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2025年10月13日16:49

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静岡県富士市田子の浦湾のひどいヘドロと改善の取り組みと変化

田子の浦湾では、1970年前後から製紙工場からの未処理の排水が流れ込み、「田子の浦港ヘドロ公害」と呼ばれる深刻な汚染が発生しました。当時の海は悪臭を放つ黒いヘドロで埋め尽くされ、社会問題となりました。 

田子の浦ヘドロ公害の概要

原因: 富士市周辺に集積していた多数の製紙工場から、廃液がろ過されずに田子の浦港に流入したことが原因です。この結果、港の海底には大量の繊維くずなどが堆積し、ヘドロとなりました。

問題の深刻化: 1960年代後半の高度経済成長期に、工場の生産が急増したことで排水量も増え、汚染が一気に深刻化しました。港が浚渫(しゅんせつ)のために底をさらったところ、汚泥が悪臭とともに海面に浮かび上がり、大きな社会問題となりました。

住民の抗議と行政の対応: 悪化する環境に対して、住民は「田子の浦湾を返せ」と訴える抗議集会を開催。これを受けて、工場への排水規制や、底に堆積したヘドロを取り除く大規模な浚渫事業が始まりました。 

その後の取り組みと現在の状況

対策事業: 官民一体となった公害防止対策により、昭和56年度(1981年度)にはヘドロ問題が解決に向かいました。さらに、2004年からは底質に含まれるダイオキシン類の浄化対策が進められ、2022年度に除去が完了しました。

クリーン宣言: 浄化対策の完了を受け、港湾管理者である静岡県は「クリーン宣言」を行い、安心して利用できる港としてアピールしています。

賑わいの創出: 汚染の克服後、港は観光・交流拠点としての再整備が進められています。2019年には、港の交流・賑わい創出を目指す施設群が「みなとオアシス田子の浦」として登録されました。 

このように、かつて深刻な公害に苦しんだ田子の浦湾は、長年の対策を経て環境を回復し、新たな港として生まれ変わっています。

環境用語集:「ヘドロ」 - EICネット

2009/10/13 — 1970年前後、多数の製紙工場の排水が静岡県田子の浦港に流入し海底に悪臭のする黒色の汚泥が広範囲に堆積したり、熊本県水俣湾ではヘドロがメチル水銀に汚染されたりし...



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