
幻術はぽろぽろと破れ、そこはただの湿った短い通路。
つーか吸血鬼よ、幻術破って魔術師倒せって言ってたけど、魔術師退治には関係ないぞこの幻術www
通路はすぐに部屋に。
その向こうにもさらに部屋があるらしく、そっちからドスドス音がしてトロールが登場!
さらに奥の部屋からは聞き覚えのある女性の声が聞こえます。
おお。これはきっとイリアンの声に違いない。
奥の部屋にトロールとイリアンの2人が居るのってどういう状況だったんだといぶかしみながらも、どっかーんとトロールを蹴散らします。
トロールをへち倒すと、奴のはめてる金の指輪がやけに気になりました。
すっごい見事な出来栄えです。なんでトロールがこんな業物の指輪をはめてるんだ。
もしや、何かしらの魔力を秘めた指輪なんじゃ?
シャバドゥビタッチヘンシン♪
選択肢が出ることもなく、ネルは指輪をはめちゃいます。
そしてなぜか心ウキウキ隣の部屋へ。
ヘーイ。そこにいるのはイリアンか〜い?
「あれ? お前、生きてたのか!」
第一声がそれかい。
かくしてイリアンと思われる女性はそこに居ました。
しかし状況が……
彼女もまた、ギャリー様と同様、ギロチン台に囚われていたのです。
おそらく、この迷宮にはギロチンハンズも来られないことから、囚われっぱなしになっていたのでしょう。
この部屋にはトロールもいたはずで、なんでそれで無事だったのかは謎ですが……
ともあれ彼女を解放。なぜか彼女の視線がやけに熱い。
彼女が言うには、変な指輪をつけたらトロールのことが愛しくて仕方なくなっちゃって、ついってっちゃったんだと。
でもってこの部屋でトロールと一緒にお食事タイムしてたんだそうな。
指輪……それってトロールがはめてた指輪のことだろか。
もしかして、指輪つけた者同士がらぶらぶになっちゃう指輪ですか?
それ俺つけちゃったんだけど……やけに彼女の視線が熱いんだけど……
「まあ、そんなわけで、こんなことになっちゃってゴメン」
いや、謝ってくれるのはいいんだけど、まだ君の名前確認してない。
君は本当にイリアンでいいの?
「へ?」
さすがに彼女も俺の様子がおかしいことに気付いたっぽい。
「記憶がないのか!?」
こくり。
「あたしのことも? イリアンって名前すら覚えてないの?!」
あー…なんか、ゴメン。
「ばか……冷たいよ。喧嘩したからって何も忘れちまうことないじゃないか」
んーと、そういう問題じゃないと思うんだよね、記憶なくしたのって。
しかしこの様子だと、ネルとイリアンは指輪以前にもともとただならぬ仲だったようですね。
その時イリアンも、ネルの指にはまった金の指輪に気がつきました。
「あっ、その指輪……馬鹿だなぁ。つけちまったのか。ま、人のこと言えないけど」
確かにイリアンの指にも同じ指輪がついてます。
「だよねー。いっしょうけんめー助けてくれたのだって、指輪のせいだよなー、うんうん」
なんか一人で納得してます。
記憶を失う前にどんだけ派手な喧嘩したんだよまったく。
「とにかく、こんな悪趣味な迷宮からはとっととおさらばしたいよ。
オラダーンとジャリーを探そうぜ!」
ちょっと待て。
ジ ャ リ ー っ て 誰 だ よ w w
なんと、自分大好き俺様ギャリー様は、仲間からは正しく認識されていなかった!ww
……まあ真相は、ギャリー様登場のシーンかこのパラグラフのどっちかが誤字ということなのでしょうけれど変にツボに入ってしまいました。
でも、ジャリー様にせよギャリー様にせよ、もう無理なんだ。
彼は俺を逃がすために犠牲になった。オラダーンもギロチンにかかったって聞いた。
「じゃあ、もうあたしとあんたしか残った仲間はいないってことか!?」
覚えてないけど、俺たちが5人パーティで迷宮に入ったのでなければ、そうなるな。
「くそう。だから言ったんだよ、あいつら冒険慣れしてなさそうだったから。
……よし。あたしとあんただけでも、生きて脱出しなきゃな。
こうなりゃあいつらの分もお宝をかっさらってやらねえと気がすまねえぞ!」
なんというか、切り替えが早いというか豪快というか、前向きな女性です。
将来はドーラみたいになりそう。
ギャリー様は言ってたよ。迷宮を出るには君の力が必要だって。一体何のことかわからないけど。
「……で、地下深くを目指せ、か。ま、“運の女神の息子”が居るんだから簡単だよな」
運の女神の息子……それがネルの通り名なんだろうか。
そういえばギャリー様も俺のこと、「悪運野郎!」って呼んでたっけ。
パーティ内ではそういう役どころだったのでしょう。
今回、運点7点しかないんだけどな!!ww
次回、イリアンと一緒に宝物庫を目指せ!!
運点7点の男に運の女神は微笑むか?
ゲームブックプレイ日記まとめ04
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1867332495&owner_id=7076225
アタック08-3へ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1878382197&owner_id=7076225
ログインしてコメントを確認・投稿する