横浜の山下公園で行われているアフリカンフェスタに行ってきた。
毎年、5月か6月に行われているイベントですが、今年は震災の影響で中止になっていたものです。昨日の朝、Twitterを眺めていて、初めて開催を知りました。
毎年、招聘アーティストのライブが見られるのが最大の魅力なのですが、今年はCHEIK TIDIANE SECK(シェック・ティジョネ・セック)という人。マリ出身の世界的なキーボーディストだと書いてあるが、知らないな〜と思っていたら、あのサリフ・ケイタのバックを務めていた人だった。家にあるレコードとCDをチェックしてみたら、名作「SORO」をはじめ、「AMEN」「FOLON」に名前が。特に「AMEN」では、ミュージック・コーディネイターともなっていて、よくわからんが重要な役割を果たしていた人なんだと思う。
風邪も快方に向かい、天気もよく、久しぶりにビールを飲み、ケパブなどのアフリカの料理を食べて、メインステージでのライブに向かった。
バンドは総勢6人。シェックのキーボード、ギター、ドラム、パーカッションにボーカル。それに特別ゲストとしてママドゥ・ドゥンビアがリズムギターで入る。ママドゥもサリフと縁の深い人。期待が高まる。
演奏時間は約1時間強、本当にいいライブでした。まずボーカルが凄い。そりゃサリフとまではいかないまでも、マンディングの伝統を受け継いだ力強い声が秋空に響き渡った。よく通る声だな〜。シェックのキーボードは表情豊か。変幻自在にリズムの嵐の中を舞う感じ。
会場総立ちとまではいかなかったけれど、なかなかの盛り上げりでした。多分、今日は最終日なので、更に盛り上がると思います。普段、アフリカの音楽には縁がなさそうに見えるお年寄りの方も身体を揺らしながら聞き入っていました。こんなところがこのイベントのいいところでもあるのだな。
アフリカンフェスタにはこれで4年間連続で行っているけれど、ライブに関しては、間違いなく今年が最高でした。
ママドゥ・ドゥンビアは、サリフ・ケイタのツアーで来日した後、日本に活動の拠点を移した人。昨年は、やはりこのアフリカンフェスタでコラの独奏を聞いた。ひとつ前の日記でもふれた宇野世志恵さんとも非常に縁の深い(控えめな言い方ですが)人で、その意味でもなんだかとても不思議な感じがしました。
写真で白い衣装を着てギターを弾いているのがママドゥ・ドゥンビアでです。
【訂正】
ママドゥ・ドゥンビアをアフリカンフェスタで見たのは、昨年ではなく一昨年でした。訂正します。
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