競馬は昔から写真判定があるし、相撲や野球、ビデオ判定が導入された競技は多い。
でも、基本的には、ジャッジは人間でなければならない。
1.インプレーの時間は巻き戻せない。
2.「アドバンテージを見てスルーする」みたいな判断は、機械にはムリ。
3.そもそもジャッジの存在とジャッジング技術も、競技の一部である(廃れたら困る)。
4.廃れて、マシンでしかジャッジ出来なくなったら、そのシステムがあるところでしか、競技出来なくなる。
5.そもそもそのシステムは公平と断言出来るのか?
6.写真等を見て人間が裁定を下すシステムならなおさら。
4.は大会レギュでやれば特に問題無いかも知れないが、
レフェリーにも選手と同じ様に、目指すべき最高のハレ舞台があって、
ソコを頂点に、各国の連盟、ひいてはアマチュアまで、技術の底上げがなされるとすると、
そうとばかりも言ってられない。
「最高裁だけは、コンピュータが判決出します」ってなったら、法曹界なんて無くなるだろう。
W杯だからこそ、カメラもいいが、ジャッジも最高でなくてはダメだ。
数十個のカメラを使えば、野球のストライクも、機械で高精度に判定出来るかも知れない。が、
それに頼ったら、多分、野球は終る。人間同士でやるスポーツじゃなくなってしまうから。
1.は...もちろん、その後プレーが止まると判っているトコは、スロー再生でじっくり見たらいい。
だからサッカーの場合、ゴールかどうかは判定対象だろうと思うと、これがそうでもない。
入ってないよねヅラしてプレー続けて、何か起きたら、ロールバックは難しい。
その時、その前に「待て、止まれ!」と笛を吹くことは、機械には出来ない。
ただ、TV視聴者の見ている"真実"と現場のギャップがこれだけ大きいと...なので、
ビデオ判定に、別に反対してるワケじゃない。導入したらいい。ただ、
機械や外野席の観客に、フエは吹けないから、簡単じゃないよと言ってるだけ。
あの日は2試合とも見ていたけど...
「流れが変わっていた」と、選手を擁護する立場なら言うだろうが、
じゃあ、勝てたか?というと、そうでもなかっただろうと。イングランドも、メキシコも。
そこは結果が全ての世界なんで、選手自身は解ってると思う。
たらればの話をするんであれば、イングランドば神GKを一人でも連れて来るんだった。
毎度のことだが、神のいない国は、W杯で上へは行けない。
まぁ1点差のゲームじゃなかったのが、見てるほうからすると不幸中の幸いかな。
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