28日(金) 世田谷パブリックシアターへ行ってきました。
久しぶりに見る山本君の舞台。
しかし、見る前から、若干の不安がありました
オスカーワイルドをよく知らない私だけど、
舞台のチラシ見てる段階で、暗く退廃的な雰囲気だから…
気合い入れないと、間違いなく、こちらの精神がぐったりしそう
出演者は、山本耕史/須藤温子/伊達暁/米村亮太朗/三上市朗/加納幸和。
ロングの銀髪の山本君には、びっくり

でも、似合ってました
最初に登場し、階段を降りる時に、一段一段、ピアノがそれに合わせて音をつけたの。
「くぅ〜ピアノが生演奏だからこそ、出来ることだわ〜しかし、凝ってるなぁ」
毎日見てる友人によれば、それは初めてやった事だったらしい。
それまでは、階段に来た時に、2歩揃えた時?だけ、ピアノがあわせたらしい。
「前日のトークショー後に、考えたんじゃないか?」との事。
あの時代の貴族の社交界がもつ、普通じゃ満足出来ない、
ともすると破滅的な行為こそに快感を覚える感じ…
日本なら、さしずめ平安時代のようなイメージです、私には。
山本君演じるドリアン・グレイが、遊びかと思いきや、
いざ自分が好きだった女優の自殺によって、罪の意識を感じながら、
その後を色々あって生きていくの。
忘れようとして、破滅的な人生を歩んでいく所を見ると、
実際のドリアン・グレイは、誰よりも子供みたいに純粋だったのかな?と思ったの。
純粋過ぎる故に、先を考えず、思った事を口にした結果が招いた事。
しかし、この舞台の重要な要素は、生演奏のピアノが奏でるメロディー。
ドリアン・グレイの心情を表す不協和音。
聞いていて、落ち着かなくて、非常に疲れる不協和音。
でも、それがなかったら、成立しない舞台。
そして、タイトルの肖像画が、キャンバスには描かれていない。
あくまで、観客の想像に委ねている。
舞台装置の奥にあるスクリーンに、時折見え隠れするドリアングレイの目元あたりの顔。
実に、不気味です…ジワジワと迫ってくる感じ。
鈴木勝秀さん演出の舞台を見て、珍しく満足したかも…
え?上から目線じゃないかって?
ふふ…いつもの事ですから、流して下さいね〜

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