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2012年10月11日16:54

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月岡芳年 前期

太田記念美術館で開催中の『月岡芳年』に行って来ました。サブタイトルに、“血と情念、幻想の美”とあった。なるほど。
今年は、月岡芳年没後120周年らしく、色々なところで、月岡芳年に関する展示会をやっています。今回は、その集大成です。芳年さんは、あまり、纏めて展示されるコトってないんですよ(-"-)。特に、血みどろ絵。芳年さんは、血みどろ絵以外にも、美しい絵は沢山描いているのですが、私は、芳年さんの血みどろ無残絵が好きなのです。ポージングが、まず恰好良いし、何より、血の描き方が、本当に美しい。お芝居の血糊のように見えるので、そんなに怖さは感じません。(怖いのもあるっちゃあるケド)感じるのは美しさなんだよなぁ〜・・・。
フォト

会場内は適度の人の入りで丁度良かったです。あと、浮世絵展示って、お客さん、ご年配が多かったりするのだが、若い人が多いのが芳年の特徴かも知れません。浮世絵師と言うより、イラストレーターといった趣きだからかも知れません。

今回は、お目当てがありました。
私が、ずっと、ずっとず〜〜〜〜〜っと、恋焦がれていた人物に会う為です。
『東名所隅田川梅若之古事』と言う絵の中の登場人物。梅若くん。お能が好きな方なら分かりますよね?謡曲隅田川の登場人物。信夫の藤太に攫われて、隅田川で死んでしまう美少年です。
この梅若が凄く綺麗なのです。超絶美少年!私、『江戸の七不思議』みたいな本にこの絵が載っていて、載っていた図版は、凄く小さなモノクロの写真だったにもかかわらず、一目惚れ。ずっと、ずっと、ず〜〜〜っと恋焦がれておりました。いつか本物が見たいと思い、芳年展に行くも、なかなか見られず、今回初めて見られました。
見たらテンションが上がると思ったんですよ。「キャ〜〜〜!梅若くん〜〜!!」みたいに。そうではなかったです。
吸い込まれました。魂を。絵に魂を吸い込まれたらしく、暫し、茫然とその絵を見つめていました。私、この絵だけで、30分くらい見ていたと思う。そして「あぁ、こんな美しい絵に魂を吸い込まれて死んじゃうなら、それは悪くないな。」と思いました。それくらい美しかった。

良く、芸能人を見た時「TVで見るより本物の方がずっと良い。」って言う方いますよね。あの気持ちが、初めて分かりました。画集で見るより、断然本物の方が良いです。淡い藤色の袴も、水面に輝く月も、梅若くんの色っぽくも悲しげな表情も、本物の方がずっと良い。

さて、暫し、月岡芳年の、血と幻想に溢れた物語世界を、ちょっくら探訪に行きましょうか?

月岡芳年は、12歳で、歌川国芳の門下に入ります。でも、国芳が亡くなってしっまうので、師弟関係は10年間くらいだったようですね。駆け出しの絵師なのに、大判三枚続きの絵でデビューしているので、親族から制作費の提供があったのでは?とのコト。半ば自費出版みたいなモノだったのかな?
『文治元年平家の一門亡海中落入る図』が、デビュー作なのですが。平知盛が碇を担いで海の底へ沈んだ・・と言う話が元。(コレ、今年の大河でもやるのかな?壇ノ浦の話なんだケド) 海中には血まみれの教経。二位尼。安徳天皇などがいる。そして、数多の蟹。国芳
に入門して3年後・・・15歳の時に、この絵でデビューしています。上手いケド、ポージングなどが全体的に固い感じはしますね。

今回は、芳年の肉筆画も来ていました。
『梅若丸と信夫の藤太』。(この展示は14日までです) 藤太が梅若の着物の裾を引っ張って連れて行こうとしている。顔のところに腕を持って行き身を捩って嫌がる、色っぽく稚児髷を結った梅若。後ろには中央に墨色が入った月。
これ、前述の梅若之古事より、藤太の顔は怖いは(ニヤリって笑ってて、顔も墨で陰影つけてあって、もろ悪人!)、梅若もちょっと生々しくて、エロティズムも感じます。
梅若君。美少年だったばっかりに、ありとあらゆるコトをされて、捨てられちゃったと思うので。もう、藤太に色んなコトされたろうね・・・。(歌舞伎では、梅若は川に突き落とされるんじゃなかったかな?)

そのお隣に、もう1人美少年。こちらは『五条橋』。そう、その美少年の名は、牛若丸。
笛を吹き歩くかつぎ姿の牛若。顔を見るように、後ろから覗き込むのは弁慶です。弁慶は薙刀を振ろうと力を込めているように見える。後ろには月。コレも美しい1枚。

他、産女(姑獲鳥の方が、京極フリークには分かりやすい?・笑)の絵などもありました。

錦絵に戻りましょう。

『通俗西遊記』。私、このシリーズ好きなのです。専修大学で芳年展やった時、結構展示してあって嬉しかったな。まぁ、好きな理由は、私が西遊記好きだから・・・なのだケド(^_^;)。
『通俗西遊記 沙悟浄 仮悟空 真悟空』。悟空そっくりに化けた妖怪と本物の悟空が、雲の上で戦っている。下には、加勢に来たらしい沙悟浄。しかし、そっくりな為、悟浄には見分けがつかないようだ。悟浄は手を上げ「悟空〜!!」と叫んでいるように見える。悟浄は河童ではないのね。原作通り、人型水怪と言った風情だよ。色も薄茶色だし(河童だったら、緑に塗るだろう)。手に水かきもない。海も広がっている。

『岩見重太郎兼亮の狒々退治』。岩見重太郎は、秀吉に仕えた戦国武将。大きな狒々の化け物が左側にいて、美しい女性を生贄にしようとしている。女性は、赤い腰巻のみで、上半身は胸も露わに板に載せられ、まわりを妖怪に囲まれ、恐怖の表情だ。右の林では、岩見が剣を持ち、構えている。退治のタイミングを見計らっているようだ。緊迫感も漂う。全体的に暗いトーンなのですが、それが良いです。

『和漢百物語 大宅太郎光圀』 山東京伝作『善知安方忠義伝』の人物だそうな。平良門と滝夜叉姫が、相馬の古内裏に立てこもり謀反を企て、光圀が、それを退治する話が元。滝夜叉の幻術で骸骨が現れ光圀の前で戦っているが、光圀はそれを見ても、ちっとも驚かない。黒い背景に浮かぶ沢山の骸骨。それをキッと見据える光圀。恰好良いです。このシリーズも好き。妖怪、怪異譚好きには、たまらんシリーズ。

『英名二十八衆句 古手屋八郎兵衛』。黄色の着物に紺の羽織の女性を、八郎兵衛が今まさに殺害している場面。本人も、女性も血まみれだ。女性は、もんどり打ってひっくり返っている様子。八郎兵衛は、女性の喉元に刀を突き刺している。凄惨な、それでも、「美しい」と感じさせてしまう1枚。
ほか、有名な『あんこう斬り』もありましたよ。もうちょっと英名シリーズを見たかったな。コレも有名シリーズです。

『美勇水滸伝 白木駒吉 白縫』 コレは、小さいサイズの浮世絵が2枚くっついてるようなタイプの錦絵です。切り離してお楽しみ下さいだろうか?
白木〜の方は、刀で亡霊と戦っているところ。白縫は武藤太を材木に縛り付け、身体に釘を打って、血まみれになったところを見て「ほほほ〜」と高笑い・・してるように見える。妖艶だが、こ〜わい(笑)。

『美勇水滸伝 大原武二郎武松 宮本武蔵政名』。大蝙蝠と戦う武蔵が刀を振り上げたシーン。恰好良い。

『東錦浮世稿談 幡随院長兵衛』 長兵衛が湯殿で刺された場面。太ももに刀が刺さり、身体中血まみれ。顔も青ざめているが、それでも悠然と桶で水を飲んでいる。
湯殿だから、素っ裸で丸腰のところを狙われ、刺されたんだろうね。水を飲むシーンも「ガブリ」と言う感じでダイナミックで、血みどろなのに「恰好良い」と思わせる。

『東錦浮世稿談 小笹腹政尾の局』。体中を蛇に絡まれている政尾。無数の蛇、蛇、蛇。首にも絡まれており、おそらく、苦しいのであろう。蛇を掴み、苦悶の表情。

『清盛入道布引滝遊覧悪源太義平 霊討難波次郎』。悪源太は、平治の乱で経房に処刑されるも、雷になる(雷神なのかも知れぬ)。布引の滝で、清盛一行は、突然の豪雨に見まわれる。経房はそこで雷に打たれて死んでしまう。大判竪3枚続きの大作。上空に「ヤッ!」とばかりに両手両足を広げた悪源太。悪源太のまわりには黒雲。そこから鋭い稲妻が走っている。おそらく、雷(いかずち)を放った瞬間なのだろう。滝の上から、落下する経房。下方に、それを見上げている清盛。もう、構図が、めっちゃめちゃ恰好良い。コレ、現代人が見ても、十分恰好良い。ホント、何だろう、芳年の構図の上手さって。

『膳之城裸責之図』。「膳之素肌攻め」を彰義隊モティーフで描いたらしい。血みどろでキッと睨む辻屋宗蔵が恰好良い。

この頃。芳年は、報知新聞などに、挿絵を描くようになります。写真はあっただろうケド、今みたいに、すぐに手元にと言うワケにはいかないので、挿絵が大活躍。おりしも、西南戦争があった頃だ。挿絵はジャーナリズムの一端を担っていたみたい。

『鹿児島征討紀聞』 3枚続き。西郷隆盛が画面右にいる。少年兵なのだろう。彼らは疲れ、泣いている者もいる。左の月が寂しくも見える。弁柄が使えるようになるので、どぎつい赤が出て来るね。

『西南鎮静記』。西郷隆盛が安村治孝君と馬に乗って、雨の中刀で戦っている。馬のいななきが聞こえるような迫力ある描写。ちょっと西洋絵画の戦記物みたいだ。

芳年は、西洋の話の挿絵も描いているんだよ。洋服も金髪も描いていて「あぁ、もう、明治なんだ・・・」っていうのが良く分かる。

芳年は明治10年頃より歴史画を描くようになる。40歳くらいの時かららしい。
『本朝智仁英勇鏡』 一来法師がバッと中空に飛ぶ。右下の山から光の強い太陽が出ている。

『大日本名将鑑 神武天皇』 神武天皇は、第一代天皇ね。長髄彦との戦いで苦戦した時、一羽の鵄が神武の弓矢にとまり、雷のような光が放たれた。それに敵は怯え、戦意喪失してしまった・・という話が元。手を上げる神武。弓からは、漫画の集中線のようなモノが出ている。

『皇国二十四功 贈正一位菅原道真公』 道真が竹(だと思う)を手に持ち、横を向き何か叫んでいるように見える。まわりに雷が見えるので、雷神になった後なのかも知れない。稲妻の入れ方が恰好良い。

『大日本史略図会 第一代神武天皇』 コレも前述の神武天皇の話が元。でも、こちらは3枚続きの豪華ヴァージョンだ。やはり弓に鵄がとまり、今度は、赤い集中線が出ている。その線に当たってでもいるように、バタバタ倒れるまわりの敵方。ビームみたいだ(笑)。色彩が派手なんだよなぁ〜。
天皇がやたら出て来るあたり、富国強兵、欧州に追いつけ追い越せ!だったコトも分かりますよね。

芳年さんは、戯画も得意です。師匠の国芳譲りかな?
『芳年略画 雷公行水』。雷様が行水してます。可愛い〜目がハート。物干し竿に、虎の腰巻と、太鼓がかかってるんだよ。虎の腰巻はともかく、太鼓も洗濯したの?(笑) 横に青鬼みたいなのがいるケド、風神さんかな?風神さん、桶持って立ってます(笑)。雷神さんのお世話してるの?

今回やたら、清盛が題材の絵を見たような気がするが、大河で平清盛やってるからかしら?
『平清盛炎焼病之図』 『平家物語』に法蔵僧都が閻魔大王に連れて行かれた焦熱地獄以上のものであった・・と書かれている清盛の熱病(マラリアだったらしいんだケド)。熱病で苦しむ清盛の絵。中央に閻魔大王がカッと口を開けてる。苦しむ清盛。祈る重臣たち。獄卒の姿も見える。杯に女性の生首が入っているのだが、コレは、サロメを連想させますね。サロメちゃんは、聖ヨハネの首だから、男性の生首だケド。この頃、もう、海外の絵もバンバン入っているから、サロメを見て、着想を得たのかも知れない。

『金刀比羅霊験広報 第一号 讃岐守頼宣朝臣危急を免脱たまふ霊話』 広報とあるから、金毘羅様の広報誌か何かなのかな?若者を抱えじいさんが、ひらりと舞う。芳年は、この“ひらり感”が上手いと思う。左下は、爆発している様子。

私は芳年の普通の美人画は、あまり興味がないのですが、『見立多似尽 おしてもらたい』は色っぽかった。芸者さんが腹痛に苦しんでるらしく、苦しそうに上目使いでこっちを見ている。おしてもらたいは、当時、男性の太い指で患部を押すと治ると信じられていたから・・だそうな。

『絵本西遊全伝』。西遊記の有名キャラ。太上老君、観世音菩薩、三蔵法師、悟空、紅孩児、揃い踏み。悟空は思いっきり猿だケドな。三蔵法師は結構なイケメンと思う。

で・・・・。ここで会場を地下に移して、一発目が前述の私が恋焦がれていた
『東名所隅田川梅若之古事』でした。謡曲『隅田川』が元ネタ。平安時代。吉田少将惟房の息子で比叡山の稚児であった梅若が、人買いの信夫の藤太に騙されて連れて行かれ、隅田川に辿り着くも、重い病気にかかり、藤太は足手まといになった梅若を置き去りにする。あわれ、梅若は死んでしまう。この話。貞元元年(976年)の3月15日の出来事だそうで。隅田川には桜が咲き、ヒラヒラと桜が舞い散っている。後ろは隅田川だ。中央の桜の木・・桜が舞い散る中に、美少年の梅若。身体を捻って、手で顔を覆うような仕草。左に、それを見ている藤太。右に月が描かれ、隅田川の川面に反射する月の光も美しい。
この月の光の描写が見事だったんだぁ〜。グラデーションと言うか、波に映っているのが良く分かる。
梅若は目元涼しげな艶っぽい美少年。ちょっと、山本タカト氏が描く美少年にも似ていると思う。少し悲しげにも見える。
女性のお客さん2人組が絵を見て「この男の子、凄い美少年だな。」と言っていて、思わず心の中で「そうでしょ〜。そうでしょ〜。」と言ってしまう(笑)。藤色の袴も、弁柄の着物も美しい。
やっと会えた、梅若くんに。私の長年の想い人に。梅若くん、12歳だケドな!

明治15年。絵入り自由新聞へ挿絵を描くようになる。月給100円と言う破格の原稿料だったそうな。今で言ったらいくら?100万円くらい?

『天延四年秋妖怪土蜘蛛悩源頼光寝所酒田公時等宿直欲払其妖図』。本当は蜘蛛の『蛛』の字が違うのだが、出なかったので・・・。
頼光の屋敷で公時が宿直をしていると、土蜘蛛が女の姿で現れる。寝ている公時は、薄目を開けて、その様子を窺っている。蜘蛛の化身は、高く髷を結った美女の姿。でも、身体から糸が出ているようだ。この糸を、薄い墨に白く乗せていてとても美しかった。

『祐天不動の長剣を呑む図』 成田山新勝寺で物覚えが悪い祐天が断食修行をする。すると、満願の前夜、夢に不動明王が現れ「英知を得る為には、長剣を呑みこむか短剣を呑みこむか」と迫られ、祐天君、長剣をチョイス。翌朝血まみれになっている祐天が発見されたが、物覚えは抜群に良くなっていた。
で、コレは、その長剣を呑む場面なのだが。中央に不動明王がいて、跪いた祐天の口の中に長剣を押し込んでいる(呑ませようとしている)。右には脇侍の制多迦童子が手に蓮の華を持って立ち、左に、茶色の身体の矜羯羅童子が棒持って炎を出して立っている。
・・・あのサ・・・。長剣って・・・・自分で呑むんじゃないの?不動明王が無理矢理呑ませるの?てか、この話、微妙に酷くねえか、不動明王(^_^;)。「物覚え良くなりたきゃ剣を呑め」って、究極の選択じゃないか・・・。で、飲んで、祐天くん血だらけになるんだよ?せめて、こう、不動明王も、治療してから帰るとか何とか手はなかったのか?と、絵を見ながら、色々つっこんでしまった(笑)。

『袴垂保輔鬼童丸術競図』 保輔VS鬼童丸の妖術合戦。鬼童丸が毒蛇を召喚したので、保輔は妖鳥を呼んで対抗。大判竪2枚続きの絵。下に印を結んで座る鬼童丸。その上に毒蛇に乗った保輔がいる。
コレ、下絵も来ていたのだが(水野年方が持っていたらしい)、頭の線など、髪の毛で見えない部分もちゃんと描いているコトが判明。蛇の鱗もちゃんと細かく描かれていた。コレ、版下絵じゃないよね?下絵だよね?下絵でも、こんなに細かく描くものなんだね。

『新形三十六怪撰 清盛福原に数百の人頭を見る図』 また清盛だ〜。襖に髑髏が映っているが、ちょっとコミカルな髑髏だと思う。清盛は、そちらの方を、キッと見据えているようだ。

『月百姿 垣間見の月 かほよ』 高師直が塩治高貞の妻、顔世に横恋慕。仲介をしつこく頼まれた侍女は、風呂上りの素顔を見せたら恋も冷めるだろうと考えた。侍女は“スッピンみたら幻滅”作戦を考えたんだね。高師直を手引きして顔世の風呂上りを覗かせるが、逆に師直は恋心を募らせる。
素肌に着物姿の顔世。胸も露わである。後ろに侍女。生垣から覗く師直。
ようは、顔世ちゃんは、スッピン美人だった・・・と言うコトだろうケド。これ、絶対逆効果だよね?だって風呂上りだよ?女性の風呂上りなんか色っぽいに決まってるじゃん!侍女は男心を分かってないよ〜(^_^;)。
コレも下絵が来ていたが、侍女が、顔世に着物を着せていたり、ちょっと構図が違うので、別の作品の顔世だったみたい。大きな下絵で吃驚した。

『楠多門丸古狸退治之図』 中央に多門。古狸に斬りかかる。左に竹童丸。竹童丸が持っている行燈の明かりで妖怪が見えるのだが、暗闇にも妖怪が描かれている。妖怪は、ちょっと国芳の表現に似てるかも。

『於吹島之館之館直之古狸退治図』 こちらも古狸。中央に館直が刀を支柱のようにし、座っている。左に妖怪。ろくろ首が、安永航一郎の漫画のようなポーズなんだよ。手を横にして「えぇ〜!」ってバカにしながら驚くような、そんなポーズ。妖怪は、やはり何処か、国芳っぽい。

こんな感じの展示でした。
お土産は図録。コレは買おうと思ってたから良いんだ!でも、私、芳年の画集、4冊くらい家にあるぞ(^_^;)。
あと、芳年のポストカードを4枚。梅若はなかったよぉ〜涙。欲しかったよぉ〜梅若。

前期は10月28日までやっています。(後期は11月1日〜11月25日まで)
芳年のちょっと血みどろ幻想絵。お好きな方は是非どうぞ。

尚。画像は、後期展示のモノもあります。
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