■経済危機のスリランカが非常事態宣言 停電頻発で抗議デモ拡大
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ラジャパクサは、反政府武装勢力との争いに勝利した英雄。その武装勢力との戦いにおいて、世界各国がスリランカをロクに支援しなかった中、唯一まともに支援してくれたのが中国。
大統領になったラジャパクサは、当然のごとく中国とベッタリ。中国の資金で開発をしまくったが、結局その莫大な債務のせいで、重要な港湾都市を中国に取られるなど いろいろとやらかしてしまい、国民の支持を失い退陣に追い込まれる。
下野したラジャパクサは、影響力を高めるべく民族主義と結びつく。民族主義を煽り過ぎたことが19年連続爆破テロ発生の一因であったが、時の政権がテロ対応に失敗したのをいいことに、一方的に政府を責め立てて政権交代にまで追い込み、代わって弟を大統領に据えて、再び権力に返り咲くことに成功する。
が、スリランカの外貨獲得手段の中でも大きな割合を占めていた観光収入は、テロの影響で大きく減少。さらに翌年には新型コロナの流行が始まり、観光収入に追い打ち。スリランカは深刻な外貨不足に陥る。
そうした中、ラジャパクサは、国内産業の中でも大きな割合を占める茶葉の生産において、有機農法を奨励し、化学肥料・農薬の使用を禁止。化学肥料と農薬の輸入が止まる分だけ、外貨流出が減るはずだった。
しかし、現代の大規模農業において、化学肥料と農薬の不使用は無謀でしかなく、茶葉の生産は一気に激減。輸出作物の不作によって、外貨不足はさらに深刻化。あまりの外貨不足のため、ついには なけなしの茶葉と資源との物々交換貿易をするにまで至る。
もちろん、そんなことでは資源の不足は解消できず、ついに発電所が動かせなくなり、1日13時間もの停電状態。中国への莫大な債務は、相変わらず財政を圧迫し、中国が多少猶予してくれたとしても、どうにもならない状況。国民もとうとうブチ切れて、抗議デモが頻発するようになった みたいな話。
まぁコロナの流行という不運はあったものの、おおむねラジャパクサ自身がやらかしたことが返ってきてるだけ という印象。もっとも20年総選挙でラジャパクサ率いる与党は議席のおおよそ2/3を獲得しているわけで、これが「スリランカ国民が選んだ道」ということではあるが。
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