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2011年09月11日11:28

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槍ヶ岳3 憧れていた光景

三日目。

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槍の肩から望むご来光。神々しいレベルの美しさに登山者たちも口々に歓声を上げる。

今日は一気に上高地まで下る。
先に出る準備をすませておき、朝メシを食ったらすぐに出る。
でも外は寒いので、出る前に喫茶室でホットココアを飲んでから出発することに。

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槍ヶ岳山荘から見た槍沢。ここを下っていく。
この丸いカール状の地形は、昔ここが氷河だった名残り。


山荘を出発して1時間半、天狗原分岐に到着。
天狗原では、天狗池に映る逆さ槍が有名であり、以前から一度は見てみたいと思っていた。

元々の予定では昨日は南岳小屋に宿泊して、天狗原を経由して槍沢を下るはずだった。しかし槍ヶ岳山荘に泊まったことで帰りのルートも変更となり、天狗原に寄る話も一旦おじゃんになったのである。

しかし、途中で我々を追い抜いて行ったオヤジが「これから天狗原に寄り道して下りるよ〜」と言っていたことが引き金になり「やっぱり天狗原行きたい」と思うように。
ネックは往復のタイムロスと余分な行程にひるねの足が耐えられるかだが、15分早く出発して足で15分稼いだおかげで天狗原分岐に到達した時点で予定よりも30分早い。空は快晴。双六岳も南岳も行けなかったし、せめて天狗原くらいは行きたい。お願い!

というワケで天狗原行き決定。キャッホーひるね愛してる。

分岐にザックを置いて、三脚だけ持って天狗原へ。片道30分ほどの行程だが、足元の不安定なガレ場が続く歩きにくい道だ。
槍沢の向こう岸に到着すると急登り。それをよいしょと越えると天狗原に到着。

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これだよこれこれ!!これが見たかったんだよ!!!!

天狗池に映る逆さ槍。さすがに風があるので鏡の如き水面とはいかないが、それでも写真などで憧れていた景色を目の当たりにしてテンション上がる。一昨日の鏡平があいにくの天候だっただけになおさらである。

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来てよかった。見れてよかった。


ルートを見失って滑落しかけたりしながら天狗原分岐に戻る。1時間半のロスを取り戻すべくペースを上げて槍沢を下る。

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あちこちに雪渓が。あの橋みたいになってるとこに乗ってピョンコピョンコ跳びはねてみたくなるのはオレだけじゃないよね?

徐々に水量を増していく槍沢を見ながらガンガン下り、11時45分、横尾山荘到着。昼メシはカレーにする。
横尾山荘から先は比較的歩きやすい道。このへんになると行き交う人も登山装備の人だけでなく軽装の人も増え、いわゆる山ガール的な女性もたくさん見かけるようになる。


靴擦れやら捻挫やらで限界をとうに超えた足を引きずりつつ、15時上高地到着。
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河童橋の向こうに穂高がくっきり。

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とりあえず自分にごほうび。めちゃくちゃ美味い。

上高地でお土産を物色したり、ソフトクリームを食ったりしてしばらくゆっくりし、タクシーを拾って新穂高温泉へ戻る。


駐車場に戻ってきてビックリ。車だらけ。満車を越えて道路の両脇に路駐の列が。
やっぱり台風一過で晴れたからって山に登りに来てるんやろうなあ。そう考えると我々タイミングバッチシでした。

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本日の宿、深山荘。泊まるのは2度目。料理が美味い。
ちなみに去年は両親も泊まりに来ていて、フロントで「去年の今頃に山の上でこけて足の骨折ったオヤジが泊まりに来ませんでしたか」というと「ああいましたねえ」と苦笑していた。

チェックインして速攻フロに。髪の毛が脂ギッシュで気持ち悪いのなんのって。3回頭洗った。ンギボヂイイイッ!!

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写真は貸し切り露天風呂。目の前は蒲田川。
入浴中の妻を撮ろうとしたら「カメラ叩っ壊すよ!?」とマジ顔で言われて断念。残念。

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晩メシ。飛騨牛ステーキの朴葉味噌焼き。めっちゃ柔らかくて美味かった。

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岩魚三昧。岩魚の骨酒は特筆すべき美味さ。


泥のように眠って朝メシはご飯2回おかわりし、露天風呂に入ってチェックアウトして、平湯のバスターミナルでお土産を買って5時間かけて堺に帰ってきましたよっと。おしまい。
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