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2011年10月21日00:18

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大船渡市訪問記録(6)

10月8日〜10日のボランティア活動の記録です。

大船渡市へ行くのもこれで6回目。
自力で行くのは5回目になります。
片道12時間を越えるドライブもすっかり慣れてしまいました。

この日の仕事は、「引越しの手伝い」。
ボランティア派遣人数も4人と少なめです。
一緒に行ったメンバーは、私と知人、そして親子連れ。
子供さんは中学3年生です。
受験生、でも受験そっちのけでもとてもいい勉強に来ていると思います。親偉い。

名古屋から来て今回初めてのボランティア参加とのこと。
お父さん曰く、9月に一度車を走らせて来てみて、これなら行ける!と判断して息子を連れてやって来たとのこと。
なんか思考回路が私に似てる……。
しかし中学生OKなボランティアセンターはなかなかなかったらしい。
その行き当たりばったり加減もなんだか私に似てる……w

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家はぱっと見何も問題なく見えましたが、傾いているそう。
2階に上がると襖と柱の間の傾きが如実に見える場所がありました。
損壊の程度は半壊になるのだそうです。

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前に被災地の様子を確認していた時には津波被害で流されたところばかりに目が行っていましたが、こうやってぱっと見ではわからないところにも被害はあるのです。
津波による被害がメインで地震による倒壊は少ないみたい、と思っていたのは私の勝手な思い込みでした。


引越しと言っても新居に家具を運ぶのではなく、近くにあるボックスのハウスに運び込んでいきます。

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ということは、家を建て直してまた運び込むための仮置き場なのでしょう。
大きな家具も多く、2階への階段が狭いので2階の窓からロープで固定して降ろしていくという大作業でした。
その家の息子さんと近所の友人も手伝って、力仕事の役割は実質6人です。

人数がいれば作業もはかどるものですいすいと進みます。
途中休憩のときにはおだんごやりんごなどいろいろごちそうしてくださり、お昼もおにぎりを用意してくださっていました。
自分達の働きの割にいただきすぎなのではないかと思うほどで恐縮してしまいます。

そんな休憩の時には体験談をいろいろ聞かせてもらいました。
この家の方はより津波被害の大きかった陸前高田市に勤めている人が多く、よく助かったと思う局面も。
また、地震から4日は職場を動けず、その後ようやく家に帰ってこれたのだそうです。
陸前高田市に親戚がおり、その方々は流されてしまったとのこと。
やはり被災地に住む方は家族は無事でも、親戚、友人など身近な誰かが犠牲になられている方達ばかりなのだと改めて感じました。


ところで、驚くべきことがありました。
最初に話しました、今回一緒にボランティア参加していた親子のことです。
名古屋から来たということで、私も大学の頃愛知に住んでいたんですよー名古屋じゃなくて瀬戸市ですけどねーなんて話をしているうちに、お父さん、私と同じ名古屋学院大学の卒業生と判明しました!
しかも年を聞いてさらにびっくり。私が1年の頃には4年でまだ在学中。なんと、在学時期がかぶってる?!

こんなはるか遠い地でそんな縁の人と出会ってしまうなんて、世間は広くて狭いですねと2人で妙に嬉しがりました。
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