デリシャスイノシシ

旅行いってきた。奈良の天川村。
夫婦そろって2連休だったので、4.5ポンの疲れを癒す的な感じで、近場でゆっくりできるとこに行こうという話になったのである。

家を出たのが朝の10時半。R309を南下、水越峠、大淀を経由して昼ごろには黒滝の道の駅に到着。柿の葉寿司と串コンニャクを買って食う。コンニャク美味ぇ。
道の駅を出たくらいから雨が降り始め、天川村に入ったころにはけっこうシトシトと降っている。本来ならば御手洗（みたらい）渓谷を散策する予定だったのだが、この雨の中散策はしたくない。有り余る時間をどうしたものかと悩んでいると、行者還林道が通行禁止解除になっているという。この道は一応れっきとした国道309号線なのだが、やたらと通行禁止になっているのである。冬季はもちろんのこと、夏場でもなかなか通れない。これまで3〜4回来たことがあるのだが、通れたためしがない。せっかくなので今日通ることにする。
川迫川のわきのクソ狭い道をひた走り、山道を登っていった先に行者還トンネルがデデ〜ンと登場（写真左）。電灯も何もないストイックなトンネルである。
酷道サイトなどの解説によると、このトンネルを抜けるとなかなかの眺望なのだそうだが、今日は一面の霧で眺望どころか運転にも支障をきたす惨状である。急な下りの山道をエンジンブレーキを使いながらえっちらおっちら走ること30分、R169に合流。ヤッター、これでR309全区間を走破したぜ！！
せっかくなので大台ケ原にでも行ってみるかと思ったのだが、大台ケ原へ続く道を登れば登るほど霧雨が酷くなっていき、紅葉も眺望も散策も何も期待できそうにないので途中で引き返すことにする。
そこから再び山道を行き、15時半ごろに洞川温泉に到着。

時間も早いのでしばらくその辺をブラブラと散策する。柿の葉寿司やら手打ち蕎麦やら美味そうな看板が目に付くが、すぐにメシなので我慢する。
宿に帰って温泉に入り、晩メシはぼたん鍋（写真中央）。
猪肉美味いわー。脂にコシがあってほんのり甘い。出汁もいいのが出て、野菜も美味い。ついでに雑炊も美味い。
メシを食ったあとは、宿の一角にジャズを聴きながらくつろげる部屋があるのでしばらくそこでボケーッとすごす。いつのまにか寝てしまっていたので、部屋に戻って寝る。

朝。ひるねがテレビで見ているのがおはよう朝日なところが非日常気分をやや台無しに。
どうやら今日は雨は降っていないようだ。朝メシをよばれて温泉に入りに行き、すこし早めの時間に宿を出る。
向かった先は昨日行けなかった御手洗渓谷（写真右）。駐車場のおばちゃん曰く、このへんは標高が高いのでもう紅葉のピークは過ぎてしまったのだとか。そうなのか、残念。何年か後にまた御手洗渓谷に行くであろう未来の自分のために覚書をしておく。御手洗渓谷の紅葉のピークは11月初旬！
それでもまだ少し残っている紅葉と、エメラルドグリーンの水を眺めながらの散策は気持ちいい。雨が降っていなければもっと水も澄んでいたであろう。大小さまざまの滝や巨岩奇岩を見ながら、往復1時間強の遊歩道。森林浴＋レナード効果でなんか身体もリフレッシュした気がする。

御手洗渓谷を後にして再度行者還林道を通りR169へ。川上村の道の駅で昼メシを食い、土産物などを物色する。
大淀から橿原市を経由して南阪奈道路を使って帰ったらビックリするほど早く堺についてしまった。時間もあるのでその足でダイヤモンドシティへ行き、本やCDなど数点購入する。