mixiユーザー(id:2230648)

2011年12月25日14:27

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ことしもみたお話。

ええと,まずはこのウェブページを開いていただきたいのだけれど,音が流れるかもしれないのでご注意願いたい。
http://www.yakai17.jp/
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PCの環境によっては音が流れない方があるかもしれないが,まあ,それはそれとして。
このウェブページの左側に,東京公演スポットということで動画のボックスが収められている。
この動画のBGMで流れているのが,中島みゆきさんの「竹の歌」といううた。

「竹の歌」は,ここ10年ほどの,私のお気に入りのみゆきソングなのだ。
(歌詞をお知りになりたい方は,こちらが便利。http://miyuki-lab.jp/disco/lyric/ba314.shtml
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中島みゆきさんの「夜会」については,近年は私はあまり高い評価を付けていない。
以前に,この日記にもこんな感想をアップしている→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1367673833&owner_id=2230648
このときも記したけれど,不熱心ではあるが私は一応中島みゆきファンなので,今年も「夜会」があると言われれば,これを見に行かないわけにはいかない。
しかも,今回の「夜会」はかつて上演された「2/2」の再演というのだから,私の好きな「竹の歌」を聴けるかもしれない。
そう思って,ファンクラブのチケット優先販売を申し込んだのは,今年6月のことだった。
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それで,無事にチケットを確保できたので,先日,観てまいりました,「夜会vol.17『2/2』」

今回の「夜会」は,ストーリーがかなりわかりやすくなっていた。
前回のような綿密な予習はしなくても良さそうな作りになっていた。
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ありがたいことに,「竹の歌」もきちんと聴くことができた。
あらためてこのうたを聴いて,例によって考えてしまった。
今回の「2/2」のメイン・テーマからはかなり外れるのだけれど。

この日記でも,私は「自由で公正な社会制度」とかいうことを考えたりする。
そんなことを考えること自体は,悪いことでも無駄なことでもないと思っている。
しかし,「竹の歌」という歌に接すると,国とか為政者とかがどんな存在であろうとも,それらに押しつぶされずにしなやかにしたたかに生きていくことの価値を考えさせられる。
国家社会がどんなふうに移ろい行こうとも,圧制者にひれ伏すことがあろうとも,しかし決して折れはせず消えはしない。
そんなしたたかさ・しなやかさに比べると,「自由で公正な社会制度」という想念は,その優先順位においてひとつ譲ることになるのではないか。

いや,そうではないのかもしれない。
そういうしなやかさを持った社会であれば,大抵のことは受け入れられるだろうし,大抵の自由は許されるだろう。
とすれば,制度としての自由・公正の背後には,しなやかな価値観を持つ社会こそが存在すべき,ということになりはしないか。

「竹の歌」がうたう,「私が住みたい国」である「竹の国」,ひれ伏すことはあってもけして折れもせず消えもしない竹によって構成されているくに。
私もそんな,竹のようなしなやかな心を得ることができるだろうか。
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追伸
書き忘れてました。
みなさま,Merry Christmas!
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