かんしゃのお話。

仕事の忙しさは相も変わらないのだけれど，しかし，飲み会のお誘いなどもあったりする。
友人の少ない私にとって，その種のお誘いはレアアースと同じくらい希少な機会なので，できるだけ断らないようにしている。

一昨日には，ロースクールの元クラスメートから飲み会のお誘いを受けた。
一緒に勉強会をやっていて司法試験に一発合格したクラスメートが，無事に検察官になったので，５〜６人で集まってそのお祝いをやろうではないか，というお話。
それで，月島のもんじゃ焼き屋にて飲み会と相成った。

私と同様にまだ試験勉強を続けている人，もろもろの事情で試験勉強に見切りをつけて他の分野に転進した人，まあ，いろいろいたけれども，楽しいひとときを過ごすことができた。

その後，スタンドバーで２次会となって。
そこで私は，言わなくてもいいことを言ってしまった。
「実は，今日，誕生日なんだよね」

そしたら，他のメンバーと店員さんが気を使ってくれて，ろうそくを立てたパイをおごってくれた。
定番のハッピーバースデーの歌を歌ってくれて。
そして，ろうそくの火を吹き消して。

まあ，４６歳にもなってしまうと，誕生日を迎えるということ自体はそれほどめでたいことでもない。
ただ，義理でも「誕生日おめでとう」と言ってもらえるのは，やはりありがたい。
その感謝の気持ちを忘れないようにして，また１年を過ごしていけたら，と思う。

毎年毎回思うことだけれど，
「変わりゆけ　変わりゆけ　もっと好きになれ」
（「最後の女神」作詞作曲・中島みゆき）
そうありたいと、願いつつ。