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2021年01月24日01:26

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心豊かな楽しい老後に備える その29

公私共に多忙な日々が続いてしまい、日記に記しておきたい出来事を速やかに記せない状態が相変わらず…。
お題の件、そのあれこれを日記に記し、自分の記憶に残しておきたい。
 
生涯、死ぬまで AD(Analog Disk)で音楽を楽しむ。
心豊かな楽しい老後を迎える為にも、今は Analog Audio と Jazz の AD の充実に注力する。
…と決めてから、Jazz の AD 収集を始めたのは ’18年の3月からであった。
これまでの日記にも記したとおりで Soft Ware は怒涛の勢いで増えたものの、さて Jazz に合う Pick Up Cartridge の充実はいかに…? 
ん〜。
これは難しい課題である。
そもそも私の場合…? 
その昔は軽量かつ軽針圧の High Compliance なのが好みだった。
だったのだけれど、歳をとったらば自分の嗜好に変化というか「広がり」のようなものが加わってしまった? 
若い頃は「大嫌い」だった Low Compliance な部類の Pick Up Cartridge の音も「ん〜、これはこれで悪く無いじゃん」にまで嗜好の範囲が広がってしまったのである。
若かったあの頃の私にしてみれば、今の私は「想定外」な嗜好の持ち主でびっくり! …であろう。
そんなこんなで現在の Main は DENON 製の “DL-103” Series という私は、その “DL-103” こそ「日本の Standard でしょ!」に漸く気が付いた、という昨今である。
現在、“DL-103” Series の針圧は Maker 指定のちょい手前である 2.4g で愛用している。
ん〜、その昔は 1.0g 前後の針圧の High Compliance な Pick Up Cartridge ばかりの私だったのに…。
そう! 
とにかく針圧が軽いのが好みだった。
本当の音を HiFi(高忠実度再生)で楽しむには High Compliance な Pick Up Cartridge が必須! 
この思いは今も不変である。
だが、しかし…? 
その針圧が軽いが故の Demerit もあった。
それは AD ならではの Scratch Noise をも、High Compliance だから馬鹿正直に拾いまくるのだ。
あの「パチパチ…」やら「ジリジリ…」と喧しい Scratch Noise は AD の宿命。
これが嫌で嫌で AD とは別れを告げ「CD に移行してしまった!」という貴兄も少なくなかろう。
この私も御多分に漏れずであった。
しかし、CD と AD とを聴き比べると圧倒的に AD の方が音が良いことに気付いてしまった貴兄も少なくないようだ。
これもこれで、私も御多分に漏れずである。
Scratch Noise とは無縁な CD の Dynamic Range は確かに凄い。
けれども 20kHz で「ばっさり…」の PCM 方式を採用した CD の音にはどうしても限界がある。
AD を楽しむに返り咲いた私だけれども…? 
CD の Dynamic Range を知ってしまうと、やっぱり AD が故の Scratch Noise への対策は永遠の課題だったりする。
一方、針圧が重くて Low Compliance なのは Scratch Noise に強い。
悪く言ってしまえば Scratch Noise にも「鈍感」なのである。
その究極(?)のひとつが ortofon 製の “SPU” Series であろう。
北欧の Denmark に本社を構える ortofon が世界初で MC(Moving Coil)型の Pick Up Cartridge をこの世に送り出したのは ’40年代の終り頃とのこと。
そして ’50年代の終り頃には Stereo でも世界初となる MC 型の Pick Up Cartridge を誕生させた。
その名も Stereo Pick Up の頭文字から “SPU” である。
出たと同時に世界中で称賛され、多くの国の国営放送局などで採用されたのは周知のとおり。
21世紀の今も続く “SPU” Series の中でも、その「元祖」的な存在なのが初期の “SPU A” であろう。
世界が認めた存在で Analog Audio の歴史に燦然と輝く “SPU” Series なのだけれども…? 
若い頃の私はこれを完全に否定派だった。
あんなにも「大嫌い」の “SPU” Series だったのに、今では「 ‘50年代の Jazz にはこれぞ最適かも?」なまでに私の嗜好は広がってしまったのだから自分でも驚いている。
およそ3年前に DENON 製の AD Player “DP-900M�供� を我が家の Listening Room に加えた理由のひとつが「Sub Weight 無しで “SPU” も使えるから!」だった。
実際に “SPU” を使ってみたらば「Jazz にはやっぱり “SPU” もでしょ!」を激しく納得してしまった次第である。
世間では鈍臭いやら何やらで過小評価の DENON “DP-900M�供� なのだけれども…? 
ortofon の “SPU” とは大変に良好な Matching ぶりで「この組み合わせは大正解だった!」と私は正直に喜んでいる。
今後は “SPU” Series の中から私好みな奴も探してみたい。
更には…? 
KENWOOD 製の AD Player “KP-1100” でも ortofon の “SPU” を使ってみたい! 
…というアホっぽい発想に到ってしまう。
しかし、それには Torn Arm に Sub Weight の追加が必須なのも周知のとおり。
けれども、せっかくの “D.S. Arm” に余計な細工はしたく無いし…。
あぁ〜、どうすれば良いのやら…? 
そんな事をもやもやと考えていたらば突如に「おぉ!」なのが現れたのだ。
 

フォト

いつものお店 Cafe CRESCEND の馬場さんから「これ、試してみれば?」で拝借する事になり、我が家へと持ち帰ってしまった、これ…。
 

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そう! 
ortofon の “SPU” Series! 
…に見えるのだけれど? 
 

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Shell は樹脂製の “SPU” Series なのだけれど、中身の本体は “SL-15” という「なんちゃって SPU」である。
 

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しかもこれの Lead Cable は Spring Coil のような裸線だった。
裸線なので接触(によって短絡)を防ぐ為の透明の Spacer も備わっていた。
馬場さんは「高音質な Lead Cable だよ」と仰っておられたけれど…? 
ん〜、どうなんだろ? 
正直なところ「嫌な予感…」の私なのであった。
 

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重量を比較してみよう。
私の手持ちの “SPU” は 32g もある。
 

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一方の「なんちゃって SPU」な “SL-15” は 19g と軽量。
指定の針圧も 0.75〜2.00g で最適値は 1.50g という軽針圧。
乱暴な言い方をすれば High Compliance な “SPU” ってところか? 
これが発売された当時の評論を調べたところ…
 軽針圧の “S-15” で惨敗した過去を克服した “SL-15” が登場
 軽針圧でも ortofon の音を受け継いでいる 
…と概ね高評価なそれらを散見する。
そうとあらば、是非とも “KP-1100” で試してみたいぞよ。
 

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では早速に Overhang の調整を…。
 

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“KP-1100” から取り外した “DL-103 LC�供� と合わせようと確認したらば、あらま…? 
その差は 0.7mm だけ “S-15” が短い状態だったので「これは誤差の範囲」と己に言い聞かせ、このまま使う事にした。
 

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前述のとおりで “DL-103 LC�供� の針圧は 2.40g だった。
 

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“SL-15” の指定針圧は前述のとおり 0.75〜2.00g で最適値は 1.50g なのだけれど「先ずは上限の 2.00g で試してみよう」である。
 

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ん〜〜〜。
なんちゃって、であろうと “KP-1100” にまさかの “SPU” という違和感の眺めが面白いぞよ。
 

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試聴の為の AD は毎日聴いても飽きない “Left Alone” を選んだ。
 

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では、聴いてみよう。
ん〜〜〜。
んっ…? 
あらら…? 
こりゃ〜随分と音が小さい(出力電圧が低い)ぞ。
なので Amp. の Volume はどんどん右回しに…。
時計で例えると “SPU” で Volume が「10時」での音量は、この ”SV-15” だと「12時」どころか「2時」の辺りまで上げないと、である。
音も独特。
いや、独特というより異様である。
それはまるで「右肩下がりの f 特性」のような音。
低域は、無駄な手間とお金を費やした馬鹿っぽい Car Audio の「だらしない低音」のそれ! 
何故か Speaker を LED 等で電飾しちゃうアンポンタン…。
そのアンポンタンな Car Audio が大好きな連中が「これぞ重低音」と喜んじゃうような、それ! 
全く締りの無い、猛烈に Booming で不快な低域に私は興醒めさせられる。
そして中域、高域と周波数の上昇と共に Level がどんどん減衰していくように聴こえる。
おかしい…。
何かが根本的におかしい。
MC Input は 3Ω でも 40Ω でも「右肩下がりの f 特性」のような音に変わり無し。
やっぱり私の「嫌な予感…」は的中だったのか? 
 
…なのだけれど、アンポンタン mixi の「本文を10000文字以内で入力してください」という身勝手な制約により、ここまで。
次回に続く。
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