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2010年03月12日02:16

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先日、マイミクさんの日記で最も素晴らしい日本語として「愛」が紹介されていた。

本当にその通りだと思った。



愛。愛するということ。




12月に結婚する際、妻が私に教えてくれた言葉がある。

それは聖書の一節であった。



『愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。
 愛は自慢せず、高ぶらない。
 礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。
 不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
 すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。
 愛は決して滅びない。
 ……信仰と、希望と、愛、この3つは、いつまでも残る。
 その中で最も大いなるものは、愛である。』




彼女はキリスト教徒で。

自分は敬虔な信者にはほど遠いと言いながらも、聖書の中の気に入った言葉や自分を力づけてくれる言葉には付箋をしたりマーカーを引いたりしていた。

私はキリスト教徒ではないけれど、とても心に沁みる言葉と感じた。










その妻が、2月に、急死した。

本当に突然の出来事だった。

多くの皆様に祝福していただいた結婚式。

その、わずか二ヵ月半後のことだった。





生涯をかけて愛すると誓った。

そのすぐ後にあまりにも唐突な、最愛の人の「死」という現実に直面した。






正直、今でもまだ現実感がない。
あれからずっと、どこか遠くから自分を眺めているような気分だ。

不安定な気持ちを抱くことが増えた。

自分の心の中の整理がつくのは、まだずっと先なのだろうと、思う。

この辛い現実を、無理に乗り越えようとは思わない。

少しずつ、受け入れていけたらな。






でも、確かなこと。

私は亜希を愛することができて本当に良かったと思っている。









愛は決して滅びない。

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