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2021年10月29日20:25

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心豊かな楽しい老後に備える その51

それは今年の春のことだった。
あの FOSTEX から気になる「限定品」なんぞが販売されたのである。
気にはなったのだけれど、当初の私は「ふぅ〜ん」の程度で「欲しいっ!」までには至らなかった。
なのだけれども…? 
その Spec Sheet を改めて観察しているうちに「むむむ…?」な存在になっていったのだ。
その限定品とやらの販売方法がこれまた「いやらしい〜」のだよ。
その販売期間を複数回に分けてという「いやらしさ」で私の興味を引き伸ばしにさせたうえ、その最終 Lot が今年の10月末から販売店舗へ配布開始と来たもんだ。
つまりは今が手に入れる Last Chance ってことかい? 
ん〜〜〜。
私は「買わずに後悔する」くらいなら「買ってから後悔する」を選ぶ。
よしっ、買っちゃおう! …で某 Audio Shop の Web Site で「ぽちっ」たのは 10/23(土)のことだった。
ん〜、注文を入れるのが遅かったから、我が家にそれが届くのは11月の中旬頃になっちゃうんだろうな…。
 

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…と思っていたそれが、だよ? 
うわっ… !? 
まだ Maker の FOSTEX から Audio Shop へ配布する前だったであろうに、だよ…? 
注文した翌々日の10/25(月)に、この重い荷物が我が家に配達されちゃったのだよ。
 

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早速に開梱する。
 

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うわっ… !? 
本当に? 
こんなにも早く来ちゃったのかよ、おいっ…? 
 

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おぉ〜! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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その気になる限定品だったのは、口径 16cm の Full Range Speaker Unit の “FE168SS-HP” だ。
 

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その構造はこのとおり。
従来の Orthodox だった Double Cone から “HP”(Hyperbolic Paraboloid)へと大きく変わってしまった振動板やら何やらは「FOSTEX 好き」な方々には周知のとおりのそれ。
圧巻は「超猛烈」な Magnet の2枚重ねである。
 

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その Spec はこのとおり。
ん〜〜〜。
FOSTEX の “FE” Series で口径 16cm Unit の恒例。
普通に考えればもっと小口径の Unit こそ「高域再生に優れてる」筈なのに、同じ FOSTEX 製で小口径な 10cm の Unit よりも高域の再生能力に長けている。
その科学的根拠は不明だが、これぞ FOSTEX 製の “FE” Series で口径が 16cm の Unit の魅力なのである。
 

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Maker の FOSTEX が推奨する Enclosure(Speaker の箱)は当然の如くに Back Loaded Horn Speaker(以後称:BH) だ。
 

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その板取りもこのように記されている。
つまりは理想的な BH(という Speaker の箱)を自分で作りなさい! …ということ。
 

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これが限定配布の “FE168SS-HP” の振動板である。
従来の Orthodox だった Gather Edge をも廃したそれに当初の私は否定的だったのだけれど…? 
もう「この形状」になってからしばらく経った実績もあるのでね。
そろそろ「信頼しても良いのでは?」な期待もあって導入へと踏み切った次第である。
 

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それにしても、その “FE168SS-HP” という名称が凄い。
FOSTEX 製の “FE” Series では…
 猛烈な Magnet に変更されたのが、その名称の最後に “Σ”
 その “Σ” を超える超猛烈な Magnet を搭載したのが、その名称の最後に “Super” 
…だった。
しかし、これは “Super” の更に上を行く “SS” という凄い名称なのだよ。
 

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その超猛烈で “Super” な Magnet をだよ、恐れ多くも2枚重ねにしちゃった “Super” に “Super” だから、その名称の最後に “SS” というそれ。
その口径は 16cm(つまりはおよそ 160mm)なのに、Magnet の直径は 146mm という問答無用で「アホだろ?」な大型の Magnet を2枚重ねなのだから尋常ではない。
 

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その圧巻の “Super” に “Super” な Magnet が、これ。
もうどうよ、これ…? 
これぞ BH 以外にその「使い道は無し」の勇姿である。
 

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そしてその翌日には別途に注文したこれも我が家に届いた。
 

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早速に開封。
 

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おぉ〜! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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取り付けに必要な全てが同封されたいたぞ。
 

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これまでこの私を限りなく HiFi(原音を高忠実度に再生)で楽しませてくれたのが、この FOSTEX “6N-FE168SS” と、我が教祖様(Audio 評論家の故・長岡鉄男氏)の設計どおりに作成した “D37” という BH との組み合わせ。
そんな “6N-FE168SS” も型式の末尾は “SS” のとおりで “Super” に “Super” な Magnet が2枚重ねという、’97年に数量限定販売の希少品である。
黒い Gather Edge に無漂白の Double Cone のこれこそ従来の “FE” Series だった。
型式の頭の “6N” とは 6 Nine の略称で、これの Voice Coil には純度が 99.9999% 以上(9が6つ並ぶから 6 Nine)という猛烈に高純度な無酸素銅の Cable を使った贅沢さも素晴らしかった。
そうそう、思い返してみれば…? 
広さが10帖程度の我が家の Listening Room では、口径が 20cm の BH では強烈過ぎたぞ…(泣) 
それはもう色々な BH のあれこれを試してみたけれど、結局は口径 16cm のこれに落ち着いたのである。
ん〜〜〜。
Speaker(の Main Unit)ってぇ〜のは「6半で始まり、6半で終わる」という世間のそれに大きく頷いてしまう昨今の私である。
その「6半」とは 6.5inch 、つまりは 16cm の口径の Full Range Unit を意味する。
中域を中心に最も High Balance な Speaker Unit こそ「6半」の Full Range という Audio での格言だ。
そんな「6半」の “6N-FE168SS” も、発売されてからもう20年以上だよ。
しかし、20年以上を経過した今でも猛烈に High Speed で猛烈に HiFi Sound なそれに衰え無し! 
不老不死で今日も猛烈に High Speed な BH だからこその素晴らしさで、この私をとことん刺激してくれる。
…なのだけれども? 
私も歳をとってしまったのか「そろそろ落ち着き感もある BH な音を…」なんぞを求めるようになってしまったのである。
そこへ、そんな期待に応えてくれそうな雰囲気で現れたのが、今年の限定品の “FE168SS-HP” だった、という訳だ。
 

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…が、しかし? 
既存の “6N-FE168SS” よりも更に強烈な Magnet で奥行き寸法も更に大きいので、私の “D37” にはそのまんま取り付けが出来ないというのだよ、おいおいおいっ…? 
BH は「空気室」という空間から Back Loaded で末広がりの Horn になるのだけれど、この猛烈な Magnet による奥行きが故に “D37” の空気室の壁に Unit が当たってしまうんだそうな。
あちゃ〜。
せっかく ¥77,000 も出して買ったのに、既存の “6N-FE168SS” と取り換えっこが出来ないだぁ〜なんて? 
 

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…で、ついでに購入したのがこれなのであった。
世間では Sub Baffle やら Adapter Ring やらと言われている、厚みが 15mm のそれ! 
これを Baffle と Unit の間に入れる(挟む)ことで奥行きに 15mm の余裕が生まれるので、私の “D37” にも “FE168SS-HP” が取り付け可能になる「必須!」の存在。
理想的には同様の形状で真鍮製の FOSTEX “P168” を使いたいのだけれど…? 
それは既に製造・販売は中止され、その中古品どころか模造品であろうとも「うわっ… !?」なお値段ばかりで、残念だけれど今は手を出せないのである。
ん〜〜〜。
でも、いつかは真鍮製に! 
でも、当面は木製の安いこれで我慢しましょ…(泣)
 
さぁ〜、準備は整ったぞ。
“6N-FE168SS” から “FE168SS-HP” に交換で音は激変するであろう。
その変化してしまうであろうな概ねの方向性は想定しているけれど、全てが想定の範囲に収まる筈も無いのが Audio の楽しさ面白さであり、ややもすると辛くて嘆き悲しむ茨の道が待っていたりもする? 
そんな悪い方向性も「想定の範囲だったわさ」で収まってくれれば良いのだけれど、こればっかりは「やってみないとわからない」の世界。
でもまぁ〜、急がず慌てずでじっくりと(辛さをも?)楽しみながら、私好みの音の “D37” に仕上げて行く所存である。
その理想を追い求める作業が生涯「死ぬまで…」になってしまっても、それはそれなのだよ。
Analog Audio には、死ぬまで「己の理想を追求し続ける」というお楽しみがある! …だろ? 
私のような身分の「B級な Audio」であろうと、知恵と経験と努力の積み重ねで「己の理想」なんぞを追い求め続けられるのだよ。
これぞ、Audio の本当の面白さと楽しさ! …だろ? 
私はそう思う。
心豊かな楽しい老後に備える為にも、久しぶりに新たな石を投げようとする私なのであった。
さてさて、いつからその作業開始としようかしらん…? 
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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