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2026年04月05日20:18

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Netflixでネタ振り日記:ヒューミント


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東南アジア某国の売春宿を訪ねたチョ・インソンは、覚醒剤でボロボロになった身体を売るキム・スリンという娼婦を指名して部屋に入る。スリンは北朝鮮出身で、党の命令でウラジオストクでホステスとして働くよう命じられたが、そこでクスリ漬けにされてロシアマフィアに引き取られ、堕ちるところまで堕ちた女だった。韓国国家情報院の諜報員であるインソンは、彼女の証言を得るため接触したのだ。韓国に流入する「氷毒」のルート解明が目標だったが、覚醒剤よりもスリンが体験してきた「人身売買」のほうが由々しき犯罪だ。証言を得たインソンは彼女を保護して韓国に連れていく約束をするが…

数ヶ月後、ウラジオストク。
北朝鮮が外貨獲得のため経営するレストラン「アリラン」は、裏では従業員に身体を売らせている。店で働き時折ステージで歌唱も披露するチェ・ソナは、ある金持ちのロシア人に見初められ、ホテルでの逢瀬を重ねていた。が、実はこれは偽装で、インソンへの状況報告だった。ソナもまたスリン同様インソンの「資産」なのだ。そんな彼女の前に、平壌からやってきた元婚約者パク・ゴンが現れた。ゴンは国家保衛省組長で、北朝鮮人民がこの地でたびたび失踪している事案を調べにきたのだ。ゴンは失踪に総領事ファン・チソンが関与しているのではと疑っていたのだが…



「ヒューミント」



韓国エンタメ映画界のトップランナー、リュ・スンワンの新作。「モガディシュ 」や「密輸」のような笑いと涙もある方向じゃなく、
「ベルリンファイル」路線のシリアス系でした。

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スパイモノ好きには常識である「ヒューミント」というワード。これは元々諜報機関が全国に派遣したスパイ、あるいは彼らが送ってくる情報を指す用語で、反対語として衛星画像やコンピュータデータなど機械で得られる情報…シギントがあります。最近では「ブラックバッグ」で多用されておりましたな。本作ではスリンやソナをヒューミントと呼んでるけど、厳密には彼女たちは資産(アセット)と呼ぶべきで公安警察が言うところの「S」、内通者のことでございます。

本作は北朝鮮総領事とロシアマフィアが構築した人身売買ルートを韓国と北朝鮮のスパイが手を組んで壊滅させるという単純な構図なんだけど、キャラクターに魅力があって飽きない展開になっているのはさすがのスンワンさんの手腕。グロックを打撃武器として使うアクションスタイル、高所からの落下などベルリンファイル譲りな部分もありつつ、敵同士の共闘ってのはやはり胸アツで、楽しめました。安宿の一室から始まり安宿の一室で終わる構成もまた良し。よければぜひ。

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