５連休の直前、金曜日のスキを突いて、大混雑の上野の森に行ってきました。
皆、どこから来て、どこに行くのか・・というくらい、駅前からものすごい「人、人、人」。私は18時ごろだったので、すんなり入れましたが、日中は相当の混雑だったようで、美術館の前はディスニーランドのアトラクションのようにロープでぐるぐる回らされていた形跡が・・。
美術的な知識が薄い私は、どちらかというと、一人の画家や限られたテーマの展示の方が馴染みやすく、正直、今回はあまり期待していませんでした（○十年前の卒業旅行でルーブルを訪れた際に、閉館時間なのに出口が分からず迷子になり、右往左往した思い出もあり・・）が、テーマ毎の展示内容などかなり工夫を凝らした形跡もあり、それなりに楽しめました。（それにしても、もう少し聖書を知っていれば・・・）
○気になった作品を少し
�機ァ峅�金の世紀」とその陰の領域
「川から救われるモーセ」ニコラ・プッサン
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict1.html
解説では、旧約聖書の有名な場面とありますが、ストーリーを知らずとも、その構図や色使いの素晴らしさに目を惹かれる作品です。みなさん、一人ひとり素晴らしい役者のようです。
「葡萄の籠」ピエール・デュピュイ
いままでも色々と美味そうな葡萄を観てきましたが、これほどリアルに食欲をそそる絵は初めてです。昔は、こうした絵で、季節ものを一年中味わう贅沢を感じていたのでしょうか・・。
「農民の家族」「ムール貝を食べる少年たち」
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict6.html
こういう絵をどこに飾るのか、ちょと考えにくいのですが、こうした庶民の暮らしのようなものに触れることも一種のファッションだったようです。
�供ノ更圓函峅奮愕很拭�
「クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス」クロード・ロラン
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict7.html
ホメロスの叙事詩の一場面とありますが、光が作り出す、効果的な一瞬を織り込んで、感動的なシーンを創り出しています。幾人もの人がこの絵の前で佇んでいました。（この人の絵は常設にもあるようです）
「王女マルガリータの肖像」ディエゴ・ベラスケスとその工房
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict8.html
かわいらしい王女にまた会えました。
「プファルツ選帝侯の息子たち」アントーン・ファン・ダイク
この絵が公式サイトにないのは残念ですが、かなりのイケメンです。
男の私も思わず見惚れてしまいました。
�掘ァ崟賛佑寮さ�」、古代の承継者
「エスランの聖母」シモン・ヴーエ
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict11.html
「受胎告知 天使」「受胎告知 聖母」
聖母というのは、まさに、母の優しさや憂いと、女性の美しさを兼ね備えていると思わせる作品です。それにしても、ちょっと若過ぎ？色も鮮やかです。
「大工ヨセフ」ジョルジュ・ド・ラ・トウール
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict12.html
キリストと養父ヨセフの将来を暗示する一枚。静謐な雰囲気の中、蝋燭の過度とも言える明るさが、より絵を鮮やかに引き締めています。絵を見て、目を閉じて考え、また、目を開けて絵を見る・・思わす、何度も繰り返してしまいました。
今回、フェルメールの「レースを編む女」も出品されていたのですが、絵が小さいのに黒山の人だかりであまり良く見ることができませんでした。
ちょっと込み過ぎですね。。。次は、ゴーギャンかな。。
ガーディナーのマタイ受難曲も良かったです。
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