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2011年07月21日05:09

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南方軽便鉄道攻略作戦2010 1

2010年8月下旬出発でしたから11ヶ月遅れの日記スタートあせあせ

写真自体は年が明けた頃にチョイスしてましたが地震が来たり半分忘れてたり・・・とズボラ状態が続いたので今頃に。1年近く前の出来事なので思い出しながら進めてみます。途中中断もあるでしょうが、ま、頑張って書きましょ。


例年なら今頃は次のインドネシア行きを準備を進めているはずですが、今年は我々のグループ主催者?が事情あって計画を立てれず中止に。私メの経済状況もそれなりに厳しい状態でしたので、来年に向けて溜め込んどくことにしましょう!あせあせ

目的地はインドネシア ジャワ島のサトウキビ鉄道で使用されている小型蒸気機関車やディーゼル機関車の軽便鉄道。京都、大阪と東京から集まった鉄チャン5人のグループ撮影旅行です。現地では通訳ガイド氏と車を1台チャーターしてサトウキビ工場を周ります。
ジャワ島といえば赤道直下の南半球側、昼間の屋外はとにかく暑く、そんな中で機関車の撮影を続けるので大変です。そんな思いをしてまでも好きな鉄道を撮影しようというわけですから我々は「修行」と称してますウッシッシ

サトウキビ鉄道はジャワ島中部から東部にかけて広く分布してますが、2010年作戦は東部からさとうきび地帯の東半分を周る事にしました。ジャワ東部となると西部のジャカルタから入るより東隣りの島、バリ島から入ったほうが便利です。そして関西組と合流の関係から出国は関空より、帰国は成田とちょっと変則的な往復航空券となりました。
ではいよいよ本編・・・


2010年8月28日〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

出発は羽田から、関空行きの全日空機。関空のガルーダインドネシアカウンターで無事関西組とも合流。

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ガルーダのキャンペーンで、ユルガルーダがウロウロしてますほっとした顔

出国手続きを済まして搭乗ロビーへ。

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毎度の事ながら? 国際線利用時にしか撮影のチャンスが無いので、ターミナル移動機を撮ってしまいます。これも軌道モノですからわーい(嬉しい顔)

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関空発 バリ島デンパサール行きGA883便はエアバスA330 関西空港 昼前には離陸です。

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フライト途中、フィリピン ネグロス島の横を通る事がわかりました。雲の下に見えてる島がネグロス島。この反対側の海沿いにはフィリピンのサトウキビ鉄道があります。インドネシアとは違いフィリピンはアメリカンナロー(軌間914mm)の軽便鉄道。ここに行ったのは10年ちょい前くらいでしたか・・・ 上空からこの軽便軌道が・・・見えるわけありませんが、脳内ではしっかり見えてます!わーい(嬉しい顔)

国際線移動時は、まだ撮影モードではないのでアロハに短パン、周りのリゾート組とさして変わらないスタイル。違うのはグループ全員野郎だけって辺りかウッシッシ
夕方(現地時間)にはバリ デンパサール着。この空港も何度も来てるので勝手知ったる場所、ガイド氏とも無事合流。今回のガイド氏はズブロ氏、20年以上も前から多くの鉄チャングループを案内している鉄ツアーのベテランでもあります。
デンパサールからはチャーター車(マイクロバス)でジャワ島へ向かいます。まずはバリとジャワ島の海峡まで約100km、高速道は無いので5〜6時間はかかります。
途中のレストランで夕食。波の音が聞こえてきますが既に日が暮れているので、きれいであろう砂浜は残念ながら見えません。

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メニューはナシゴレンや野菜の炒め物(ナントカゴレンあせあせ(飛び散る汗))など。

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レストランはオープンテラス式で中庭には大きな蝙蝠が飼われていました。

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ちょっとした土産店も併設されていて、バリ美人が。

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こちらは本当のバリ美人。撮らして、と言ったらテレちゃって目がハート

食事が終わって海峡に着いたのは22:00頃。

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メイン国道のフェリーなので車が一杯になり次第、次々に出港します。

ジャワ島に上陸して今日の宿泊予定地、シツボンド(situbando)に到着したのは深夜0:00前くらい。無理してここまで来たのも、途中にホテルのあるような街が殆ど無いのと、最初の目的地のサトウキビ工場がすぐ近くにある為です。
シャワーを浴びて荷物を整理して、さっさとおやすみ眠い(睡眠)


8月29日〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜遅い到着にも関わらず朝早く起床、朝食をホテルでさっさと済ませ、ホテルから車で15分ほどで行けるオレアン(Oiean)工場が今日の撮影地。んなもんで、出発したらすぐ到着です。軌間は700mm。

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機関庫前は以前と変わらぬ風景。しかし聞くところによると蒸気機関車で火が入ってるのは1号機1両だけ。(例年なら2両は動いていた) しかも工場内入れ換えのみで、畑への列車往復はディーゼル機関車が行っているとの事。オレアンはSLが畑への列車を牽く事で知られていましたが、燃料の薪が高騰してるとかで2両しかない小型の協三製DLをメインで使っているようです。しかしSLをチャーターすれば畑に出る事も可能と言う事だったので、SLのチャーターとなりました。
と言っても、すぐに出発する訳ではないので、その間は工場内ヤードで撮影。

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機関庫横の線路上には、何やら重たそうな物を載せられた貨車が・・・ 落書きのドクロマーク(正面MAOTのOの部分)、他でも似たようなドクロ絵を見たので、インドネシアの一般的なドクロスタイルなんでしょうあっかんべー

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もう1両は重すぎて? ダダをこねたようにひっくり返ってますほっとした顔 何故か積んでる物がバラけてないな、と思ったら番線みたいなので固定されてます。

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DL給油中。50年近くも前の日本の協三工業製です。この工場のDLはこの同型機2両しかありません。

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DLのキャブ後に置かれている鉄の足ヒレのようなものは脱線回復器。

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1号機関車、SLも燃料補給中。1912年ドイツ コッペル社製です。

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SLとDLが並ぶと、こんなに大きさが違います。

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ヤードでは工場のさとうきびを載せたローリー(貨車)を押し込む為に、機関車で押したりウインチワイヤーで引っ張ったり。

ウインチ操作の人が盛んに何かを示すので、よく見ると・・・
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ローリーを牽く為のウインチは何とスティームエンジン! 今まで何度もオレアンに来ていて、このウインチも何度も見ていたはずなのに・・・モーターとばかり思ってました。私メの目はフシアナです涙

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工場内のはずなのに、こんな人が歩いてきたりしますウッシッシ

何でかSLが出発していくなぁ・・・と思ってたら、我々を乗せないまま出発した事が判り、列車を止めにバイクで追っかけていったセキュリティの後をDLに乗って追っかけます。

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SL列車は工場を出て少し行ったところで待ってました。停車した位置が民家の踏切りにかかっていたので、貨車を切り離して人が通れるようにしてました。

午前中は刈入れの畑まで空のローリーを持って行くのが仕事です。我々は機関車のテンダーに乗車。

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薪の上にそれぞれ勝手に座り、そこから見た機関車。

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空車列車とはいえチャーター列車でもあるので、景色のいい場所で列車を止めては撮影・・・

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田圃の中でも撮影・・・

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刈入れ地に到着。刈入れ場所畑まで田圃や畑の中を臨時の軌道が敷かれています。分岐してるポイントも臨時に取り付けられたもので横断する道路は土砂を撒いて踏切り代わりウッシッシ 畑の中の軌道もハシゴ状に枕木とレールを組んだ軌匡で模型の線路みたいな感じです。当然機関車は入線できないので右端に見えている水牛が「機関車」です。

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到着してすぐ空ローリーの畑への牽き入れが始まりました。なぜだか撮影者がいると牛が怯えてローリーを牽かなくなるので、少し離れてくれと・・・そんなん今まで無かったんですが、前に何かあったんかな?
道路と畑の間には小さな用水路がありますが、そこは竹で編んだ「竹橋」で渡っており、その上には牛が歩きやすいようにさとうきび?が敷かれフワフワしてます。

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畑の中は泥の上に直接軌道が敷かれてます。走り去る牛引列車。

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空ローリーを畑に入れ終わると機関車は単機で工場に戻ります。我々も機関車に乗り、またあちこちで撮影を繰り返し・・・

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こんなところも偶然うまく撮れました。何故か他の人は誰もこれを狙ってここに来なかったけど・・・

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昼もだいぶ回って工場到着。丁度古く丸いベンツトラック、通称丸ベンが来ました。

ここで昼ご飯となる訳ですが、2010年のこの時期が丁度イスラムのラマダン(断食)に当たっていて現地の人はガイド氏も含めて太陽が出ている間は食事を摂りません。タバコも地域によっては吸わないみたいで・・・ なもんで外国人といえどもおおっぴらに食べてるとちょっとやり辛いので、車の中で栄養食を食べる程度・・・あ、これは撮影時間を稼ぐ為に毎年同じ事をやってたっけあせあせ

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機関士が戻ってくるまで少し時間があるので、その間も工場内を撮影です。これは出来上がった製品(砂糖)を運ぶ軌道で倉庫内に入った所にはターンテーブルで方向を変えてました。

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セキュリティーが使っているのはダイハツタフト。

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午後も遅くなってから積車を取りに畑へ単機で向かいます。後から機関車を追っかける自転車の子供。

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日がだいぶ傾いてきたので、こんな汽車の陰が写ります。

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午前中に来た畑で積載ローリーを繋げると、すぐに工場に向けて出発です。戻りは列車が重いことと夕闇が迫っているので、撮影できるのは1回程度・・・

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上の写真を撮影後、機関車に乗る頃には日没。この日のラマダンも終了なので機関士達は持ってきた水やパンで簡単な食事を摂ったりしてます。

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工場に戻ると既に真っ暗。計量所の明かりを利用してバルブ撮影&バカスバルブ!(煙突から出る火の粉を長時間露光撮影・・・の意味。バカスとはサトウキビ絞りカスのワラ)

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計量所の人が中を見せてくれました。手振り身振りで一生懸命説明してくれました・・・何となくわかったわーい(嬉しい顔)

工場を後にしてシツボンドの街に戻り、レストランに行って夕食です。ラマダン直後なのでレストランはどこも満席に近く混んでます。ガイド氏の案内するレストランは現地では良い所なのか客層は華僑が多いようでした。

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そこで見かけたのがキティのまがい物キャラのお菓子ウッシッシ 以前来た時はこれが印刷された別の菓子をお土産で買って帰ったこともありますわーい(嬉しい顔)


続く


南方軽便鉄道攻略作戦2010 2
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2010年リスト
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