職場の仕事分担でめだか氏と口論した後。別室で先輩と打ち合わせする予定でした
が
その直後、どろっとした感触が
マズイ、と思い、慌ててトイレに駆け込むと、生理2日目の様な出血がありました。ペーパーをあてるとペースト状のかたまりが。
部屋にいる先輩にSOSをだそうとしたけれど携帯は圏外。這うようにトイレを出て、廊下で部長と話していた先輩に文字通り泣きつきました。
出血がありました。駄目かも。
泣きながら話したので、そんな意味の言葉を言ったのでしょう。
この先輩は唯一妊娠の事実を知っている人で、お子様もいらっしゃって頼れる方です
先輩に抱えられるように打ち合わせ室に入り、先輩から病院に連絡するよう言われました。
しかし、クリニックは勤務地から車で1時間の遠方。前の事務所なら車で10分だったのに。
クリニックからの指示で最寄りの大学病院に行くことになりました。
実家の父を呼んで(現職場から実家は車で10分の近さ!)運転してもらい、職場から直接病院へ。病院についたら車椅子に乗って外来へ。問診のあと、内診がありました。
16ミリまで育った胎のうとその端っこに小豆粒みたいな胎芽を見つけました。初めての胎芽確認
3日見なかっただけで、こんなに大きく育つなんて。
だけど、この画像が、この子を見た最初で最期でした。
内診で胎芽を確認したあと、再び診察室へ。
腹痛もなく、胎のうもあるので自宅安静を進められました。
強く希望すれば入院もできるけどと言われましたが、相方と電話で相談した結果、帰宅することに。
この選択を、私は一生後悔し続けると思います。
診察後、相方が迎えに来てくれました
医師の診断書を頂いて、帰宅途中に職場に寄りました。私は車から動けないので、替わりに相方が診断書と当面の休みをめだか氏に申請しにいきました。
帰ってきた相方が心底呆れた口調で一言。「めだか、あいつ馬鹿か?」
何があったかは知りませんが、対めだか氏の苦労を分かってもらえて何よりです
自宅について、相方の肩を借りて寝床までいこうとしたら、そこでまたどろっと
ひょっとしたらこの時点で病院に戻ったら間に合ったのかも知れません
次第に生理痛に似た痛みが現れました。
大学病院で処方された止血剤と張り止めを飲んでいたので、あとはじっとしているしかない。そう思って耐えました。
一旦相方は会社に戻り、ただひたすら横になっていました。
眠ろうとしたけれど、全然眠れず、相方が帰ってくるまではとても長く感じました。
次第に痛くなるお腹。足の位置を帰るだけで、おしっこのように血が流れていくのを感じました。
相方が帰ってきたのが10時過ぎ。抱えてもらってトイレに行きましたが、便座に腰掛けたとたん、どろっとしたものが出ました。
もう駄目かも。
どんどん痛みは増していき、夫に頼んで救急車を呼んで貰いました。
どうしてもっと早く救急車に頼らなかったんだろう。職場で出血したときに呼んでいたら、結果は違ったのかも知れません
遠くから聞こえて来るサイレンが凄く頼もしく聞こえました。
救急者を呼んで良かったことは、起き上がらなくて済んだこと。寝たまま運んで貰えるだけで有り難い。起き上がったらきっと出血はこの比では無かった筈。
痛みは酷くて泣きわめいていたけれど、意外と意識はあるもので、救急隊員の呼び掛けや励ましも届きました。
相方はずっと手を握っていてくれました。
そんでもって、意外に…救急車って揺れるのね。余談ですが。
揺れる度に出血があったのが辛かった。
20分程で病院に着き、産科病棟に収容されました。すぐに内診がありましたが、すでに大半が流出。
超音波にも何も写りませんでした。
体外受精でやっと授かったのに、凍結胚では子宮内膜が脆くて流産することが多いのだそうです
出血が続くので、2、3日入院することに。
相方が気を聞かせて、個室にしてもらいました。さすがに、出産したお母さんたちの中にいては泣けない。
朝まで止血剤の点滴が打たれました。
相方と二人で泣きながら浅い眠りにつきました
涙はいくらあっても無くならないもので、流れてしまった子供の事を何度も話し合いました
まだ、子供の事を思うだけで涙が出てきますが
今はなんとか、とりあえず気持ちは上向いて来そうです。
亡くしてしまったこの子は、まだこの近くにいて、きっとこの子はもう一度お腹に帰ってくる。
ならば、待っているだけではなく、こちらから捕まえに行こう…………
と思います。
そのためにはやく元気になろう
元気になって、赤ちゃんが天国に辿り着く前にもう一度お腹に取り戻しに行こう
そう思うと、元気になりたいという気になりました。
非科学的ですが、この子を返してもらう、取り返しに行く事がかなりの支えになっています
その思いだけで、起き上がって、夕食食べてポカリ飲んでます。
明日か明後日には退院できます。仕事復帰はいつにするか悩み中。仕事の負荷と回復具合で考えます
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