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2026年03月08日13:35

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ユー!ネクスちゃいなよ配信日記:燃えつきた地図

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日の出興信所の「探偵」が失踪人捜索の依頼を受けた。〈大燃商事〉課長の根室ひろしという男が消え、妻ハルが依頼主だ。遺留品であるコートの中にあった喫茶店のマッチしか手がかりがなく、探偵はまずそこに足を向ける。店名は「椿」。だが収穫はなく、愛想の悪いウェイトレスが分不相応な高級腕時計をしているのが判ったくらいだ。帰り道、探偵はヤクザに声をかけられる。ヤクザは根室の義弟で、探偵の調査に興味があるらしく、根室の日記を見せるよと約束する。
探偵は〈大燃商事〉に足を運び、根室の部下だった田代と面会する。田代は、根室がヌード撮影に凝っていたことと飛尾町の町会議員・前田と懇意だったことを証言。さっそく前田の経営する燃料店に向かった探偵だが、前田には会えず、代わりにまたヤクザに出くわした。ヤクザは探偵を自分のシマに案内するが、根室の話をする前に抗争で殺害されてしまった。ことが大きくなったせいで、興信所からクビを言い渡されてしまった探偵だが調査費用分は働こうと、田代からさらに詳しく情報を取ろうとするが…



「燃えつきた地図」


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原作が安部公房の不条理小説だと知らずに探偵映画だと思って観たら面食らいは必至。真相が明らかになる話じゃないし、探偵が悉く手がかりになりそうな証言を聞き落としていくんだから。根室がなぜ消えたのか…前田議員と商事の間の黒い関係に絡んで消されたのか、妊娠希望の妻に嫌気がさして消えたのか、あるいは違法ドライバーとして今も東京で暮らしているのか、全くわかりません。消えた人間を追う者が自分の目的と存在意義を見失っていくアイデンティティクライシスを描いた作品なので(てか安部公房といえば箱男も他人の顔も似たテーマ)ミステリじゃないんですよね。


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勝新太郎が意外にもタフさのカケラもなく、ただの駒に徹していて上手い。市原悦子はやはり狂っていて渥美清は神経症気味。不思議な配役ながらセリフの調子が耳に心地よく、退屈しませんでした。
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