mixiユーザー(id:2230648)

2011年03月27日03:10

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ちぢこまるお話。

昨年12月,東京地裁の刑事事件担当書記官として勤務していたところ,4か月間の短期リリーフということで民事部にまわされた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1616965966&owner_id=2230648「もろもろのお話。」)
ほぼ15年ぶりに担当する民事部の通常裁判事件の仕事で,周囲の同僚に仕事を教わりながら,身を縮めてなんとか仕事をこなしてきた。
同僚の皆さんは,自分自身の仕事で忙しいにもかかわらず,突如乱入してきた40男にも丁寧に仕事を教えてくれた。
感謝に堪えないm(_ _)m。

短期リリーフと言われてはいたものの,人事や異動に関する当局の「約束」ほどあてにならないものはないと思っていた。
それが,なんと,4月からは元の刑事部の元の席に戻してもらえることになった(^^)v。

この4か月間,民事事件を担当させていただけたのは,まことに貴重な機会であったと思っている。
ただ,私としては,やっていて面白い仕事は刑事裁判の書記官事務だ。
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3月は送別会の季節でもある。
ただ,大地震とその後の停電という事情もあって,私が所属する民事部での送別会は取りやめとなった。

現在の電力事情や交通事情のことを考えれば,送別会を取りやめるのもある意味で当然の判断だと思う。
ただ,送別会の中止が相次ぐことによって,予約を受けていた飲食店はそれなりの損害を被っているのだろうとも,思う。
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プロ野球の開幕戦は日程を先延ばしにすることになったそうな。
昨今の電力事情を考えれば当然のことだと思うのだが,気になるのは
「被災者のことを考えれば,こんな時期にプロ野球をやるのは不謹慎だ」
という論調が見受けられたことだ。

何が不謹慎で,何が不謹慎でないのか。
そんなあやふやな「空気」「雰囲気」で物事を決めようというのは,どこか全体主義の臭いがして,私は好きではない。

「戦地で苦労している兵隊さんのことを考えれば,この非常時にそのような浮ついたことはできないはずだ,この非国民が!」
プロ野球開幕を不謹慎だと非難する論調は,これに似ているように思える。
「戦地」を「被災地」に,「兵隊さん」を「被災者」に置き換えれば,そっっくりそのまま「不謹慎」論者の主張に使えそうだ(^^ゞ。

この時期にプロ野球を開催すべきでないとされるのは,プロ野球の試合が電力を大量に消費するからに他ならない。
だとすれば,電力事情が逼迫していない地域で試合を開催すればよろしい。
べつに,「不謹慎だ」とか「被災者の心情に配慮」とか,そういうことではない。

被災者の心情に配慮するとしても,それを理由として,地震や津波の被害に遭っていない地域のイベントまでも自粛するというのは,過剰反応であろう。
そんなふうに縮こまっていては,ただでさえ今回の地震で打撃を受けている日本経済にも良い影響を及ぼさないように思うのだけれど,いかがだろうか。
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被災地域ではないけれど計画停電(輪番停電)の地域で暮らしている,そんな私たちにできること。
節電につとめる,買い占めをしない,子どもたちを守る,ボランティア活動,募金,いろいろあるとは思うけれど。

案外大切なのが,「負けない!」という気持ちを示すことではないかと思うのだ。
それはつまり,必要以上に縮こまらず,普段どおりの生活を送ること。

もちろん,自分たちの生活様式をそれなりに改めて,身の丈にあったものにする必要はあるだろう。
しかし,心根まで縮こまってしまうことのないように。

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