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2011年11月19日22:32

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心が遠い空駆ける

いろいろ記録しそこねていることがある間に埼玉県某所への出張に行って戻ってきました。昨秋、3人態勢のO'jizoを観たり、中原さんとは久々の再会だった坂上さんじょんさんとのルミネエスト屋上に行った時の出張と同じ用務です。

今年も木曜の夜にはお茶の水に行き、きちんとした形では2年半ぶりくらいでmomo椿*を聴きました。中村さんの茶色ではない方のアコーディオンはずっと修理中だったそうです。鳥のついたメトロノームは使わなくなっていたけれど「おしゃれTOKIA」はやはり好き。mauさんの歌声もやはり綺麗でした。

しかし、仕事なので仕方ないとはいえ、行動が自由にならないので、例年同様せっかく行っているのにもったいない思いもします。もう1泊するだけで数々の魅力的な催しに出席できたのですが。
そこで、昨晩は帰らなければならないのに各地のライブ会場を回り、御出演の方々を驚かせては一瞬にして去るというあまり建設的ではないことをしてしまいました(お会いできてよかったですけれど)。

埼玉県某所の寮では水まわりのトラブルに気を取られ、次の人のための整理整頓で忘れてしまったことがあるし、ちょっと疲れを引きずっている感じです。

さて、ここからやっと本題です。

以前に北鎌倉駅のホームは山田ミネコさんの作品を思わせる雰囲気があったなどということを書きました。その少し後、札幌の方がブログで山田作品に触れておられるのを見て、御病気であまり描かれなくなったようだが、今はどうされているか…と調べたところ、昨年今年と2冊も商業出版で出されていることがわかり、久々に読んだということがありました。

それで山田作品のこと、なかでも代表作の最終戦争シリーズを思い返す機会が得られたのですが、作品の中でモノローグのように使われていたフレーズは純然たる詩作としても高く評価できるものでした(本当に詩集も出されていたと思います。)。

心が遠い空駆ける
体はいつもここにいる
読んでいるのは物語
遠い昔の姫君の

まだまだ続きますが、そらで言えるのはここまで。今回の機会が得られる前からずっと心の中で繰り返し諳んじてきました。日本語の七音や五音の美しさを活かした連なりが胸に残ったのだと思います。
ノヴェラが音楽を担当した最終戦争シリーズのイメージアルバムでは、これにメロディをつけてアンジーさんが歌っていましたが、男女のかけあいで朗読したりしても面白いのではないでしょうか。

もともとは雑誌も出版社も今はなき朝日ソノラマのマンガ少年(後にDuo)で連載された「最終戦争伝説」で使われていたのではなかったかと思います。その「最終戦争伝説」冒頭の

夢の続きのそのまた続き

…に始まるモノローグもまた七音の連なりが美しくて覚えています。

幼い頃に読んだあの物語の続きということでこちらが勇んで読んだために印象に残ったということもあるでしょうし、山田さん御自身もこれからというところで中断していた物語を再開する場を与えられて気合が入っていたのではないかという気がします。
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