古生物を研究している福田芳生氏によると、草食恐竜というのは、元々肉食で、長い時間をかけて草食に移行したと考えられているそうです。
どうやって草食になったのか? 二つのパターンが考えられるそうです。
1 草食恐竜の先祖は、他の素早い恐竜達に餌を取られ、残っているのは骨と僅かな肉だけ。それを食べる際、当然草も一緒に口の中に入った。最初は嫌だっただろうが、次第に草を食べるのも苦痛ではなくなり、やがて草食専門になった。
2 草食の獲物を倒した後、その肉を食べているうちに、胃の中に残っていた草も一緒に食べているうちに、次第に草を食べるのも苦痛ではなくなり、やがて草食専門になった。
いずれにしても、数千年、数万年単位で肉食から雑食になり、やがて草食に移行したということです。
ふと思ったんですが、もし恐竜に心があったとしたら、肉と一緒に草も食べてしまったら、どんな反応になるのか、その後草を食べるのも苦痛ではなくなったら、どんな反応をするのかというのを考えてみました。
★肉食期
「うわー、嫌だなあー。肉と一緒に草まで口に入っているよ。でも、生きていくためには、仕方がない」
★雑食期
「おお! 草だって、結構旨いじゃないか」
★草食に完全移行
「草が旨くて、もう肉なんて食べてられないよ」
といったところでしょうか。
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