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2006年04月03日01:36

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雨天曇天いちじ散歩日和

二日続けての行楽日記、誠恐縮(何故?)。


野暮用で昼頃永福町にいた小生。取りあえず大勝軒で昼飯を食して、暇になってしまった午後の過ごし方を考えます。考えていたら、取引先の女性に道ばたでバッタリ。永福町にお住まいだとか……この微妙な間をどうしてくれようか。


いつも持ち歩いている都内の地図を見て永福町駅から北へ。大宮八幡宮和田堀公園善福寺川緑地と、神田川に繋がる善福寺川という小川沿いの緑地で、ひとりぶらぶら桜見物と決め込みます。河岸に咲き誇り、風に散り乱れる桜は、その儚さも相まって本当に綺麗です。それでいて人手は、それなりにいますがそんなに多いわけでもなく、なかなかに穴場かもしれません。


上左写真:尾崎橋より善福寺川緑地沿いの桜
上中写真:和田堀公園の桜と下を流れる善福寺川

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大宮八幡宮の鳥居と桜

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和田堀公園の桜

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桜の下、余興で南米音楽を演奏するオジサマたち


途中からビールも買い込み、桜を愛でつつ、桜を愛でる人も愛で始めます。ホント、桜の木の下には昔から毎年毎年いろんな人が集まりますよね。犬を連れたカップル、家族親族連れ、学校のサークル仲間、ご近所さん、etcetc……これだけの人を魅了する「桜」という花と「花見」という文化は、悪い面があるのも承知の上で、やっぱり大したものだな、と感じます。


さて、善福寺川緑地から高円寺駅に向かうバスに乗ろうかと思っていたのですが、途中の道で“杉並コミュニティバス”なる乗合バスの停留所を発見。浜田山駅行、と書かれていて、それが何線のどこなのか分からなかったのですが、取りあえず乗ってみることにします。


着いたところは、京王井の頭線浜田山駅。スタート地点の永福町駅から二駅先でした。そろそろかねてからの曇天が雨天になりそうな空模様、駅前を散歩していると見つけたのが、“日本茶喫茶室 茶風”というお店。今調べてみたら、Yahooグルメメディアなどで紹介されてました。


こじんまりとした店内に、茶葉と茶器が売られ、奥が喫茶スペースになっています。煎茶のセットはお菓子付、それに急須とポットも付いているので、欲しいだけ飲めます(上右写真)。既に煎れられている最初の一杯は、茶道のルールに従うかのような温めの温度で、かなり好感。店の奥さんと話しつつ、常滑の万古焼(って言い方であってるのか?)急須を家に買ってきてしまいました。陶器の質感が手とお茶に馴染みます。


偶然乗ったバスで着いた土地で偶然入ったお店。そこにすごく良い雰囲気というか空気というかが流れている、この時の調和感たるや快感に近いものがあります。これがあるから、ぶらり独り旅&散歩はやめられない。


店を出たら降り始めている雨。これ以上の散策は諦めて電車に乗り……iモードで調べてみたら、ちょうど新宿の良い時間に「ナルニア国物語」をやっているようで、ついつい行ってしまいました独り映画館。ちなみに周りはカップルばっかり(涙)(←当然)。


映画のレビューはmixiレビューに書きましたので、ご興味の方はご高覧ください。一部引用すると「他作品と比較してレビューを書くのは好まないのですが、今回はあえて書かせていただくなら。ロード・オブ・ザ・リングほどのスペクタクルはなく、ハリー・ポッターほどキャラクターの個性もないけど、そのどちらよりも心揺さぶられた作品」でした。


最初から最後まで、涙こぼしまくりでしたよ。すごく世界に入っちゃいましたよ。ホント、ひとりで良かったですよ。こう、元々ファンタジーものは好きですし自分でも書きたいのですが、原作はさておき、小生の創りたいファンタジーの物語を、思ったまま映像にして見せられた感じ。こう言うのが創りたいんですよ!


最近、良質な映画や芝居を見ると、今ある地位も報酬も(←どっちもたいしたものではないですが)投げ出して、物語を創る、という世界に入っていきたい欲求が、これまで以上にムクムクと湧いてきます。小説でなくても、映画でも芝居でもゲームでも良いんですけど、物語を創りたい。


そんなこんなで、桜見、日本茶、映画と、それぞれに心揺さぶられまくりの一日でした。心が心地よい疲労感でいっぱいです。



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一年前の日記
●高円寺の明石で鶴をみる
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=13032077&owner_id=65677
偶然にも去年、同時期に友人の芝居を見ていたようです。
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