タイトルの内容を3月に政府が発出しました。
その後、地方自治体は対応しているのかなと探りを入れたところ、政府からのガイドライン発出待ちとのことで、ほぼ止まっている事を確認しちゃいました。
今核攻撃を受けたらなすすべがないのが日本です。行政が動けないならば、我々個人で対策を考えなければなりませんが、対策の前に基本的な知識を持たないとどうにも動けません。
ということで、今回はまずは基本的知識第1弾、放射線についてです。
ます、被爆とはという定義を自己流の表現で分かりやすく書くと、次の様になります。
真夏の海で日焼けすると、皮膚が赤くなってヒリヒリします。
あれは紫外線が皮膚の細胞を壊して炎症を起こしている状態です。
放射線も、基本的には“細胞を壊す”という点では同じです。ただし紫外線と違って、X線やγ線は体を透過するので、皮膚だけでなく内臓の細胞まで“日焼けのようなダメージ”が起きます。しかも内臓の細胞は回復しにくく、染色体が傷つくと、がんの原因にもなります。
つまり、被ばくとは “体の外側と内側のどちらか、または両方同時に日焼けが起きるような現象”に例えることが出来ます。
次に被爆を起こす放射線ですが、は粒子線型と電離放射線型があります。最初は粒子線型の説明です。
粒子線「α線」正体はヘリウム原子核
※薄い紙1枚で遮蔽できる
例えるならば、火の粉が皮膚に乗るようなもの。外側には弱いが、吸い込むと“内側で火傷”が起きる。
α線は“自然に飛び出すヘリウム原子核のかたまり”。
粒子線「β線」正体は電子
※1cm厚のアルミ板で遮蔽できる
皮膚の表面を“強烈に日焼け”させる。雨で落ちた放射性物質が皮膚に長時間付着した触れると、β線熱傷(ベータバーン)が起きる。
粒子線「中性子線」正体は中性子という素粒子
※遮蔽は困難だけど、分厚い水の壁が遮蔽物になる
例えるならば、高速のビー玉が体の中を突き抜けて、細胞をガラスのように割りながら、そのガラスを“爆弾(放射線を出すように)に変えていく”。
※体の中の原子、金属、コンクリート、水、土などが放射性物質(放射線を出すようになる)に変化することを専門用語で「放射化」「誘導放射能」と言います。
粒子線「陽子線」正体は陽子=水素原子核を加速させたビーム
加速器で加速(ほぼ光の速さ)させるとブレーグピーク「エネルギーを失う直前に一気に細胞を破壊する性質」があるので、癌治療に使われる。
例えるならば、重いビー玉を高速で飛ばして、がん細胞の奥で一気にエネルギーをピンポイントで爆発させる光線。
※人工でしか作れない。
粒子線「重粒子線」正体は陽子より重いイオンを加速したビーム 代表的なものは「炭素イオン」
代表的な炭素イオンで説明すると、炭素原子から電子を全部剥ぎ取って“炭素の核だけ”にしたものを加速する。つまり 陽子6個+中性子6個=炭素核 を丸ごと加速して、超高密度ブレーグピーク「超高密度のエネルギーが失う直前に一気に細胞を破壊する性質」があるので、難治性癌や固い腫瘍の治療に使われる。がん細胞の奥で一気にエネルギーを爆発させる光線。
例えるならば、陽子線が「重いビー玉」ならば重粒子線は「鉄球ぐらいの重さ」を高速で飛ばして、がん細胞のDNA物理的に粉砕する光線。
※人工でしか作れない。
次に電離放射線(電波や赤外線・可視光線・紫外線の仲間)
電離放射線「X線」
電子が急に止まったり、軌道が変わった時に出る(これを専門用語で制動放射という)。なお、エネルギーの強弱により次の軟X線と硬X線の2種類に分類されます。
「軟X線」 厚めの板ガラス(窓ガラス)で遮蔽できる。
昔のブラウン管テレビはX線が出るという話し、これはブラウン管の中では、電子が光速に近い速さで飛んでいます。その電子が画面にぶつかると、急ブレーキがかかります。車が急ブレーキをかけると熱が出るように、 電子が急ブレーキをかけると“X線”が出ます。だから弱いX線が出ると言われていました。
※工業用CTスキャンなどで利用されています。
「硬X線」 鉄板・鉛板で相応の厚さで遮蔽できる
エネルギーは高く、体を深く透過する特性があるので、 医療用レントゲンや医療用CTスキャンに利用されている。また、γ線に近い特性を持っている。
電離放射線「γ線」 鉄板・鉛板で厚さ30cm以上あれば遮蔽できる
原子の核が壊れた時に出る“超強力な懐中電灯”。X線より深く体を通り抜けることがある。この特性上、医療用器具などの滅菌処理などで利用されている。
捕捉として、電離放射線は厳密には、X線は電子のエネルギー変化、γ線は原子核のエネルギー変化で生まれます。
ただし、エネルギー帯が重なるため、性質はほぼ同じと考えて問題ありません。
次回は、人口密度別で見る安全度・危険度を話ししようと思います。
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