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2022年04月30日21:45

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マーキュリー・ファー

4/7(木)PIA LIVE STREAMで、「マーキュリー・ファー」を見ました。

フォト


近年まれにみる激戦チケットだったから、ゲットできませんでした。
そして、若手の人気俳優2人が出演してるせいか、転売が相当多かったようですね。
あの席は、当日券として販売したのだろうか?
コロナ感染者が増えたから、テレワーク三昧の時期で、仕事が終わってから
自宅から三軒茶屋へ向かうのは、到底無理だったから、配信を待ってました。
とはいえ、「視聴用URLを取得後、5時間は視聴可能」という制約は厳しくないですかね。
アーカイブ配信で何度も見れるようにさせないって事ですよねボケーっとした顔

以前、高橋一生さんと瀬戸康史さんが兄弟で出演した初演のチラシを見た記憶はあるのですが、結局見に行ってなかったなぁ。
今回は、吉沢君が、この作品に出演を熱望していたと聞き、ちょっと見てみたくなりました。

フィリップ・リドリーの作品は、白井晃さん演出で何本か見た事あるけれど、
独特の世界観が広がっていて、見終わった後に、「ズーン」って重い事が多く…
今回見た「マーキュリー・ファー」は、ダントツで重かった考えてる顔

今回の出演者は、この方々。
吉沢亮、北村匠海、加治将樹、宮崎秋人、小日向星一、山崎光、水橋研二、大空ゆうひ

頭のいい兄である吉沢さんが、ちょっと知能が低くて、どんくさい弟北村さんを、
なんだかんだ言いながらも、可愛がってる様子が伝わってきた。
弟にとっては、無条件にお兄さんはヒーローみたいだった。
2人が昔を懐かしんで、テレビドラマ?か何かのごっこ遊びをやってるシーンだけが微笑ましい。

パーティと呼ばれるものを開催するために準備する2人。
そこへ色々な人が集まってくる。
そして、段々物語が進むにつれて、そのパーティーのおぞましい実態がわかる。

父親に虐待された過去のある兄弟、2人の母。
その母にしもべのように尽くす現在の恋人。その妹など。

バタフライというドラッグみたいなもので、ハイテンションにもなるけど、嫌な記憶も消える。でも、覚えておくべきことも忘れる。

何かわからないけれど、およそ普通じゃない世界で、極限状態の中、
あらゆる手段を使って生き抜こうとしてるのに、
その夜、自分がいる場所を攻撃される事実を知った時、一体何ができるのか。

「目的の為なら手段を選ばない」というのは、よくドラマや映画で聞いたりするが、
人間は、どこまで残酷になれるんだろうか。

冒頭から、吉沢さんは、フルスロットルで、ほぼ怒鳴りっぱなしのように、台詞を機関銃のようにしゃべりまくってる。
血管が切れるんじゃないかと思うほど…
大河ドラマでも、渋沢栄一は、血気盛んで熱い人だったけれど、それとは違う。
あれ以上に、何かに怒りを持って、挑みながら、生きてる感じがした。
毎回、へとへとになるだろうな、あの役。

一方、北村さんは、バタフライを飲みながら、現実逃避してる感じ。
自分が描く夢の世界で、時折過去の思い出を引っ張り出しながら、生きてる。
そして、どんな状況であっても、慕ってる兄が一緒ならば乗り越えていけるのかもしれない。
常に、兄に励まされながら…だから、兄がいなかったら、死んでしまうかもしれない。
とても、初舞台とは思えないほど、天真爛漫な部分と、傷つきやすい部分を演じていたと思う。

あ〜うまく言えない。とにかく「ズーン」「ドーン」って感じで、頭にも心にも重くのしかかるような舞台。
配信で見たから、一歩引いた感じで見た気がするけれど、会場にいたら、どうだったろう。
きっと、帰り道、わけもなく、打ちひしがれていた気がする。

2005年、フィリップ・リドリーがイラク戦争への抗議の意を込めて発表したという作品。
今また、ウクライナで戦争が起きている。
「歴史は繰り返す」というが、いつの時代も、権力を持った人間がやる事は変わらないのか。
誰か、彼を止める事が出来る人間はいないのか…
一日でも早く終わる事を、心から願う。
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