前回はいつだったか忘れてしまったのですが、友人の出演するこのオケの定期演奏会は必ず物凄く暑い時か、凍えるくらい寒い時に行われるような気がします。今回は勿論後者。
ピーカンに晴れているのに、昼でも4度とか5度とか。唯一、空気がとても乾燥していて、音は良く響きました。(そして、満員御礼でした)
指揮 : 橘 直貴
ピアノ : イリーナ・メジューエワ
ムソルグスキー 禿山の一夜(原典版)… ファンタジア(ディズニー)
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18 … のだめ
(アンコール)ラフマニノフ 13前奏曲作品32より 第5番
休憩
プロコフィエフ 交響曲第5番 変ロ長調 作品100
(アンコール)
ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」… 真央ちゃん
いつも安定してアマとは思えない演奏を聴かせてくれますが、今回も同様に練習時間の少ない社会人の集まりとは思えない完成度。やはり一人ひとりの技量が違うのだなと思いました。でも(オケには悪いのですが)一番良かったのはピアノコンチェルト。何度も聴いているのに、やや唐突に鐘の響きが始まっただけでなんだか目頭が熱くなります。お客さんもすごい集中力で一音も逃すまいと聴き入ります。ピアノのメジュー・エワさんは、きゃしゃで美しい方なのですが、力強く奥行きのある音を驚くくらいはっきりと出されていました。(ああ、こんな譜面だったのか・・と、これまで聴こえなかった音まで聞こえる感じ)オケともスリリングな感じで最初から最後まで緊張感がありました。
一転してアンコールは美しく可憐で細かな連符のきいた前奏曲をしなやかに弾きます。やはりプロですね。
後半のプロコフィエフを聴いていて、このオケのローマの松での爆発力を思い出しました。でも、どうも近現代モノが合わない私は、爆音の中、うつらうつらとしてしまいました。(すみません!)
アンコールは、真央ちゃんのスケートでお馴染みの「ワルツ」
こぶしの効いたワルツにお客さんも(私も)大喜びでした。
やはり、アマでもこのレベルでやれるというのは、とても幸せだし、努力も必要なのだな・・・と思いつつ、更に冷え込んできたトリフォニーを後にしました。
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