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2025年03月23日21:28

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マスタークラス

3/17(月)世田谷パブリックシアターへ行ってきました。

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久しぶりに、19時開演の舞台だったので、会社帰りに行くにも余裕がありました。
東急ストア内にあったサンジェルマンが閉店し、アンデルセンへと変わった場所で、食べる時間もありました。以前と比べて、内装が変わったせいか、イートインスペースが明るく感じました。

今回の舞台は、マリア・カラスが主人公で、望海風斗さんの初のストレートプレイ。そして、演出は、森新太郎さん。
キャストは、この方々。

マリア・カラス:望海風斗

ソプラノ1:池松日佳瑠
ソプラノ2:林真悠美(藤原歌劇団)
テナー:有本康人(藤原歌劇団)
道具係:石井雅登
伴奏者:谷本喜基

日本では、黒柳徹子さんしかこの作品を演じられていないみたいですが、なんとなくわかるような気がします。レッスンを受ける側を演じるならば、声楽をされている方が沢山いるから、候補は沢山いらっしゃると思います。しかし、オペラを普段見ない私ですら、名前を知っているマリア・カラスを演じるのは、彼女の人生と共に、圧倒的な存在感をも醸し出すのですから、大変です。

どんな作品か全く知らなかったから、所々笑いが起きるなんて、思ってもみなかった。
そして、舞台なのに、まるで映像作品を見ているみたいに思えた没入感。
冒頭から、望海さんが会場にいる我々も、マスタークラスを受ける人達であるかのように語り掛けるから、余計そう感じるのかもしれません。

レッスンを受ける人達に教える一方で、自分が演じた時のエピソードや、人生を垣間見せるのですが、物凄く濃縮された人生に思えました。
オナシスとの恋愛関係については少し知っていましたが、ジャクリーヌとの結婚でどれほど打ちのめされた事か…

マリア・カラスの歌声や映像をちゃんと聞いた事はないのですが、この舞台を見ると、彼女が歌う時は、ただ歌うのではなく、演じる人物の内面までも歌声にのせていたんだろうなぁと、しみじみ思いました。

望海さんが途中、オナシスとマリア・カラスのやり取りを演じてる時も、オナシスの非情さと、オナシスを真に愛してるいじらしいマリア・カラスが哀れでならなかった涙

膨大なセリフの量と共に、恐らく、本当のマリア・カラスの人となりが、そこかしこに表れていて、マリア・カラスの映像や歌声を聞いてみたいと思ったし、オペラを何か見てみようかな?という気持ちにもなった。

何より、自分の心身を削って、舞台に立っていただろうと思わせるほど、歌にも恋にも生きたマリア・カラスの人生の一部を垣間見た気持ちになったし、歌のレッスンだったにも関わらず、何かをきわめるという事は、陰で血のにじむような努力をしているのだろうと思った。そして、それを得るためには、きっと多かれ少なかれ、何かを犠牲にしているのかもしれない。

この舞台を見る限り、マリア・カラスは、常に自分に正直に生きたと思うし、そう生きる強さもあったのだと思う。

いや〜物凄く熱量のある舞台を見せてもらいました。見る機会に恵まれて良かったし、望海さんと同じ時代に生きていて、良かったなと思います。
26年ぶりに上演されるくらいお目にかかれない舞台なのだと思います。

最後のマリア・カラスのポートレートが下りてくるのですが、見ている私も首を垂れる気分になります。そして、この舞台の脚本を書いた方が、どれほどマリア・カラスを好きだったのかと、愛情を感じます。

地方公演のツアーがあります。そして、長野公演では、アフタートークもある回があります。お時間がある方は、ぜひ…

公式HPは、こちら。https://masterclass.westage.jp/
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