木、金、日とライブないしコンサートに行きました（2月23、24、26日です。）。
木、金はバロン&熊谷太輔with ビロビジャン。木曜日はキッコリーズとも共演されました。ちょっと疲れ気味だったのですが、熊谷さんのカホンのドドドドという響きが身体の内側から元気を補給してくれたような気がします。バロンさんのパフォーマンスも楽しみました。高円寺の南口とか阿佐ヶ谷とか言われると親しみを感じてしまいます。
木曜日の会場のムジカホールカフェを訪れたのは、高瀬麻里子さんがいらして嵯峨さんと共演されたとき以来2年ぶりくらいだったと思います。キッコリーズは鈴木さんがおらず岡崎里美さんとかせのまさよさんのお二人が加わった編成。まうさんがかわいい音とお書きになっているのをお見かけしましたが、見た目もかわいらしいお二人でした。
金曜日のみんたるでは前々週のRINKAの打ち上げで楽しい時間を過ごさせていただいたばかりで、それを覚えてくださっていた店主さんからお声かけいただき今回も居残ってしまいました。熊谷さんとはすぐお隣になって、前日いたのは覚えてくださっていたようでしたので「ライブでは去年初めていらしたんでしたっけ」とか「でも地元の鹿追でされたのは今回初めてですか」などと普通に話をさせていただいていたのですが、他のお客様が私のことを道南と呼ぶのを聞いて、「あ、道南さんだったんだ〜」と急に昨年を思い出してくださったようでハグしてくださいました（私はくものすカルテットは欠席だったのできりくまツアーの時ということになります。）。匿名性を保つための匿名の筈が最近どうもあべこべです。
ふとしたことで、道南の千秋庵総本家から各地に枝分かれした菓子舗のうち帯広は千秋庵の名を捨てて六花亭となったなどというトリビアを披露したのがきっかけでしたが、それを聞いて熊谷さんが「いい声してる」とおっしゃってくださいました。
御記憶ではないでしょうが、昨年のきりくま前夜のジャックでも同じ事をおっしゃってくださっていたのです。パーカッショニストではDrakskipの渡辺さんが手が大きいなどとおっしゃってくださった時もそうでしたが、私の場合はそれを音楽に活かしてどうこうというのは全くないのですけれども何だか嬉しくなります。
終電が迫っていることに気が付いて急いで辞去したため最後御挨拶できなかったですが、御出身ゆえまたお会いできることがあればと思います。
日曜の昼間は苫小牧に行ってみました。
道南在勤中は札幌や旭川との行き帰りにいつも通過していましたが、改札をくぐったのは金子飛鳥さんがトヨタのショールームで演奏されるのを聴きに行ったとき以来でしょうか。だとすると10年ぶりくらい。
苫小牧までがKitaca・Suicaエリアのようでしたので、最初は切符を持たずに気軽にすいーっと行ってみようかなどと思っていたのですが、Sきっぷなら値段がたいして変わらないことが判明。金券ショップででも買った日にはかえって安くなったりします。しかも普通列車は1時間に1本くらいのところ、特急にも乗れると選択肢も倍増。結局Sきっぷを予め用意しました。
目当ては苫小牧出身で芸大を出られたフルートの丹野恵美子さん。丹野さんを知ったのは、momo椿*や豊田さんの関係でVOICE SPACEを知り、メンバーに中村さんのほかにも北海道御出身の方がいらっしゃることに気が付いたのがきっかけです。
偶然ブログを発見して地元苫小牧での演奏の機会があると知り、半年以上前から行けたら行ってみようと思っていたのです。
この土日、東京ではその中村さんをはじめゆかりの方々のライブが目白押し。以前からの丹野さんのことがなければまたまた上京していたかもしれません。でもゆかりの方々同士のライブが昼夜にわたり何本も重なっていましたから、行ったら行ったでどれに行くか苦しんでいたことと思います。関心が広がるとそういう悩みも増大します。
最初わかっていたのは日にちだけでしたが、迫ってきてから時間と場所もブログで知りました（教えていただきたい旨コメントしたところアップしてくださったのです。）。
会場の苫小牧市文化会館は苫小牧市民会館と隣接していて何だかややこしい。一度だけ仕事で訪れたことのある我々の職場の苫小牧営業所のようなものも近い辺りでしたが、駅から歩いた昼過ぎころはかなりの吹雪で苦労しました。帰りには晴れていたのはよかったのですが、その間に積もった雪をこいで歩かなければならず短靴では大変でした。
日時場所と「地元演奏家の夕べ〜アフタヌーンコンサート」というタイトルで丹野さんがお出になるという以外は全く予備知識なく訪れたのですが、プログラムをいただいて丹野さんは全部で７組出演される中のお一人ということがわかりました。
丹野さんのように広義の地元という方が他にもいらしたのかもしれないですけれども、クラシックから雅楽までふだん聴かないようなジャンルの音楽を聴いて、地域でこれだけの音楽に取り組んでおられる方々がいらっしゃることに感銘させられたことでした。
丹野さんはバスフルートでの独奏１曲とフルートでの地元のピアノの方と二重奏2曲でしたが、やはり楽器で音を出す以上の「表現」を志しておられるように感じられました。この日のためにアレンジをして準備された曲だったようです。
せっかくなので終演後に御挨拶して日時等を教えてくださったことにお礼を申し上げ、VOICE SPACEのCDにサインもいただきました。驚かれたようでしたが、VOICE SPACEで丹野さんを知ったことを御説明しました。傍らの御夫婦が「親も持っていないCD」と発言されていたので御両親だったようです。
お書きになる文章の感じからうかがえるようにテンションの高いお人柄のように感じられました。苫小牧での演奏は10年ぶりとのことでしたから、高校生の時以来ということになりましょうか。こちらは転勤のある身なので行ける時に来てくださってよかったです。
さて、地元ライブの関係が長くなってしまいましたが、2011年12月4日の続きです。
前回は中原さんの関係で帰着後にまで話が及んでしまいましたが、大盛り上がりのSelmaの後、引きも切らないアンコールの中、この日のゲストの皆さんが再度登壇されました。
そして、再度のメンバー紹介などを交えてのアンコール曲は「古い映画の話」とお腹が空いて何か食べよう旨の独自の歌詞をつけたおなじみのポルカでした（またまた他のお客様の書かれたものを参照させていただいたところによると「腹ぺこpolka」という名前が付いているようです。）。
「古い映画の話」をCD『Tokyo Irish Generation』で聴いたのは2010年の夏の終わり。それはおおたか静流さんのヴォーカルによるバージョンでした。
そしてその年の9月末、JJF北海道ツアー初日に初めてじょんさんの歌声で聴いた「古い映画の話」はCD以上に心にしみわたりました。先日うかがったところによるとじょんさんの歌の原点なのでしょうか。
それから各地で聴くたびに吹く風に心が洗われるような心地になっていましたが、昨夏（2011年）雨にけぶる緑の公園を背にした帯広百年記念館での生音生声などは特に心に残っています。
最後は皆さんで賑やかに「腹ぺこpolka」で終わりました。この曲はいつ頃から聴き始めたのだったでしょうか。はっきり覚えているのは（2011年）1月の阿佐ヶ谷madhog kitchenで田嶋さん、長尾さん、中藤さん、ショーキーさんを交えてのもの。
そして7月の北海道ツアー最終日のアミカではRINKA、ビロビジャンを交えたやはりアンコールでした。しっとりと終わるのもいいですが、こういう終わり方もいいものです。
地元ライブの話が長かったので、今回はここまでとし、終演後のことは次回にまとめて書きたいと思います（続く）。
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