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2011年08月28日01:56

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【感想】「任期8年」を標準にしたらこっちは短くて未熟者ばかりになる

ニュース「回転ドアのように首相が交代する国…米紙が論評」について


 まず、“revolving door”の用法が本来的でない。首相は返り咲きしないからだ。米国で現代政治を評する際に使われるこの言葉は、「学者などが政権に招かれて政策立案・意思決定に関与する立場にあった後、再び元の研究機関に戻ること」というほどの意味で用いられる。その後ももしお声が掛かれば、その政権で働く。“revolving door”とはそうした、一人物が学界と政界とを華麗に行ったり来たりしてキャリア形成するさまを表すのである。
 たしかに日本の政権の寿命が短すぎると言われればもっともである。単発的な「対処」でなくじっくりと腰を据えて何事かを成すには困難という印象だろう。
 一方で、大統領の任期が固定の4年もしくは8年の米国で、その前半の4年間が次の大統領選を戦うための準備に費やされることへの批判があってよい。大統領は再選された5年目からようやく安心して国政を執れるではないか。しかも任期中に低能(失礼!)が露呈しても次の交代まで成す術なく、ホワイトハウスも全国民も政権の絶命まで無為に時を稼ぐことしかできない。それと比べればこちらの国のシステムもそう悪くないと感じるのはひいき目過ぎようか。
 とにかく今は、「管でなければ誰でもいい」のだから、海外からの細かい注文は必要ない。また、中国とは弱腰でこのまま関係するわけにいかないので、向こうの言い分を聞かないくらいの変わり者がよいかもしれない。そのためにも「首相職」に不慣れな新人より、短命で辞めていった元首相の誰かに戻ってきてもらうとか。


■回転ドアのように首相が交代する国…米紙が論評
(読売新聞 - 08月27日 07:56)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1721518&media_id=20
 菅首相の26日の辞任表明で日本の政権が再び短命に終わることになり、米国内では「回転ドアのように首相が交代する国」(ニューヨーク・タイムズ紙)への失望が強まっている。

 9月の首相公式訪米は延期が決まり、新首相による訪米のメドも立っていない。民主党代表選に立候補を表明している顔ぶれの中では、知米派の前原誠司前外相への期待が米側に高いが、「政策面でほかの候補との違いは見られない」(ウォール・ストリート・ジャーナル紙電子版)など政策論議低迷への懸念も目立つ。

 中国・清華大学の劉江永教授は、菅首相が昨年9月の中国漁船衝突事件で見せた対応につき「中日間の敏感な問題を処理する外交手腕が未熟だった」と本紙に語った。中国では、代表選で、「対中強硬派」とされる前原氏にどの程度支持が集まるかにも関心が集まる。
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