昔の人は未練を残したまま世を去ると怨念が残り怨霊になる、と信じていた。
だから運命を受け入れて死を静かに待つ、ということが難しいのかも知れない。
昨年私の友人の友人が長い闘病生活の後亡くなった。
彼とは学生の頃何回か会ったことがある。
彼は20代の時結婚したが奥さんとは死別し
再婚したら今度は自分自身が病に襲われてしまった。
無論前妻の怨霊のせいではない。
しかし彼は死を待つ間一体何を考えていたのであろうか?
前の奥さんのことを考え続けていたのかも知れない。
いつ自分が生まれるかは自分で選択できないが
死にたいと思えば自分でいつ死ぬかを選択できる。
私は今までの人生で何人かの知り合いを自殺で亡くしている。
彼らには未練がなかったのだろうか?
いや、そんなことはないはずだ。
彼らにも何かを達成したいという欲求があっただろう。
何故人間は未練を残したまま死を選択するのだろうか?
私は中学1年生の時自殺を考えたが
それから今まで自殺を考えたことがないので
自殺する人が何を考えていたのか知らない。
やりたいことがまだあるのに死を選択するなんてナンセンスだ。
大病を患い先が見えてしまった人は自殺しようとしている人を
どう思っているのだろうか?
何と不条理なことだと思っているのではないだろうか?
生きたいと思う人は命を奪われ
生きたくないと思う人は命を捨てる。
これほど不条理なことはないだろう。
この世で一番幸福な人は家族も恋人も友人もいない人なのかも知れない。
何故なら彼らは辛い別れを知らず、未練を残さず死ぬことが出来るからだ。
【オリコン“本”】『死ぬときに後悔すること25〜』が“エチカ”効果で100位圏外から6位に急上昇
https://www.oricon.co.jp/news/71015/full/
ログインしてコメントを確認・投稿する