10月4日(水)
フランスでは、トコラジラミの急増により、社会問題と化している。下院議会において、与野党が舌戦を繰り広げていた。トコラジラミはカメムシの仲間で、人の血を吸う。
日本では、フランスほどトコラジラミが急増しているとはいえない。仲間のカメムシは、例年になく、個体数が多かったという。夏が長引くにつれて、生物相に変化が出ている。今後は、熱帯地方で大発生するマラリア蚊の生息域が広がることが懸念されている。
政治の場では、現在物価高対策が進んでいる。自民党若手有志の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は、9月4日の会合において、国民負担の軽減について議論された。政府が今月末にまとめる経済対策について、2%の物価安定目標を達成するまで、消費税を10%から5%へ引き下げる案を出した。消費税を5%に引き下げたうえに、商品販売価格が変わらなければ、その分物価が上がることになる。日本経済は、過渡期を迎えている。
今回のテーマは、ノーベル賞関連である。10月2日に医学・生理学賞、3日に物理学賞4日に化学賞が発表された。物理学の受賞者を中心に詳しく紹介する。
主題 ノーベル賞発表 医学・生理学賞 物理学賞について
年度の折り返しを迎える10月は、ノーベル賞ウィークとも重なる。2日に先人を切って発表されたのは、生理学・医学賞だった。2020年以降、世界全域にわたって流行をもたらし、経済活動に影響を及ぼしたコロナ・ウィルスのワクチン開発に貢献した2名が選ばれた。
受賞者は、独バイオ企業ビオンテック顧問のカタリン・カリコ氏(68)と、米ペンシルベニア大のドリュー・ワイスマン教授(64)である。新型コロナウイルスに対する「m(メッセンジャー)RNAワクチン」の実用化につながる新たな技術を開発したことが評価された。
詳細 NHK NEWS WEB 2023年10月2日付
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231002/k10014211101000.html
翌10月3日に発表されたノーベル物理学賞には、欧米の3名が選ばれた。
詳細 NHK NEWS WEB 2023年10月3日付
https://www3.nhk.or.jp/news/special/nobelprize/2023/physics/
受賞者
▽アメリカのオハイオ州立大学のピエール・アゴスティーニ教授、
▽ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学のフェレンツ・クラウス教授、
▽スウェーデンのルンド大学のアンヌ・ルイエ教授
写真 掲載元 上記のNHKサイトより
国籍も所属先も異なる3名の研究により、新たに素粒子の一つ電子を観測する手法を開発した。電子は、波のように振る舞う性質があり、我々人が観測することにより位置を確定する。3人の受賞者は、それぞれ異なる研究を行いながら、互いに電子の仕組みを追求した結果、「アト秒」と呼ばれる極めて短い時間単位を見出した。アト秒とは、我々の時間単位の1秒のマイナス18乗秒である。
以下 電子の観測手法に関するページ 日本科学未来館 アト秒で切り開いた!電子の世界 2017年8月10日付
https://blog.miraikan.jst.go.jp/articles/20170810post-264.html
我々人の目が認識できるのは、1秒の10のマイナス3乗秒といわれていた。1980年に、アト(10-18乗)秒より1つ遅いオーダーであるフェムト(10-15乗)秒に到達する。
写真 掲載元 NTTページ
https://www.f.waseda.jp/niikura/attosum.htm
1フェルト秒で起こる分子の動きを観測する手法を見出したアハメッド・ズウェイル氏は、1999年にノーベル化学賞を受賞した。
新たにさらに短いアト秒の観測手法を確立させたことにより、さらに科学の世界が広がる。波のように振る舞う電子の動きを特定することが可能になった。電子は、「ボーアの原子模型」という原子構造のモデルを使って計算すると、原子核の周りを一周150アト秒で回る。
この電子の観測する手法が、「アト秒パルス」(アト秒の短さだけ光るレーザー光)と呼ばれる装置だった。
受賞した3名は、互いに情報を共有していたのか、それぞれ一点に絞って研究したことにより、大きな成果を見出した。スウェーデン人のルイエ教授は、稀ガスに、強い光を当てると、波長が短い光が出ることを発見する。
稀ガスが放出する波長が短い光からヒントを得たアメリカ人のアゴスティーニ教授は、きわめて短い時間で起こる物理現象があると予測した。新たに実験で、観測史上最も短い時間に光を連続的に発生させることに成功した。
実験により、アト秒(1マイナス18乗秒)の間で起こる物理現象を確かめると、ドイツ人のクラウス教授は、定常的に観測できる手法を見出した。1アト秒の間で放出される光を、カメラのフラッシュのように1回だけ発生させたのである。
電子の観測手法を見出したことにより、医療の分野でも応用できることが期待されている。我々の目に見えない世界を追求する量子力学は、20世紀に発展した。先人の研究を引き継ぎ、科学者たちは、新たな事実を突き止めている。
10月4日(水)医学・生理学、物理学に続き、化学賞が発表された。受賞者は、量子力学の分野において貢献した3人である。
詳細 NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231004/k10014215441000.html
受賞者
▼アメリカのマサチューセッツ工科大学のムンジ・バウェンディ教授、
▼アメリカのコロンビア大学のルイス・ブルース教授、
▼旧ソビエト出身のアレクセイ・エキモフ氏
写真 掲載元 上記のサイト
受賞した3人は、1ミリの100万分の1の大きさになる「ナノ」の技術で作られた「量子ドット」と呼ばれる、極めて微細な結晶を発見した。非常に小さな半導体として使用される。2022年に家電や液晶モニターの生産を手がける大手SHARPは、次世代ディスプレーとして量子ドットを組み入れて、よりクリアな映像を実現に向けて、開発に勤しむ。
詳細 SHARPの量子ドットを使った商品開発について 日経X TECH 2022年12月5日付
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/07403/
量子ドットは、高輝度で高い色純度の光を出す。実体は、硫化カドミウム(CdS)やセレン化カドミウム(CdSe)に代表される直径数nmの半導体微粒子である。
より映像はクリアーになるとはいえ、寿命の短さが難点である。近年は、粒子の中心部と外層で元素の組成が変わるコアシェル型と呼ばれるタイプも増加した。量子ドットの寸法の変化に従い、異なる波長の光を出す。なぜ、多彩な色の光を出すのか、量子ドットの「バンドギャップ」と呼ばれる半導体が、その粒子の寸法によって変わるからである。
量子の世界は、今なお謎に包まれている。粒子と波の二重性を持ち、ニュートン力学では説明できない現象が起こっていた。量子の性質を解明することにより、コンピューターの発展に寄与し、我々の文明を飛躍的に向上させる。量子力学によって、我々の暮らしは大きく変わった。
以下 2019年のノーベル物理学賞に関する日記
��2019年10月9日付 2019年度ノーベル物理学賞 発表! 第2の地球探しに貢献 太陽系外惑星 ペガスス座51番星b、ケプラー22b
写真=上記の日記より 2019年度ノーベル物理学賞を受賞した3名 写真掲載元 2019年10月8日 21時41分 AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3248399
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973251701&owner_id=32437106
��電子の観測について書いた日記 量子もつれやシュレーディンガーの猫について
2023年5月27日 量子力学、量子脳理論、シュレーディンガーの猫等 追悼!ZARD坂井泉水17回忌、2023年第8回目5月21日(日)丹沢山麓秦野市を中心に旅する〜遠い日のNostalgia〜
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985146406&owner_id=32437106
■自民議連、消費税率5%を提言=経済対策、党内論争激化も
(時事通信社 - 10月04日 21:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7586214
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