5/17(土)彩の国さいたま芸術劇場 大ホールへ行ってきました。
この劇場へ行く時は、ほぼ土日しかあり得ない。
半休や時間休み取って、会社から行くにしても、結構遠く感じるし、使う路線が何かと遅延しがちだし、駅近とはいえない距離に劇場があるし
まぁ、何より、自宅から行く方が断然近いしね。
今回の主要キャストは、この方々。
藤原竜也・・・マクベス(スコットランドの将軍)
土屋太鳳・・・マクベス夫人
河内大和・・・バンクォー(スコットランドの将軍)
廣瀬友祐・・・マクダフ(スコットランドの貴族)
井上祐貴・・・マルカム(ダンカンの王子)
たかお鷹・・・ダンカン(スコットランド王)
吉田鋼太郎・・・魔女
とっても楽しみにしてました。一体、どんなマクベスを藤原君が演じるのか…
なんせ、私の中では、ハムレットの印象が強すぎて…
それと、初めて舞台を拝見するのですが、土屋さんのマクベス夫人も楽しみにしてました。
いや〜今まで見た中で、一番マクベスとマクベス夫人だったかもしれない。
そして、どこか夫婦二人三脚って感じが、とてもしたし、お互い本当に精神的に支えあってる、そういう意味では、いい夫婦に見えました。
百戦錬磨な将軍なのに、少し気弱な面があるマクベスを、気丈に支えるマクベス夫人。
見た感じだと、土屋さん演じるマクベス夫人の方が、出世欲は夫より強かったのかもしれない。土屋さんは、凛としていて、頼りがいがあって、たくましく感じた。
夫がいない間も、きっちり切り盛りできる人。いや〜堂々としていて、素敵でした
とはいえ、やっぱり罪の意識にさいなまれ、病んでいき、自ら死を選ぶのだから、自業自得とはいえ、哀れだ。
一方、藤原さんのマクベスはといえば、魔女の予言を信じる(信じたい)割に、実行に移すのを躊躇し、奥さんが背中を押したからだったし、ここぞという時の決断は戦場とは大違いの情けなさ
何より、奥さんが亡くなった知らせを受けた時の茫然自失の感じが、気の毒すぎた

そして、その時の舞台装置の使いかたが、インパクトがありました
自分の王の立場を脅かすバンクォーを手にかけた後も、幻をみてうろたえるのだから、真の悪人には、なり切れてないのよね
そういう意味では、マクベスもマクベス夫人も、人間らしさが残っていたという事か…
野田さん演出の舞台で、恐らく初めて拝見した河内さんのボンクォーは、その佇まいが武人らしくもあり、亡くなってからは滑稽な仕草もあり、実に印象的です。
存在感がありますよね、今回も。
廣瀬さんのマクダフは、妻子を亡くした時の号泣に尽きるかなぁ。
なんといえばいいのか、聞いた事がない声というか…凄かったです。
今まで拝見したのは、割とクールな役が多かったので、今回のような感情むき出しの演技は、新鮮でした。
魔女であり、演出の吉田さん。
いやぁ〜仮面かぶって、ドレス着ていても、声で吉田さんってわかりますよね。
今まで見た中で、一番コミカルで不気味で、雌雄同体みたいな感じがして、出てくると、どこかホッとしました

彼女たちがいる時は、小休止できる感じがしました。
そうそう、私の近くにいた方が、「シェイクスピアって、長台詞が多いから、眠くなる。」とおっしゃってました。私は逆に、長台詞があるから、聞き取ろうとして、耳がいつも以上にフル回転して、寝ていられないし、疲れます
私の中で、どうしても、眠くなるのは、チェーホフ作品です
公式HPに、ダイジェスト映像があります。
https://horipro-stage.jp/stage/macbeth2025/
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