mixiユーザー(id:19500344)

2012年05月28日16:50

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優しい子守唄

雷鳴が響いていた。
雨音が強くなっていった。
それは優しい子守唄に聞こえた。

テレビの天気予報では、午後からの天気の急変を伝えていた。
昨日取っておいた苗を植える。
足りなくなって、また苗を取る。
後少しと言うところで苗が足りなくなる。
また苗を取る。
お昼になって植え終わった。

休憩無しで田植えをすると、後からどっと疲れが出てくる。
わかっている。
いつものことだから。
でも、雨が降り出す前に終わらせたかった。

予定では、午後から残っている苗を全部取るつもりだった。
そして、明日は苗代の草刈と代掻き。
だが、昼ごはんを食べ終わる頃から雨が降り出した。
布団に入ると泥のように眠った。

雷鳴が遠のいていく。
雨音が途切れ途切れになる。
子守唄が止んでもまだ布団から抜け出せないでいた。

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