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2009年05月10日06:58

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極寒の中国林鉄の旅 3

極寒の中国林鉄の旅 2
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暫く間が空いてしまいましたが、再び中国旅行記をば指でOK

11月24日
この日は樺南森林鉄道の撮影。森林鉄道となっていますが現在は材木の運搬は終了、沿線の炭鉱から産出する石炭輸送のみで実際には炭鉱鉄道となっています。現在の運行区間は35km程ですが奥地には峠があり、その付近は車の走れる道路が無いことから峠の麓まで車で行った先は地元の馬ソリをチャーターする必要があり、その上で定期列車の撮影となると片道だけで1日かかるので、樺南林鉄もスイリン林鉄と同じように2日かけて1往復を撮影するスケジュールでした。ところが樺南林鉄はよく不定期運休があり、一旦運休に入ると10日くらい走らないのだとか・・・で、運悪く?ツアー出発1週間前に運休になってしまい、それならチャーター列車で!となりました。これなら1日で1往復撮影が可能です。が、牽いている貨車は往復共空車になるので石炭積載列車の峠アタックは見れない訳です。まぁ一長一短ってところですね。
勿論線路幅はナローゲージである762mm。

前日ハルビンから乗車した夜行列車は早朝にチャムス(ハルビンから朝鮮半島方向・・東方向へ500kmくらいの位置かな?)に到着、まだ真っ暗なので国鉄駅での列車撮影は無理です。そこからはチャーターバスで1時間半、樺南の街に到着です。

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街中はこのような三輪バイクが走り回ってます。

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朝食をとった店の前の公園にこのような怪しい軌道がわーい(嬉しい顔)
小さな遊園地のようになってましたが、冬季閉鎖中のようです。カバーを少しめくって見たところジープのようなモノが見えたのですが・・・カバー無しを見てみたかったあせあせ

林鉄の樺南駅へ行くとチャーター列車がスタンバイしてます。ここから平地区間は列車を走らせバスで追いかけて撮影を重ねていくのだとか。早い話がチャーター列車の追いかけ撮り!

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で、こんなのとか

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こんなんとか・・・

ヨレヨレだったスイリンのC2形SLとは違い、樺南林鉄では石炭を牽く現役車ですから結構なスピードで通過して行きます。んなもんで追いかけ撮りも結構大変、忙しいのなんのウッシッシ

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途中の駅での給水。冬季、常に氷点下の当地の給水タンクは屋内にあります。

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再び出発。この丘からは5分くらい列車が眺められる大俯瞰ポイントです。

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沿線最後の集落は満州時代の日本人が造った村だそうで、その影響か機関車右に写っている家の門は鳥居の形をしています。

ここからは車道がないので本来なら馬ソリを仕立てて・・・ということだそうですが、今回はチャーター列車と言う事もあるので、何と緩急車(車掌車)に乗車。途中で列車を止めてみんなが下車した後にバックして撮影ポイントを走り抜け、再びバックして来て皆を乗車すると、次の撮影ポイントへ移動・・・を繰り返します。車内は石炭ストーブがあり暖かいです。

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緩急車より。峠にアタックしているので、かなり勇ましい音がしています。

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本日の折り返し駅、立新。炭鉱へは、まだ5km程あるそうですが、この先では機関車の向きを変えられないので、ここでおしまい。

泊り込みでの撮影の場合は、この立新駅での宿泊となりますが、山の中の小さな駅なので宿はおろか集落もありません。従って泊りがけの時は駅の宿泊小屋に泊まることになります。日本でいうなら少し前の山小屋レベル+少し臭う布団だそうで・・・ウッシッシ
本日は宿泊ではありませんが、ここで昼食をとりました。駅員兼宿泊小屋管理のオッサン一人が中華ナベ1個で次々に作っていきます。
駅周りの沢では砂金が採れるそうで、あっとこっち掘り返した跡があります。

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戻り時に樺南林鉄線では超有名ポイントで撮影。石炭積載列車の峠への上りは後部に補機が付くのでなかなかの見ものだそうですが、チャーター列車は空車なので単機・・・ちょっと残念。

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日本人村での俯瞰。ここから再びチャーターバスでの追っかけ撮りです。

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そして樺南へ戻る前に日没。

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薄暗くなった樺南で機務段(機関庫)見学。最近の中国では機務段の見学はなかなか出来ないそうで、これは珍しいそうです。機関庫では我々のチャーター列車を牽いた機関車以外に数日間運休状態にも関わらず2〜3台の機関車が煙を上げてます。聞けば石炭輸送のある無しに関わらず常にすぐスタンバイできる状態でないといけないのだとか・・・なんだか無駄が多いように思いますが・・・たらーっ(汗)

この日は樺南での宿泊。前日は夜行列車だった為シャワーを浴びれなかったので、今日はホテルでゆっくり旅の汗を流しました。

 続く

極寒の中国林鉄の旅 4
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