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2023年11月02日10:11

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再エネ推進者最後の希望だった洋上風力も頓挫で草

米国洋上風力「崩壊」、損失の連鎖 バイデン政権に逆風
2023年11月2日 5:20 (2023年11月2日 6:58更新)

【ヒューストン=花房良祐、ロンドン=湯前宗太郎】米国の洋上風力発電で損失が相次いでいる。米国でのプロジェクトで欧州のエネルギー大手オーステッドやエクイノール、BPは合計約7400億円の損失を計上した。インフレや高金利、供給網の寸断で事業費が膨らんだ。BP幹部は1日、米国の洋上風力業界が「崩壊している」と発言しており、再生可能エネルギーを強化したいバイデン政権にとって逆風になる。

「これまでの投資が疑いなく間違いだったと証明されてしまった」。1日、オーステッド(デンマーク)のマーズ・ニッパー最高経営責任者(CEO)は米国の一部のプロジェクトから撤退すると発表した。

撤退を決めたのは北東部ニュージャージー州沖合の2つのプロジェクト。合計出力220万キロワットで、100万世帯に供給できる規模だ。同日発表した2023年1〜9月期決算では284億デンマーククローネ(約6100億円)の損失も計上した。洋上風力で世界最大手の同社ですら、米国で手痛い失敗を食らった。

英BPも10月31日、北東部ニューヨーク州沖で進める複数のプロジェクトに関連し、5億4000万ドルの損失を計上したと発表した。共同でプロジェクトを進めるエクイノール(ノルウェー)も3億ドルの損失を計上した。BPは同州に売電価格の引き上げを求めたが却下された。両社はプロジェクトの継続を模索するものの、先行きは不透明だ。

この数日間で発表されたBPとエクイノール、オーステッドの決算で明らかになった損失額だけで合計7400億円規模に達した格好だ。

発電設備メーカーも打撃を受ける。米ゼネラル・エレクトリック(GE)は10月24日、23年と24年に約10億ドルの損失がそれぞれ発生すると公表した。受注設備の製造コストなどが契約金額を上回るためだ。

損失が相次ぐのは、インフレや金利上昇、サプライチェーン(供給網)の寸断といった外部環境の変化が重なったためだ。米ブルームバーグNEFによると、各社は2年前に発電コストを1キロワット時あたり7・7セントと見積もって地元電力会社などと売電契約を交渉したが、足元まで48%増の11・4セントに跳ね上がった。

そもそも米国に洋上風力の部品供給網はなく、ゼロから部品工場や港湾の整備が必要だった。なかなか終息しないインフレと米連邦準備理事会(FRB)の苛烈な利上げがダブルパンチとなって襲った。

バイデン政権にとっては大きな誤算となる。バイデン大統領は35年までに電力部門の脱炭素化を目指しており、その柱となるのが洋上風力だからだ。2030年まで3000万キロワットの洋上風力発電の導入を目標としている。大型火力発電所30機分に相当する発電容量だ。バイデン政権下では22年から内務省が沖合の海域リース権を巡る入札を行い、欧米企業が少なくとも合計50億ドル規模で落札した。

ホワイトハウスの報道担当者は1日、「マクロ経済が逆風となっているが、洋上風力の拡大機運は続いている」との声明を出した。バイデン大統領は洋上風力で雇用を創出し、脱炭素を推進して24年の大統領選でアピールする構えだったが、つまずいた格好。一方、下院を野党・共和党が握るなか、政府が大型支援に乗り出すことは見込みにくい。

米国で稼働している洋上風力はまだほとんどなく「伸びしろ」が大きいはずだった。だが、ブルームバーグNEFは米国が30年まで導入できる洋上風力は1640万キロワットにとどまり、政権目標の半分ぐらいになるとみている。BPの低炭素部門トップのアンニャイサベル・ドツェンラス氏は1日、「結局のところ、米国の洋上風力は根本的に崩壊している」と明言した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN01DQC0R01C23A1000000/
風の加減でダメになる風力発電や曇りの日や雪になると発電能力が下がる太陽光発電
再エネ全滅ですw
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