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2009年02月08日11:20

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ないぶのかがみのお話。


昨年秋に、職場にて定期健康診断(という名前の体重測定(^^))を受けた。

私の職場では、40歳を超えると、その定健のメニューにいくつかの項目が加わる。
具体的には、バリウムを飲んで胃のレントゲン写真を撮るというのと、検便とが加わるのだ。

で、その検便なのだけど。
提出前72時間内に2回、サンプルを採ることになっている。
それで2本のサンプルを提出したのだけど、その2本目のほうに便潜血の反応があったようで。

そんなわけでお呼びがかかって,職場の診療所に行ったのが昨年暮れのこと。
アドバイスを受け、大腸内視鏡検査というのを受けることになった。

職場の診療所では、KKR(国家公務員共済組合連合会)の虎の門病院か、東京女子医大施設での内視鏡検査の予約を斡旋してくれている。
虎の門病院だと原則1泊2日、東京女子医大だと日帰りということなので、迷わず東京女子医大の予約をとってもらうことにした。

それで、この間の月曜日、東京・渋谷駅のすぐ近くにある東京女子医大附属成人医学センターに行ってきた。
http://www.twmu.ac.jp/IOG/index.html
初診なので何枚かの申込書を書いて、何枚かの問診票に記入して。
診察券を作成してもらってから検査フロアへ移動、再び問診票、そして血圧測定。

さて、その後でいよいよお腹の中を空っぽにする作業が始まる。
大腸内視鏡検査というのは、要するにお尻の穴から可動性の細い管をつっこんで大腸の内側を見て、異常がないかどうか調べるというもの。
つまり、大腸に便が残っていると中を見ることができないわけなので、下剤と洗浄剤でお腹の中を空っぽにするわけだ。

実は、前の日の夕食は19時までに消化の良いもので済ませるように、21時過ぎに23時くらいまでの間に下剤を服用するように、とのお達しを予め受けていた。
そのため、前日は面倒なのでほぼ絶食しちゃって、そして22時頃には下剤を服用していた。
当日は、もちろん朝から絶食。
そんなわけで、既に多少はお腹がゴロゴロしていたのだけど。

看護師さんから「デデン!」という感じで渡された腸内洗浄液が、約2リットル。
それに、紙コップと記録用紙を渡される。
最初の3杯目くらいまでは約10分間隔で、それ以降は5分間隔でどんどん飲み干す。
記録用紙に、洗浄剤を飲んだ時刻を記入する。
すると、2杯目か3杯目を飲んだあたりからお通じがくる。
トイレで用を済ませた後は、記録用紙にその時刻を記入し便の形状をチェック。
ほとんどおしっこみたいな色の、水状の便になったら準備完了ということになる。

その後、もいちど問診票に記入し、検査承諾書を作成し、実際の内視鏡検査開始時刻を告げられて、待機。
その間、待合室の給茶機から提供されている飲み物は自由に飲んで構わない。

職場の診療所からは「暇をもてあますこともあるので、何か時間つぶしになるものを持参すると良い」と言われていた。
それで、講義の予習資料とエンデバーミニくんを持参して、(もちろん看護師さんにパソコン使用についての確認を取った上で)予習用ノートの作成に取りかかった・・・のだけど。

洗浄剤を飲み始めると、あまり落ち着いてはいられない。
トイレにこもりきりというわけじゃないけど、割と頻繁に便意がおそってくる。
そんなわけで、洗浄剤を出し切るまではあまり落ち着いて講義予習をしている余裕がなかった。

で、14時頃になって私の順番。
更衣室に案内され、診察着と、おしりの部分に穴が開いた紙パンツに着替える。
そして検査室の前でもう一度血圧測定。

検査室での実際の詳しい手順について記載するのは、まあ止めておくことにしよう。
いや、別に不快だったとかそういうことじゃないし、きわめて事務的に進んでいくので恥ずかしいとかそういうこともあまりないけど。

お尻の穴から管を入れながら、同時に腸を膨らますために空気も送り込まれる。
その空気のおかげで、結構お腹が張る感覚になる。
苦しかったら遠慮なくガスを出して構わない(つまり、おならをして良い)と言われるのだけど、お尻の穴に管が突っ込まれた状態だと、そうそうおならもできるものではない。
いや、恥ずかしいからしないとかそういうことじゃなくて、実際に出すのが難しいのだ。

で、大腸の一番奥に管の先端が届いたところで、これを引き抜きながら内部観察、要所で撮影。
「憩室」というくぼみが形成されていて、それ自体は治療の対象になるようなものではないけれど、便秘したりすると炎症を起こすことがあるから便秘には注意して、繊維質の多いものを食べるようにとアドバイスされた。

しかしまあ、自分の腹の中をモニタで見せられて「これが憩室ですよ」などと説明を受けるのは、ちょっと奇妙な感覚だった。
まあ、腹の黒さがばれなくて良かったけど(^^)。

検査の結果は、特に異常なしとのこと。
ポリープが見つかればその場で切除という可能性もあったのだけど、とくにそういうこともなく無事終了と相成った。

年齢を重ねると、やはり身体にはどこかにガタがくる。
そうじゃなくても、それまでに体験したことのないことを、いろいろとやらされる。
初めて胃のバリウム撮影検査を受けたときも思ったけど、ちょっと奇妙な気持ちではある。


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