レベルの発想。

人は、それぞれの階層（レベル）で生きている。
自分の階層から下を見下ろす事は出来ても、上の階層のことは
全然想像できない。

というような事例って言うのが世の中には一杯あるんですが。

同僚M君が奥さんの出産にともない退職。
かわりにやってきた中国人。
うちより健全な営業を続けてるお店から臨時の繋ぎできたんですが
当店の仕事は楽だとのたまう。
仕込みはあんまりないし、入客だってたいしたことはない。。
なんて大口を叩いてくれるんですが、M君が大幅に貯めておいてくれた
仕込みの貯金をひたすら消費しているだけで、全然仕込みなんて
やっていないというか出来る余裕がない。
そりゃそうだ、うちより客席数少ない店なのにキッチン5人。
ちなみにうちは3人。
平日が暇なんだから、という事で人数いないのだから、週末になったら
まったく仕込みなんて出来ないんです。
だから、平日には入客の隙を見ながら仕込み続けないと週末は
破綻することになってます。
なのに、多少の入客ごときで仕込みに手がつけられない。
なのに、そんなおバカな張ったりをかますから、、、
あきれつつも仕込みを手伝ってやってました。
そうしたら、どうも私が暇だから、手伝う余裕があるんだと勘違い
した模様で、そいつの店だったら、もっと忙しいけど、ここは暇だから
などとますます無茶な事をぬかす。。。

ブチ切れかかったので、店長に「もう手伝いません。週末崩壊しますが
私には面倒見切れませんので。。」とお伝えしました。

バカですか？
言っときますが、私は仕事結構速いんです。
もっと速い人は世の中にいっぱいいるんではったりはかましませんが
上位１０％に入る速さなのには自信があります。
対して、そいつの仕事っぷりを見ていると、下位２０％に入る遅さ。
なんで、私が暇だなんて言えるのか？
私がきっちり時間内に収めた仕事をするから、暇にまかせて余裕を
ぶっこいてるとでも思っているようですが。。

自慢じゃないですけど、同じ会社３店舗で働いた事ありますが、
ここが一番きついと断言できます。
だって寿司刺身担当一人ですよ。
平均でここの３割増しの入客で２人の店、ここの６割増しの入客で
３人のお店っていう状況です。
まして、平均のお話ですから、平日と週末の落差が大きいこの店の
場合は、週末には拷問と言って良いほどのオーダーをこなします。
夜だけで一人で８０人レベルの入客の寿司刺身をやるんです。

と、まあ、そういう訳で、せっかく手伝ってやっているのに
手伝う位に暇なんだとしか思えないほどレベルが低い彼。

実はよくいるんですよね。
そういう人。
要領が悪く、ダラダラ仕事していて、時間当たりの生産性が低いのに
いつも仕事してるから自分が一番忙しいと思いこんでるレベルの低い
おバカさん。

日本だったら、きちんと教育してやるべき所なんでしょうが、、、
私ってば優しい(笑)から、怒ったりせずに放置に決定。
バカは一生バカでいなさい。
その方がきっと幸せでしょうから。

日本でもそうですが、仕事が出来る人の所に更に仕事が来るっていうのは
実の所世の常です。
あんまり責任感が強いとその重圧につぶされます。
自分の仕事はキチンとこなすけど、それの範囲は絶対に踏み出さない。
じゃないと、待遇の上がる可能性のまったくないこの会社の場合、
まさに自滅の道です。

あ〜〜あ。
きっと、ああゆうレベルの低い人って、周りが見えてないから
無意味に自信過剰になれて自惚れられて、幸せなんだろうな〜。

あんまり上を目指すと、上には上がいることばかりを思い知らされて
結構仕事できるはずなのに、凹まされてばかりいます。

例えば１時間に６５０貫握れると豪語される寿司板さん。
私は自分自身知ってますが、おおまか３５０貫が限界。
１貫握るのに５秒とか全然余裕ですよ。
でも、ネタを補充、握った寿司の移動、握り続けるとシャリが手に
くっつきやすくなるので５０貫も握れば一度手を洗う事にもなるし
シャリそのものだって補充しないといけないし。。
１時間終わってみれば、そのへんが限界です。
しかも２時間目はもっとペースダウンします。
で、６５０貫握れるって豪語するその人、一緒に働いた事ありますが
何をとっても私より遅い。
いったいぜんたい、なんであんなに自信家でいられるのか謎です。

もう、ほんと板前って言う人種だけは、はったりも必要な業種だとは
思いますが、、、
それにしても頭が悪いのが多すぎますです。