9/17(火)シアタークリエへ行ってきました。
久しぶりに、会社帰りに18時開演の観劇でしたが、シアタークリエだから、慣れたもので問題なし
とはいえ、駅まで

のも、ノートパソコンを持ってると、ちょっと辛い
でも、翌日テレワークだと、出勤するより楽だから、仕方がない。
今回の舞台は、韓国のミュージカルの日本初演。
決まった時に、何やらネットがざわついていたようですが、日本占領下の時期のお話のようだからですかね。
最近、大小問わず、韓国ミュージカルの日本版があちこちで上演されてるし、東宝さんが選んだ作品ですから、上演したいと思う要素があったのでしょう。
韓国でミュージカルを見た事もありますが、割と大型ミュージカルが多くて、小劇場でみたのは、そんなにはないかなぁ〜
でも、韓国ミュージカルを日本人キャストで上演されているのは、結構見ている気がします。そして、それは、どちらかといえば、人の内面や深層心理や、人間関係の濃密さを描いてるものが多い印象があります。
冒頭始まる時の、光とシルエットの演出は、韓国版を踏襲してるのかしら?
韓国で見た他の作品でも、あのパターンを見た気がする。誰というのではなく、巷の人達の声って事を示すためなのかなぁ〜
その冒頭で4人のセリフや歌が、ちょっと苦し気に聞こえたから、公演が始まって疲れてきてるのか、得意じゃない音域で、少々無理して声を出してるのか、メロディーが難しいからなのか、ちょっと気になりました
出演者は、この方々。
海宝直人 木下晴香 木内健人 斎藤准一郎 常川藍里 畑中竜也 浦井健治
このミュージカルで登場しているイ・ユンは、恐らく他の韓国ミュージカルでも、取り上げらているイ・サンという詩人だと思いました。
この間見たばかりの「ラフヘスト」は彼が登場し、彼の作品からインスパイアされた「SMOKE」は、彼の内面世界を描いたような感じかなぁ。
今回は、その彼が主役ではなくて、人気作家にファンレターを送り続ける文学青年セフンが主役。海宝さんが主役の作品を初めて拝見したかもしれない。
純朴な役柄がピッタリだと思いました。
尊敬するヘジン役の浦井君への献身的な姿は、いじらしくて、痛々しい。
しかし、作家であるならば気づいていただろう彼に、最後まで嘘をつきとおさなかったのは、逆に酷だった気がしないでもない。
そして、セフンが作り出したというか、セフンの内面=ヒカルという架空の女性を演じる木下さんは、今まで彼女が出演していた舞台では見た事ない役でした。
最初は、控えめな感じだったのに、自我に目覚めるというか、なんていうのかなぁ〜
セフン自身も気づかない、ヘジンへの独占欲だったり、愛だったり、自分自身を作家として認めてほしい欲求とか、色々なものがないまぜになって、どんどん強烈なキャラクターになっていったのが、凄かった
おかしな言い方になるけれど、主であるセフンを飛び越えて、表に出てきてしまうような感じ。
ヒカルに影響されて、ヘジンがどんどん体が弱っていくのを止めるために、自分の分身であるヒカルを捨てるのが、ある意味意外だった。その強さがあったならば、最初からヒカルはいらなかったと思ったけれど、それがセフンが成長した証だったのかな?
浦井君は、いつも元気印なイメージがあるし、元気な役の方で拝見することが多いから、こういう役は新鮮だったし、病気の様子がリアルだったし、背中さえもやつれてる感じがしました。毎日舞台やりながら、心身を削ってるんじゃないかと思うくらい…
ヒカルもいなくなり、ヘジンが亡くなってしまい、生きる気力も書く気力も失せたセフを発奮させるために動いたのが、イ・ユンだったのかなぁ〜と思いました。
彼に、ヘジンが宛てた最後の手紙のありかを教えて読ませるのが、前に進むための一歩を手助けした気がしました。
決して忘れる事はなく、いつまでも輝く青春の1ページを、胸にそっとしまっておいたような作品だと思いました。そして、どんな状況下であっても、人が何かを表現したいという思いや、誰かの慰めになるものを提供したいという思いは、踏みにじってはならないとも思いました。
演出が栗山民也さんだったので、とあるシーンで、どこか「スリル・ミー」を彷彿させるものを感じたし、登場人物の見えない力関係を感じたりもしました。
そうそう、「スリル・ミー」でも登場した声の主がいたせいもあるのかも…
私、いまだに、あの声の主がわからないけれど…お気に入りの方なのかしら。
作品の公式HPは、こちら。韓国版の映像も少しあります。
https://www.tohostage.com/fanletter/
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