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2011年02月11日23:43

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モネとジヴェルニーの画家たち

フォト
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_monet/index.html
(サイトには会場の作品案内の動画もあります)

忙しさで最近ちょっと心を亡くしているので気分転換も兼ねて渋谷まで出掛けてきました。

この展覧会は、モネの終の棲家となった「ジヴェルニー」に集った画家たちの作品をその明るい景観とモネとの関係性とともに紹介するもので、モネ好きの私にとってその興味を拡げる素敵な展示でした。

気になった作品たち(番号は展示作品番号)

20 ウイリアム・プレアー・ブルース「水流、ジヴェルニー」

エジプト川の水流が詳細なタッチと明るさで描かれていて先ず目に飛び込んできました。

28 セオドア・ロビンソン「冬景色」

どんよりとした灰色で荒涼とした空気感まで伝わります。この人の作品は画面を斜めに横切る坂の作品が多く空と丘を区切る構図にもこだわりを感じます。

2&3 クロード・モネ「ジヴェルニーの冬」

冬の景色としては、ロビンソンのものがあるのですが、白と灰色だけのどんよりした冬景色に実はたくさんの色彩が詰まっている事に驚かされる作品です。いつまでも観ていて作品の中に入って行ってしまいそうな感覚になります。

8 クロード・モネ「セーヌ河の朝」

湿気感。水そのものには色がなく写り込む事物や光が色を創り出す事を改めて感じさせる作品です。

5 クロード・モネ「摘みわら(日没)」

大好きな積みわらの1つ。オレンジの夕陽そのものは見えませんが、夕陽が当たっている背面の光がわら山の端を輝かしく縁取っていて、ため息が出るような瞬間を切り取った作品です。(モネ自身も「日没が早くて追いつけない・・」と言っていたというエピソード紹介がありました)

48 ジョン・レスリー・ブレック「朝霧と日の光」

こちらは早朝の摘みわら。モネの作品より湿った空気感が伝わります。
この作品に先駆けて、摘みわらの一日を2時間毎くらいに定点観測した習作の展示もありました。

59,58 セオドア・ロビンソン「果樹園にて」「ジヴェルニーの花咲く季節」

良く行く近所の梅林に似た風景が気に入りました。望遠レンズで果樹の枝越しの人物を捉えたような構図も今風です。

50 ジョン・レスリー・ブレック「秋(新月)、ジヴェルニー」

こういう作品は写真を撮るときの構図の参考になります。これ以外はないというくらい、本当に画になる夕景です。しかも特大。

その他、勿論睡蓮の連作も・・・

朝一番は多少空いていましたが、その後は凄い人・人・人。そんなに広い美術館ではないので、夕方か夜がお勧めです。(来週までですが・・)
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